アサギマダラと高知の自然のブログ

  旅をする不思議な蝶、アサギマダラと高知の自然の日記

紅葉の石鎚山へ ②  墓場尾根~東稜ルート下山

2013年10月21日 | アサギマダラ
天狗岳から南先鋒へ到着です。
石鎚山の見どころは南先鋒から先の岩場にあるので、今回は初めて行ってみることにします。


 振り返った天狗岳。
弥山から見るのとは違った様子ですね。


 次は墓場尾根を目指して南先鋒から下っていきます。
100mくらいは下るでしょうか。


 横から墓場尾根が見えるポイントに到着。
ここから墓場尾根には岩場をよじ登っていかなくてはいけません。


 墓場尾根の上まで来たところから東稜の紅葉がよく見えます。
この辺りが一番キレイですね。


 墓場尾根には先客が登っています。


 戻ってこられたところを入れ替わりで行ってみます。
墓場尾根の上は一人がやっと立てるほどの狭いスペースしかありません。


 墓場尾根から南先鋒を見上げると全く違った光景です。
やりのように尖った岩場ですね。


 これでも今年はあまり良くない紅葉。
いい時を見てみたいですね。


 下山は東稜ルートを下ります。
ここで登山口でいたカップルも同じルートを下るようですね。
最後のカニのタテバイには夏に来た時にはなかったロープがつけてありましたが、それでも登れない人が多いようです。


 カニのヨコバイあたりの様子。
あまり危ないとは感じないんですが、この岩尾根は両側が切り立っているので、落ちたらアウトですね。


 少し下ったところからは南の展望が開けます。
ちょっと霞んでるのが残念。


 振り返るとまだ登ってる人も結構いました。
でも、ここを登りたい気持ちはよく分かります。


 矢筈岩の下まで降りてきました。
傾斜がきついので、下りでもけっこう足にきます。


 東稜ルートも下まで降りてくるとだいぶ緩やかになってきます。


 下山時に振り返ってもまだ全く雲がない天気。
こんな天気が続くことはめったにないでしょうね。


 登山口であったカップルとは下山も一緒になりました。
コースも時間も一緒だったことになりますね。
紅葉はイマイチだったけど、石鎚山本来の姿を見られて楽しい登山でした。


 今回のトラックログです。


 トラックのグラフ。


 GoogleEarthだとこんな感じです。


白髪山・4月29日

2013年05月03日 | アサギマダラ
 GW前半の二日目は白髪山に行ってきました。
ここのヒノキの森は私の大のお気に入りなので。

 登山口に着いた頃には天気も快晴。
今回は行川ルートで登りました。
このルートは最も短いルートですが、ヒノキの森を堪能するにはいいコースです。


 30分ほど登るとヒノキの森に入ります。
のっけから蛇紋岩の岩にへばりつくすごいヒノキが迎えてくれます。


 この時期はちょうどアケボノツツジの時期。
ヒノキ林の中でひときわ目立っていました。


 このルートは殆どが蛇紋岩がゴロゴロした露岩地。
土の上に立ってるのは殆どありません。


 山頂が近くなってくると明るくなってきます。
山頂付近は環境も厳しいので、ヒノキも長く生きる事が出来ないんでしょうね。


 山頂のすぐ手前の岩場から白骨林がよく見えます。
これもこの山の特徴。


 山頂よりもこの岩場の方が展望はいいですね。


 山頂は素通りして、次の目的の八反奈路へ。
反対へ降りますが、ヒノキ林はずっと続きます。


 しばらく下ると落葉樹林へ。
このあたりもアケボノツツジが多い。


 稜線から八反奈路へ下るのは道は無く、テープの目印だけになります。
このあたりはブナ林ではなく、ケヤキやトチノキ、カツラなどの大木が多い渓畔林ですね。


 今回の一番の目的はカジカエデの花でしたが、残念ながら花は見つけられませんでした。


 八反奈路へ着くと4本のヒノキの巨木が迎えてくれます。
ここから道が整備されてますが、今回はパス。


 ここは保護林内とはちがって露岩地では無いんですが、それでもかなりの根下りになってます。


 帰りは八反奈路への道と行川ルートを途中でつないでる道を通ってみました。
今は通らせないようにしてるみたいだけど、少し藪になってる以外は通りづらくも無かったですね。
このあたりもやはりヒノキ林が素晴らしい。


