17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

恵比寿講

2023-11-27 05:43:06 | 日記
恵比寿講丼鉢を神棚に

季語 恵比寿講 主として陰暦または10月20日に恵比寿神を祭る行事。恵比須神は神無月に出雲にいかない留守神といわれ全国的に恵比寿講が行われている。もとは漁村で漁業・航海の神として信仰されていたが、室町時代からは商家においても商売繁盛の神として信仰され、江戸時代からは農村でも豊作祈願とて恵比須講が行われるようになった。歳時記抜粋。

掲句 当知(農山村)では小川より小鮒をとってきて丼に泳がせて神棚に備えね風習がのこっている。

例句 戎講に大福餅もまゐりけり  高浜虚子

明日よりお休みにします。ご愛読ありがとうございました。

深谷葱

2023-11-26 07:10:45 | 日記
故里の土をおまけに深谷葱

季語 深谷葱 葱の傍題 ユリ科の宿根草。中国西部あるいはシベリヤ・アルタイの原産と考えられ、古代から栽培されている重要な蔬菜である。独特の香気があり、利用が広く、薬味としても欠かせない。葉は筒型中空で先端がとがり、地中で多数の葉鞘が一本に重なっている。葉鞘は伸びるに伴って茎状を呈し、地下に埋没して軟化白色になる。関東では千住葱、深谷葱に代表される深谷葱、関西では九条葱に代表される葉葱、それぞれの品種がその地の風土の違いによって栽培も嗜好も合わされてきた。歳時記抜粋。

例句 深谷葱土も大事に売られけり  鷲尾洋子

寒波来る

2023-11-25 07:41:52 | 日記
工場の夜勤の灯り寒波来る

季語 寒波来来る 寒波の傍題 日本付近を低気圧が通過して東の海上に抜けるとシベリヤ方面から寒気の固まりがにわかにやって来る。すると気温も俄かに低下して厳しい寒さに襲われることがある。この現象は波の押し寄せるように、周期的にやって来ることから「寒波」の名がついた。歳時記抜粋。

掲句 近所のタイヤ交換作業場の景から。

例句 列島に一泊三日の寒波くる  塩路隆子

重ね着

2023-11-24 08:24:53 | 日記
重ね着や体重増加の隠れ蓑

季語 重ね着 寒さを防ぐために衣類を何枚も重ねて着ること、厚着のこと。またその衣類。外套をはおるといった防寒対策よりむしろ、セーターを二枚重ねたり下着を余分に着込んだりすることをさす。重ね着る、重ね着す、厚着す、と動詞の形で使われたりもする。歳時記抜粋。

掲句 主治医との会話より

例句  重ね着て母の編みたるものばかり  西嶋あさ子  



勤労感謝の日

2023-11-23 06:45:36 | 日記
健康に生きて勤労感謝の日 

季語 勤労感謝の日 国民の祝日で11月23日「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝をしあう」という趣旨の祝日で、1948年制定の「国民の祝日に関する法律」の中にある。またこの日は「神嘗祭{かんなめまつり}の日にあたり、古代から宮中ではその年に収穫された農作物に感謝する祭りであった。

例句 飯粒の甘し勤労感謝の日  うまさいつこ