アサギマダラと高知の自然のブログ

  旅をする不思議な蝶、アサギマダラと高知の自然の日記

早明浦ダム湖から瀬戸川沿い散策

2010年03月23日 | 自然観察
 私にしては珍しくネット仲間の方々と植物の散策。詳しい方々ばかりなので、こういった散策はとても勉強になる。

 早明浦ダム湖の上吉野川橋で待ち合わせ。この時期にしては珍しくダム湖はほぼ満水状態だ。


 いつもなら早明浦ダム湖沿いだけでも昼頃になりそうなくらいじっくりと観察される皆さんだが、今日は稲叢山あたりまで行くつもりなのでそこそこに。
瀬戸川にはいると何と早くもキシツツジが咲き始めていた。まだ3月だというのにどういう事なのかと思ってしまう。


 昼食はアメガエリの滝でとる事にした。ここは私の好きな滝だが、近くに来るのは久しぶりだ。
今日は水量もそこそこ多く、迫力があった。


 滝から落ちる水の様子をハイスピード動画で撮ってみた。見ずに落ちる様子やミルククラウン?が少し分かって面白い。


 ここではさすがに咲いていないだろうと思ったキシツツジが咲き始めていた。例年だとここのキシツツジが満開になると稲叢山のアケボノツツジも見頃になるが、それなら今年は相当早く咲いてしまうのだろうか。


 瀬戸川の終点で稲叢山へ。ここの目的はトウカイスミレだったが、さすがに少し早かったようだ。それでも開きかけた花もあった。



今年初の横倉山

2010年03月21日 | 
 今日は以前から予定していた横倉山へ。昨年に気が付いた植物の冬芽を見るのが目的だ。

 朝から強風と黄砂で雨は降ってないもののかなりの悪天候。第一駐車場に着いた頃には山頂はそこそこ見えているが、越知の町は殆ど見えない。


 今回は初めて下から兜嶽にむかって登ってみる。上から見た感じでは相当きつい登りだろうと思っていたが、予想よりは楽なようだ。


 カブト岩の手前あたりにちょっとした広場がある。そこでひと休みしながら色々探してみると、ヒメミヤマスミレやイチヤクソウがある。


 カブト岩の直前。岩場には岩松がたくさんある。時期を変えてくれば面白いものも見つかるかもしれない。
岩場に鎖がかかっていたのでトライしてみたかったが、かなりの強風なので今日はやめておく事にした。


 カブト岩あたりに来ると黄砂もかなり薄くなっている。


 ここが今日の目的地なのでしばらくあれこれと散策。このあたりはこのあたりの岩場は日本最古の火山活動で出来た溶結凝灰岩というものらしい。
同じ岩場でも馬鹿だめしあたりのような石灰岩地とは植生がかなり違っていて面白い。


 1時間ほど散策した後、横倉宮へ。この尾根沿いの照葉樹林は何度来ても飽きる事がない素晴らしい森だ。
横倉宮あたりに来ると少し暖かくなってきた。


 お決まりの馬鹿だめしからの展望。黄砂はほとんどなくなったようだ。


 ここで昼食をとった後、展望所へ。特に行かなくても良かったが、少し時間が早いので言ってみた。


 今日はここまでで、帰りは表参道を降りる事にする。帰りの照葉樹林は何度来ても良い雰囲気だ。
横倉宮ちかくのアカガシの大木。


 駐車場に帰った頃にはすっかり見通しも良くなっていた。


 

