あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

検察官は公務員

2007-05-17 | Weblog
裁判の後に,検察官が被害者に裁判について報告する場面に立ち会いました。




犯罪被害者といっても,すべての被害はの要求が通るわけではなく,検事としては,被害者に一定の理解を示しつつも,ダメなものはダメといわなくてはなりません。


それで納得してもらえる被害者はいいのですが,そうでない被害者に当たった場合は大変です。




弁護士なら依頼を断ることもできましょうが,検事はそうはできません。


検察官は,どんな変な被害者でも,どんな変な被疑者・被告人でも適切に対応しなくてはなりません。





検察官は公務員であり,公務員であっても,サービス業である以上,適切に対応することは当然なのですが,公務員であるがゆえに,どんな市民であっても適切に対応しなければならず,検察官の被害者対応の難しさを垣間見ることができました。




公務員って,5時で帰れて,絶対につぶれない会社と思えば気楽ですが,公務員であることを突き詰めると,大変な仕事だなあと思います