 昼から曇りましたが、下山した頃には山頂付近はガスってました。
ちょうど良いタイミングで登れたようです。



大堂海岸でマーキング③

2012年11月08日 | アサギマダラ
 大堂海岸での最終日。
予報では午後から曇るようなので、午前中が勝負になりそう。
この日は少し雲が出ていたので、日の出は一番良かった。


 午前中は昨日に続いてまだ少なかったが、さらに奥に行ってみるとそこそこの数がいた。
この日は渡りに入ってしまうかもしれない。


 昼前あたりから少しずつ増えてきた。
気温が低いせいか、暖まってる姿を見る事が多い。


 薄雲が広がっているなと思っていたら、久しぶりに日暈が見られた。
これを見られただけでもちょっとうれしい気分になってしまう。


 最終日のマーキングは211頭。
3日で683頭だったので、まずまずの数だと思う。
再捕獲では今年初めてのデコマークがいた。
福島県からです。



大堂海岸でマーキング②

2012年11月08日 | アサギマダラ
大堂の二日目は前日よりさらに雲が少ない快晴。
これだけ天気が良いとさらに期待してしまうが、前日までの一週間で1500頭以上にマーキングしているので、さすがにきびしい感じがします。


 一通りまわってみても前日より明らかに数が少ない。
その上、マーキングした蝶ばかりなので、なかなかきびしそう。
こんな日は観察出来ないかとウロウロしていると、カマキリに捕食されるシーンに出会った。


 ここで愛媛のH先生が来られたので、大堂はお任せして私は姫の井へ行ってみる事にした。
こちらはもう少ないが、数日前の大堂からの移動が2頭みられた。
天候や風の状態によって、大月町でウロウロしているような感じが見られる。
ここではセセリチョウやムラサキツバメがたくさんでした。


 その後、安満地から観音岩あたりをまわってみたが、やはり少なかったので、大堂感が巡りをしてみた。
定番の観音岩。


 お万の滝はいつ見ても恐ろしいほどの断崖絶壁。


 そこから花を見に海岸沿いを走ってみた。
海岸沿いではソナレノギクやアゼトウナなどが群生。


 最後に大堂で少しマーキングしてこの日は終了。
マーキング数は101頭と、前日の3分の1以下だった。
でも、この日は前日よりも焼けてきれいな夕焼けが見られました。


 星空も二日続けて申し分のない様子。
月が昇り初めの頃には焼けた月が見られたが、どの画像もブレブレ。


大堂海岸でマーキング①

2012年11月08日 | アサギマダラ
 週末は二泊三日で大堂海岸に行ってきました。

 朝5時過ぎに出発したので、ちょうど黒潮町の海岸沿いで日の出。
最高の天気です!


 大堂に到着したのが8時前。
最高の天気で期待が高まるところだが、ここに来るまでに全くアサギマダラを見ていない。
展望台や駐車場はポイントなのに、かなり不安になってきた。


