菜の花忌

菜の花忌

小径にも残る逸話や菜の花忌　　　拙

九州では平年より一ケ月半早く満開になったとか、その様子をテレビで見た。それで、菜の花忌を思い出した　平成八年二月十二日　小説家司馬遼太郎死す。紀伊国屋文左衛門を主人公とした小説　菜の花の沖からこの日を菜の花忌と言われるようになった。街道をゆく・坂の上の雲　句に鳥物語　など、多数の作品を残し、それによって日本や日本人の原点とかありようについて気づかされた人作品だと思う。

陽気

陽気
春もやや景色ととのふ陽気かな　　　　　　芭蕉
なぜここにちょっと思案の陽気かな　　　　　拙

昨日は関西で春一番が吹いたとかそして今日は黄砂のニュースなとを聞いた。
ここ東北では春一番はゆいが、今日は四月並の気温だとか。
私事だが、最近　物忘れが多くなり、注意されることが多くなった。歳のせいだと思っているが、
負け惜しみに陽気の所為にしている。　

東風

東風
夕東風にしたがふごとし発つ汽車も　宮津昭彦
東風やそろりと敲く医師の門　　　　　　拙

　やっと東風が吹いた。待っていたかのように病院までの運転手を妻に頼まれた。
少しぐらいの痛さは耐えて過ごすのは、過疎地の老人の性なのかもしれない。
臭いおこす梅と通ずるかも知れない。
東北の人間は我慢強いと言われるのはこんなところにも一因があるのだろうか。

梅見

梅見
青空のいつみえそめし梅見かな　　万太郎　　
値札みてまた引き返す梅見かな　　　拙

梅見の季節だが、寒いので億劫だつい近くのスーパーの盆梅の香りで間に合わせる。膨らみ始めた蕾の推移に春の到来を感じることも楽しみであろう。　　

オークション

オークション
オークション売り手が脅す逆評価

　これは特別のケースらしい。ネットのオークションでは不正な取引を防止する意味から、売買の後に
相手について評価して主催者に報告するきまりがある。、品物を実際操作することの出来ないネットての売買だから、写真や強者の過去の売買の評価を信用が中心となる。古物品とか訳ありの品物も多いのだが、中には掘り出し物もあるので、射幸心が強いと手を出しやすい。
売買後の評価を悪く書けば、こちらもあなたも悪い買い手として報告します。という内容のメールが届くことがある。そういう業者は悪く書かれることを予想して事前防御しているのだから、何とも滑稽である。