アサギマダラと高知の自然のブログ

  旅をする不思議な蝶、アサギマダラと高知の自然の日記

高山植物と森林限界

2011年09月03日 | 植物
 今日は台風ということでさすがの私も出かけなかったので、今までちょっと不思議だなと思っていることについて書いてみたいと思います。

 この時期、登山関係のサイトを見ているとよく“高山植物”と言う言葉を目にする。しかも四国の山で。
私は山に登る前はとにかく植物に疎くて、杉とヒノキの違いも分からないほどだった。
山に登る人はみんな当たり前に知ってるんだろうなと思って植物のことも少し勉強した。
その中で高山植物についても調べたことがある。

 高山植物とは一般には名前のとおり“高山帯”にはえる植物のことです。
高山帯は本州の日本アルプスのおおよそ標高2500m以上(東北や北海道など高緯度になるともっと低い標高になりますが)のことです。
当山のことながら四国にはそんな場所はなく、したがって高山植物も無いということになります。
ただ、実際は高山帯にはえる植物の一部は四国にもあるそうなので、全くないわけではないようです。

 たしかに夏の四国山地の高い山に行けば花がたくさん咲いていますが、それらを全て高山植物と呼ぶのは余りにも変な感じがします。
ひどいときにはリョウブやノリウツギなど低地にもたくさんあるような樹木も含まれていることもあるようです。
ただ、植物図鑑いよっては高山に登るときに見られる植物も高山植物と扱ってることもあるようなので、勘違いするんだろうなとは思います。

 
 それと同じような感じで“森林限界”という言葉もたまに目にします。
はっきりいって四国には“森林限界”はありません。
山頂周辺が笹原になっていて高木がなくなったりすると“森林限界”という言葉を使うようですが、これはどうみてもおかしいと思ってしまいます。
そんなことをいったら高知市の皿ヶ嶺(通称高見山)も森林限界ってことになってしまいます(皿ヶ嶺は標高163m)。
書くときに少しは調べないのかなぁ~と思うのは私だけかもしれませんが・・・。

 まぁ、暇だったんでこんなことを書いてしまいましたが、はっきりいって別にどうでもいいことではあると思います。
私が気になったんで書いてみただけのことですから・・・(^^ゞ