 展望台やお猿公園周辺でいないので、別のポイントに行ってみると、スゴイ数のアサギマダラが!
今年は草刈がされてないので花が多く、アサギマダラもわんさかいる。


 アサギマダラは群れる習性があるので、マーキングした蝶が一つの株に良く群がる。


 この日のマーキングは371頭。
かなりの数だが、これでも前日までのマークがかなり多かった。
捕獲だけなら400頭は軽く越えている。
再捕獲は7頭でした。


 
 夕方にはいなくなるので、いつものように夕焼けの撮影へ。
空気がかなり澄んでいたので、あまり焼けてないですね。


 夕焼けは雲がなかったのでイマイチでしたが、こんな天気の時は満天の星空が見える。
今の時期は月が昇ってくるのが遅いので、それまではホントに素晴らしい星空でした。




アサギマダラの幼虫観察in蟠蛇森

2012年02月27日 | アサギマダラ
 今日は魔法の鈴さんと久しぶりの幼虫観察に蟠蛇森行ってきました。

 今年の冬もそこそこ寒かったので以前に見た時よりもかなり減ってるんじゃないかと思っていたが、思ったより残っていた。
まだ寒い時期なので殆どが2齢から3齢だが、4齢が1頭だけいた。


 一通りの観察を終えた後は山頂へ。
今日はあいにくの曇り空だったが、展望は思いの外よかった。


 今週は雨の後でかなり暖かくなったので、山の雪もかなり溶けているようだ。
鳥形山も雪が分からないほどになっている。


 帰りに少しだけ雪割り桜を見てみた。
まだ殆ど咲いていないが、数輪だけ咲いていた。
最近は早春の花が早い傾向にあったと思うが、今年はちょっと遅れているようだ。


 須崎に来たという事でついでに大谷のクスノキの画像を撮りに行ってみた。
四国一の巨樹という事で確かにとてつもない大きさだが、画像にとると分かりずらいので、私を入れてみた。
これで少しは大きさが分かるだろうか。


 この木は中が空洞になっていて、神社がある。


 帰りに虚空蔵産にも寄ってみた。
この頃には風も出てきて結構寒くなった。

 展望は蟠蛇森と似た感じだが、横波や室戸はこちらの方がよく見える。


和歌山で標識されたアサギマダラが高知を経由して香港へ移動!

2012年01月07日 | アサギマダラ
 数日前から情報が出ていたのですが、和歌山でマーキングされたアサギマダラが香港で再捕獲されたそうです。
まだ正確な距離は出ていないようですが、約2500kmの移動という事で、アサギマダラの最長移動記録になるようです。


 今回この話題を取り上げたのはこのアサギマダラは再捕獲ではなく、一度高知の香美市で再捕獲されているので再々捕獲という事になります。

 高知での再捕獲された方は私のサイトの掲示板にも出てくるトニーさん(HN)で、高知からの距離だけを見ても最長になる可能性があります。
しかもこの方は2008年にも台湾で標識された蝶を寒風山で再捕獲しており、おそらく高知では初めて海外との移動に関わった方です。

 それが二度目の海外移動という事になると全国でも殆どいないか、あ(^_^;るいは初めてになるのかもしれません。
本当にもってる方だなぁと感心してしまいます。

 ただ、私のサイトにご協力頂いている方二人とも海外移動が出ている(高知ではこの二人だけだと思います)ので、言い出しっぺの私だけが無いというのは少し肩身の狭い気がしますが・・・。


 まぁ今回のような移動はいずれは出るだろうなと思っていましたし、個人的には長距離の移動だけを調べている訳ではないので、私としてはそれほど大ニュースだと思っていませんが・・・
(自分のが再捕獲されたら大ニュースになると思いますが・・・(^_^;


滝巡りと幼虫観察 in 須崎

2011年12月18日 | アサギマダラ
 今日は山に登ろうかとも思ったが、来週に雪が降りそうなので雪山登山にしようと思い、今週はアサギマダラの幼虫観察で須崎の蟠蛇森に行ってきました。

 この冬は滝巡りもやっているので、須崎にいったついでに樽の滝へ。
滝らしくてなかなか良いのですが、やはり水量が少ない。
冬だから仕方がないですね。


 この滝は下の方がオーバーハングしているので裏から見られます。
今日は水量が少なくて真裏に行くと濡れてしまう。
真下からのアングルで撮ってみました。


 その後に蟠蛇森に幼虫観察へ。
キジョランは伐採で少なくなったり、大きくなりすぎて確認出来ない高いところに葉があったりしてなかなか観察しずらくなっています。
それでもそこそこは見られました。

