あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

証拠裁判主義

2007-05-26 | Weblog
模擬裁判をやりました。


有罪か無罪か,どちらにもなりうる事案で,検察・弁護双方の立証の仕方が分かれ目になりました。





刑事裁判で有罪となるためには,検察官が犯罪の証明をしなければなりません。


検察官の犯罪の証明が十分でないと,真実犯罪を犯していても,無罪となります。


そのような場合,犯罪者が何のお咎めもなく,野放しになってしまうのですから,再び犯罪を犯し,被害者が発生するおそれがあります。



検察官が,真実犯罪を犯した人の犯罪の立証を失敗し,無罪となってしまったら?


弁護人が,真実犯罪を犯した人の犯罪の反証に成功してしまい,無罪としてしまったら?


裁判官が,真実犯罪を犯した人の,検察官の犯罪の立証が十分ではないため,ないし,弁護人の反証が十分なために,無罪とせざるを得なくなってしまったら?





裁判というのはそういうものだ,と割り切るしかないのですが,ちょっと複雑です