あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

格差社会

2007-05-13 | Weblog
 「仕事の将来に不安」30歳代の82%…読売ネット調査

年功序列制度の崩壊と成果主義の導入など労働環境の大きな変化にさらされ、「受難の世代」と言われる30歳代を対象に実施した、読売新聞社のインターネット調査で、「仕事の将来に不安を感じている」人は「大いに」「多少は」を合わせて82%に上った。

また、「仕事でストレスを感じている」人も計82%を占めた。ストレスの原因(複数回答)は、<1>「収入が増えない」(64%)<2>「会社や業界の将来性、安定性に不安」(34%)<3>「人間関係がうまくいかない」(30%)――の順だった。

 30歳代は主に前半が就職氷河期組、後半がバブル期入社組とされ、所得などの格差が顕著だと言われるが、「正社員」と「派遣・契約社員など非正規社員」との間の所得格差を「現在、感じている」という人は計76%に上った。

 「受難の世代」との指摘を「そう思う」という人は計68%で、就職氷河期組に限ると計80%に達した。



ここ1,2年よく言われる『格差社会』ですが,朝日新聞では,今年の正月に,20代後半から30代前半を指して,『ロストジェネレーション』などとも呼ばれていました。




日本は戦後,社会主義ならぬ『会社主義』社会で,学校を卒業してすぐに入った会社で定年まで勤め,会社の成長が自己の成長と考え,会社中心の生活をおくるのが一般でした。


しかし,バブル期ころから,会社に縛られる一生は嫌だ,もっと自由な生活がしたい,ということで,転職やフリーターが珍しくなくなりました。


自由にすると,差がつくのは必然で,最近の格差社会ということになるのでしょう。




そして,最近はこぞって『格差是正』。


たぶん,将来,格差是正が行き過ぎるて,『もっと自由を』という話が出てくるのでしょう。




時代は振り子のごとく,揺れ動きます。


成長が限りなく続いていく,というのは,幻想だったのかもしれません。




時代に翻弄されない,しっかりとした自分の生き方を見つけていくしかないのかもしれません。





でも,ホームレスやネット難民など,最低限の生活すらままならない人がいる状況は,何と変えていかなくてはならないと思います。


そこらあたりは,別に社会主義社会にならなくても,変えていくことはできるのではないでしょうか。