goo blog サービス終了のお知らせ 

Under construction

有限会社 あさだ建築のブログ。
日常や住にまつわる様々なできごとの感想を綴っています。

ジェネリック医薬品って本当に安いの?

2011-01-20 13:20:37 | すぎぼーのログ:日常
こんにちは、すぎぼーです


突然ですが、すぎぼーは花粉症です。
毎年この季節(1月下旬~2月上旬)にお医者さんへ行って、抗アレルギー薬をもらってきます。
今年は昨年の猛暑の影響で、去年の5倍は飛散量があるみたいです
今から戦々恐々としています。

ウェザーニューズ 花粉チャンネル


で、今年は早めの飛散ということで、早速近くの内科(耳鼻咽喉科が数が少なく混んでいる為)で抗アレルギー薬をもらって来ました。
去年のブログで確か書かせていただいたと思うのですが、私が十数年愛用しているのがグラクソ・スミスクライン社の「ジルテック錠」という薬。
ところが去年調べていて、

「ああっ!そうや確かジェネリック医薬品が発売されていた・・!?」

とふと思いつきました。


ジェネリック医薬品とは、新薬として開発された薬の特許満了後に、同成分、同効能として新たに申請・製造されているお薬(後発医薬品)のことです。
同成分だったら安いほうがいいですよね?
TVでもバンバン宣伝してるし。
ジェネリック医薬品を作っている大手では、沢井製薬東和薬品ニプロファーマとかがあります。


先生に言うの恥ずかしかったんですが(別に恥じ入ることもない思うんですが(笑))、思い切って「ジルテックをジェネリックに替えてください」と言いました。
娘の使っている「クラリチン」という薬はジェネリックがないと言われたので、そのまま貰ってきました。


ところが内科ビルの1階にある薬局へ行くと、薬剤師さんが
「ジェネリックに替えると皆さん安い安い思ってらっしゃるんですが、実際のところいろいろ費用が上乗せされて、結局新薬とほとんど同じ金額になります」とおっしゃる?
慌てて、薬剤師さんが持っていた請求書を覗き込んで
「いくらですか!?」と尋ねたんですが・・・・
内科で「処方箋発行料」を支払い、薬局で支払うお金を併せると、ほとんど(新薬をそのまま院内処方してもらった娘の分と)同じ。安くて100円までの差でした。
それだけで済んだら、「まあ、100円でも安かったならそんでいいわ・・・」と納得したんですが、
薬剤師さんがさらに、
「ジェネリックは新薬と成分が同じと言われているんですが、厳密に言うと添加物とかが違ってて、場合によっては薬の効きがゆるい場合があります。それで、クレームが結構多いので(知っておいてください)」とおっしゃるんです


ぬぁにーーー??!!ですね、ホント。
値段がほとんど同じで効きが悪い場合があるなんて!!想定外でした。


私が押し黙ったので(笑)、薬剤師さんが「どうします?交換します?」と聞いてくれはったんですが、今更この場で高い新薬に替えるのもなんかと思いましたので、結局1ヶ月はこのままで飲もう、と考えました。
私の場合一番値段の差に現れたのが、「院外処方」です。内科医で処方箋料を取られ、薬局でも管理料、情報提供料とかいう名目のものが2種類も取られていました。
で、結果「院内処方の新薬」と同じくらいの値段になってしまったものと思われます。


お医者さんで処方された薬は保険が効くということも複雑にさせています。
保険の点数計算は複雑で、単純に薬価が○○円安いから、支払うお金も○○円安い――という単純なものではないらしいです。

一応目安の計算してくれるサイトがあるんですが・・・

ジェネリック医薬品 検索・試算のGenecal(ジェネカル)


それと、1日に摂取する薬の種類と量によっても左右されます。
私は1日1錠ですが、慢性の人など365日何種類かの医薬品を飲まないといけない人もきっとおいでになるはず。
1錠あたりわずかの違いでも、何種類か合わさると、結構な金額の差に繋がりますもんね。


増大する日本の医療費。
健康保険視点で見れば、絶対にジェネリック。
でも、効果がゆるい場合があると・・・・・・。
う~~、情報が欲しい、公平な。


ですから皆様も、ジェネリックに替えたい時はまず先生に相談するか、いきなりダイレクトに相談しがたい場合はお近くの薬局に常駐している薬剤師さんに相談してみるのも手かと思います。
内科医の先生は先生で、“安いジェネリックが効果の点で良くないと思っても、新薬を勧めると悪徳医者として見られるのじゃないか?”とか不安に思っていらっしゃる方もいるそうですよ~