桜の季節

2010年03月11日 | 植物
 今朝のニュースで高知でサクラが開花したと聞いた。しかしサクラなんてもう一週間以上前から咲いているのであまりピンと来ない。

 桜の開花といえば一般的にはソメイヨシノだが、私は全く興味がない。私が好きな桜は何と言ってもヤマザクラだ。エドヒガンも捨てがたいが、やはり好きなのはヤマザクラ。

 昨日も横浪を通ってみたが、たくさん咲いている。照葉樹林の多い横浪だが、変化の少ない山肌をヤマザクラが色づけている。


 ヤマザクラは花と一緒に葉っぱも芽吹く。芽吹いた葉っぱはどれも同じではなく、色んな色を見せてくれる。
赤い芽吹きだと花までピンクのように見える。


 緑に近い芽吹き。花まで違って見える。


 実際の花は多少ピンクがかっているものもあるが、基本的には白い。だから葉の色がうつって色が付いているように見えるのかもしれない。


高知市周辺をブラブラと・・・

2010年03月06日 | 自然観察
 今日は雨だったので家でのんびりとビデオでも見ようとレンタルビデオに行ってたら、昼前頃に雨も上がった。明日も雨のようなのでこれはもったいないと思い、急遽北山方面に車を走らせた。

 天気は良くないが気温が高いので蝶でも見られるだろうと思って探してみた。最近はやたらと暖かいせいか芽吹きもけっこう始まっていた。
アケビの芽吹き


 気温が高いおかげで蝶はけっこうたくさん見られた。といってもほとんどはルリシジミかスジグロシロチョウばかりだが・・・。
ムラサキシジミをマルチモーションで撮ってみた。曇だったのでちょっとぼけている。


 ここ最近は4月頃のような陽気が続いているが、ちょっと見ていない間にすっかり春になったようだ。
ヤマザクラもポツポツ咲いていた。


 新しいデジカメを買ってから撮るものが殆ど鳥や昆虫になっている。暖かくなって虫たちが見られはじめたのでこれからますます多くなるだろう。
ルリシジミを高速連写で。


 旧土佐山から鏡あたりをまわって最後に石灰岩地に行ってみた。このあたりだけ植生が変わっている。
ヒメイカリソウは終わりかけのようだ。


 ここも横倉山と同じくイワシデが群生している。近くでは見られないが、花も咲き始めていた。



 ヤマザクラも咲き始めたが、トサノミツバツツジやコバノミツバツツジはほぼ見頃になっているようだ。


 最後にハイスピード動画を一つ。なかなか動かないので石を投げてみたら菜の花から水玉が飛んでいく様子が面白かった。
 

源流のマンサク

2010年03月03日 | 自然観察
 今日は休日出勤の代休でめずらしく平日の休み。天気もまぁまぁだということで源流にマンサクを見に行った。

本川にはいると曇り空。それでも雨はふらないだろうと出発する。
登山口あたりは植林でつまらない。本当の源流の始まりはここから。


 ここはヤマシャクヤクがとても多い。昨年は一昨年より開花がかなり早かったが、これは気温のせいではなく積雪量が関係していると思う。
それを考えると今年も開花が早そうだ。


 今日はマンサクを見るのと動画を撮るのが目的なのでここまで。このあたりでも咲いているが、木が小さいので花の数は少ない。


 少し戻って沢に降りたところにあるマンサク。ここが花の数や雰囲気が一番良い場所。
昨年は花が少なかったが、今年はたくさん咲いている。


 足元を見るとマンサクの花が落ちている。


 今日はここまでだったので昼過ぎには下山し、あとは帰り道であれこれ見て回る。
川原に降りるとネコヤナギ。よく似合う風景だ。同じく川原でよく見るカワラハンノキは花がほとんど終わっていた。


 さらに国道沿いをウロウロしているとトサコバイモがあった。以前に一度だけ教えてもらって見た事があったが、国道沿いにあるとは思わなかった。しかも探してみるとたくさんある。


 錦山にも寄ってみた。トサミズキが咲いている他はとりたててめぼしいものはなかったが、マムシがとぐろを巻いていた。


 おもしろがって突っついているとしっぽを振って威嚇している。ハイスピード動画で撮影してみたが、スローになるとただ可愛くシッポを振っているだけのように見えてしまう。