17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

四月尽

2016-04-30 08:38:49 | 日記
四月尽
草ひきし泥手のままの四月尽     細見綾子
列島を揺るがすないや四月尽       拙

四月十四日に始まる九州大地震は今なお収まらず、余震・本震が千回を越え、現在も収束の兆しが見えない。
連休の初めには各地より多くのぽらんてぃが参加して救援のお手伝いをしている。国・地方自治体も復旧に大わらわだ、一日も早い復興を願っている。

花の屑

2016-04-28 10:51:56 | 日記
花の屑
芝濡れてしづもるものに花の屑    稲畑汀子
雨しとど路上に残る花の屑        拙

夜風雨声 落下多少  二週間に千を超す地震に襲われている熊本・大分地方にさらなる打撃の無常の雨に同情しきり。
すっかり花は散り、満天星つつじの白い花に冷たい雨がこちらの今朝の状況。起用は意外と寒く十二・三度。

木通(あけび)

2016-04-27 12:00:56 | 日記
花木通
先端は空にをどけて通草咲く    林 徹
花木通からすの呉れたプレゼント    拙

10年ほど前から、庭のフェンスに暗褐色のクローバーより小さい木通の花が咲くようになった。始めは気が付かなったが、
梅雨時に身がなってきたので、合点がいった。三日ほど前に開花した。

2016-04-26 16:29:37 | 日記

鶯のややはっきりと雨の中  深味けか二
口笛に応ふる如く初音かな     拙

今年は花が散ってから初音を聞いた。口笛でこちらの存在を知らせたら恋敵と思ったか縄張りを宣言された。
通常は四・五匹くるのだが、今年は一匹だった。