アサギマダラと高知の自然のブログ

  旅をする不思議な蝶、アサギマダラと高知の自然の日記

カエデについて

2010年05月15日 | 植物
 山ではもうすぐ新緑の季節になる。芽吹きが終わって薄い緑につつまれた風景はとても鮮やかだ。
新緑の中でも私が好きなのはカエデの仲間。カエデといえば紅葉と思う人が多いと思うが、私は新緑や深緑の頃の方が好きだ。樹木を憶えはじめた時、はじめに憶えたのもカエデの仲間だった。
ということでカエデについて少し書いてみる事にした。

 カエデを勉強してみるといくつかの仲間に分かれる事が分かる。稲叢山でよく見るカエデを例に挙げてみるとまずコハウチワカエデ。葉っぱの付き方を見ると枝があっちこっちにに分かれて広がってついている。


 これは暗い林内でわずかな光を少しでも受けようとする形態のように思える。
オオモミジなども同じような付き方だ。


 これに対してウリハダカエデなどはとにかくまっすぐにのびているようだ。こちらはとにかく早く大きくなって周りよりも高くなって光を受けようとしているようだ。


 コミネカエデも同じような感じがするが、こちらは条件によって枝の伸び方が違うように見える。


 この違いは冬芽の時から見える。コハウチワカエデやオオモミジなどは頂芽が二つ(仮頂芽)がついているが、ウリハダカエデやコミネカエデは一つの頂芽だ。
また、コハウチワカエデは冬芽の中に入っている葉っぱしか出てこないようだが、ウリハダカエデなどはその後も出てくるようだ。
コハウチワカエデの冬芽。


 ウリハダカエデ


 コミネカエデ


 まだまだよく分からないが、見た感じで何となく思った事を書いてみた。私は植物はあまり詳しくないので、はっきり言ってテキトーなことを書いてると思ってもらった方が良いと思う。

 ちなみに今日も稲叢山に行ってきた。今日は昼過ぎまでとても良い天気で、見通しも良かった。室戸まで見る事が出来た。


 アケボノツツジもまだけっこう残っている。ゴヨウツツジはこんな感じ。



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