17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

吾亦紅

2022-10-31 13:26:03 | 日記
人知れず庭の隅なる吾亦紅

日当たりの良い草原に生えるバラ科の多年草。高さ30~100cm。葉は奇数羽状複葉で長い葉柄がある。8~10月、細い茎の先に暗紅紫色の団子のような花をつけるが、花弁は無くがく片が密集して穂状になったもの。寂しげな風情は詩心を誘う花名とともに愛されて来た。

障子貼る

2022-10-30 09:22:23 | 日記
不器用は家系なるかや障子貼る

季語 障子貼る 冬を迎える準備として、洗って乾かした障子に新しい紙を貼ること。適度の濃さの糊を刷毛で桟に塗り、いっきに貼って余った部分を切り整え、最後に霧を吹いて紙をピンとさせて仕上げる。かっては桟の幅の障子紙を用いて下から上へ順に貼っていったが、現在では障子一枚分の大判のものが多い。
新しい真っ白な障子をはめると部屋が明るくなる。

掲句 今までは家内が障子を貼っていたが、
老齢で困難のようなので、自分の部屋は自分で貼ることにしたが、慣れないことでもあり、不器用も加わり出来栄えも満足すべき状態ではなかった。自分の不器用を遺伝子のせいにした。


秋惜しむ

2022-10-29 16:47:00 | 日記
法要に故人の逸話秋惜しむ

季語 秋惜しむ 過ぎ去る秋を惜しむこと.惜しむとは今ある素晴らしいものがやがて消滅していまうということを受け入れたうえで、なお愛する心の状態を表す。この世の全ては刻々と変化してやまないという発想のもとに生まれた言葉である。夏惜しむとは言わない。 冬惜しむとは 冬の終わりが年の終わりでもあった旧暦時代に、年を惜しむ意味で使われた。歳時記抜粋。

掲句 法要時の故人の逸話と秋惜しむの取り合わせの句。


新豆腐

2022-10-28 14:45:18 | 日記
国産の大豆を誇る新豆腐

季語 新豆腐 収穫したばかりの新大豆で製した豆腐で滋味が深いとされる。仏教に伴って渡来したもので、京都など仏教文化が盛んで水の良い地の豆腐が有名である。輸入大豆が大半を占める現今では難しくなった。歳時記抜粋。

秋は農産物の新物が豊富で、味も美味しいく新鮮だという感触よいので、スーパーなどでの売れ行きもよい。しかし、大豆の大半は輸入品であり、氏素性も知れない。その分 麓の村の温泉の近くの豆腐製造店であれば、原料は国産であろう。そんな田舎の豆腐屋で墨書し入り口に張り出したら、日帰りの温泉客の土産として話題になった。そんなことを句にしてみた。

秋深し

2022-10-27 09:38:48 | 日記
ゴンドラに山のパノラマ秋深し

季語 秋深し 晩秋10月、秋も半ばすぎていよいよ深まった感じをいう。ことにこの季語の奥底の森閑とした静けさを聞き取らなくてはならない。大気は冷ややかに澄み渡り草木は紅葉し、冬を前に最後の華やぎをみせる。歳時記抜粋。

掲句 高度1.000m付近の山腹はまさにこの状態のこの頃。場所によっては初雪の装いもあったやも。