17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

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後の月

2022-10-08 12:28:02 | 日記
ガラス戸のしわがれ音や後の月

季語 後の月 陰暦九月十三日の夜。またはその夜の月。前月の十五夜とともに二夜の月と言って月見するが、秋もいよいよ深まっており、十五夜の華やかさはなく、むしろそこを楽しむ。豆や栗を冠するのは枝豆や栗供えるため。その秋最後の月なので名残の月ともいう。
例句 皿小鉢洗つて伏せて十三夜  鈴木真砂女
   このままで別るるは惜し十三夜  中村芳子
                        歳時記抜粋
掲句 秋も深まり、昨夜よりはかなり暖かいが寒い。何処かで戸を閉めている。


新酒

2022-10-08 09:21:39 | 日記
盃に蛇の目の模様新走り

季語 新走り(新酒の傍題)今年とれた米で新米で作った酒。昔は農家などで自家用として新米の収穫後すぐ醸造したもので、新酒は秋のものだった。現在は寒造りが盛んになって寒造りが盛んになって、出回るのは二月ころになので、秋の感じは薄れてしまった。
掲句。この季節、醸造所に行けば新酒の味見をさせてくれるところもある。決まって蛇の目の模様の盃である。新酒の利き酒も蛇の目模様の盃のようなので、ソムリエ気分で味見ができて左党には嬉しい気分のひとときである。