 観察出来た幼虫の数は1齢が1頭、2齢が7頭、3齢が6頭、4齢が2頭、5齢が2頭でした。
ここは室戸と比べるとアサギマダラが飛来する時期が早いので、大きくなっている幼虫が比較的多いようです。


 観察が終わった後はやはり山頂の展望台へ。
今日も快晴ですが、昨日の方が澄んでいたんじゃないかな。


 展望台からはもう一つのピークが邪魔で室戸は見えませんが、下る途中の道路沿いから見える場所があります。
やはり若干空気が霞んでいるようですね。


 その後、佐川の長谷渓谷へ行ったのですが、それは後日に書きたいと思います。

室戸岬散策

2011年12月11日 | アサギマダラ
 今日は魔法の鈴さんと室戸でアサギマダラの幼虫観察へ。

 予報ではかなり寒くなりそうとの事だったが、室戸に着いた頃は予想外の暖かさ。
風もあまり無く暖かいせいかアサギマダラもちらほらと見られた。
10頭以上はいたと思う。


 はじめは海沿いをブラブラと散策してみる。
アコウには鈴なりの花?がついている。
これを実だと思っている人が多いと思うが、まだ熟してはいないので実とは言えないと思う。
イチジクの仲間の特徴の話をしたら魔法の鈴さんがえらく驚いていた。
この話はまた後日、ブログに書く事にしよう。


 ジオパークに認定されたとの事でどのあたりの事なのか見てみようと思ったが、岬周辺がそうなっているみたい。
ちょっとよく分からないがこのあたりもそうなのだろうか。


 スカイライン沿いまであがってここから幼虫観察へ。
森の中を色々と探してみると多く見られた。
殆どは1~2齢くらいだが、中には4令も数頭いた。


 森の中を歩いてみると株立ちでかなり広がっている巨木に遭遇。
何だろうとよく見ると何とスダジイ。
スダジイがこんな株立ちになっているところは初めて見た。
新たな発見だ!


 こんな木を見ると思わず登ってみたくなるのは悪い癖。
高さはそれほどではないと思うので恐ろしい事はない。

上から見た魔法の鈴さん。
下から見るとどんな感じだったのかな?


 なんだかんだでかなり陽も落ちてきたので、夕陽を見て帰る事にした。
大堂では沖の島に沈んでいくところを何度も見ているが、室戸でこの時期だと海に沈む。
今日は残念ながら雲がかかっていた。


今年最後の大堂へ

2011年11月28日 | アサギマダラ
 11月も終わりになってアサギマダラもかなり少なくなってきたので、今年最後のマーキングにと大堂に行ってきた。

 前日の夜までは晴の予報で最後は何とか良い天気で終われるのかと思ったが、朝の予報を見たら雨の予報に変わっていてショック!
今年は最後まで天気にたたられているのだろうか。

 曇ってはいるが気温は高め。
アサギマダラもちらほらとは見える。
とはいってもやはり少ないので、観音岩の方へ行ってみると、手前の広場で10頭くらいいた。
ツワブキもあるが、ここはノジギクが多くむせかえるような臭いだ。
アサギマダラもこの臭いにつられたのだろうか。


 これだけ花があると虫が多いので補食する虫もいる。
何カ所かでクモが巣をはっていたが、アサギマダラもかかっていた。
しかし、クモは食べないので、このまま死んでいく事になるだろう。
可哀想な気もするが、私はこういうところを助ける事はしない。
人間がそういったところに手を出すべきではないと思っている。


 いつもは大堂の展望所から見る柏島だが、今日は一切の展望所から見てみた。
ここから見るとかなり変わって見える。


 2時も過ぎるとすっかり姿が見られなくなった。
帰りに観音岩の方に寄ってみると、一頭だけいた。
今年最後の標識になったが、それが再捕獲だった。


 今日は魔法の鈴さんも来ていたので、私の標識は15頭。
最後にしては少なくは無かったと思う。
大堂のこの風景もまた来年までお預けだ。