美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

ガラス工芸・木工見学

2009-06-04 12:17:14 | コース行事

美術を職業にしている人は、日頃どんな活動をしているのでしょうか。
6月3日木曜日、2年生が「プロに学ぶ」という授業の一環で工芸作家の工房を見学しました。
この授業は美術関係の仕事に携わっている人の職場を見学して、レポートにまとめるものです。
プロの仕事の様子を見学して、話を聞き、現場を体験することによって、職業観を養い、技術的な学習をします。
今回はガラス工芸作家、石橋忠三郎さんと、木工芸作家、高橋みのるさんの工房を見学させていただきました。


■ガラス工芸作家 石橋忠三郎さん
ガラス工芸作家。多摩美術大学プロダクトデザインを卒業後、
イギリスのスターブリッジ美術大学ガラスコースを卒業。
上越クリスタルガラス(株)デザイン室の勤務を経て、現在は八戸市に工房を開いて活躍中。
東北ガラスアート展、’96日本現代ガラス展・能登島、世界美術工芸博覧会などで多数の受賞があります。


ご自身の制作の様子や、ガラス工芸を始めた動機などをお話しして下さいました。


吹きガラスの体験実習もさせて頂きました。


展示ギャラリーには、色とりどりの作品が並んでいました。


■木工芸作家 高橋みのるさん
「木」と「メカニズム」と「遊び心」の三つの要素を組み合わせ、新しいToy Artの世界を確立して活躍しています。
「朝日創作おもちゃコンクール」連続入賞。「第五回ハンズ大賞」で稲本正賞。
テレビ東京のTVチャンピオン「木のおもちゃ職人選手権」で優勝。
その他銀座ソニービルのディスプレイやパリでの展覧会などで発表。
三沢航空科学館のエントランスホールに展示してある、国内最大級の木製メカニカルモニュメントが有名です。


高橋さんの作品は必ず動くことが特徴で、そのからくりにはアイデアが溢れています。


工房で熱心に語る高橋さん。


人と同じ事をやっていてはプロになれない。
自分の考えで判断し、自分のスタイルを持つことが重要だと話していました。


お二人とも個展を控えた多忙の中で、丁寧に対応して下さいました。
生徒達は生き生きとした表情で聞き入り、メモを取っていました。

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