栗

笑栗と微笑み交はす散歩かな

季語　笑栗（栗の傍題）ブナ科の落葉高木。日本各地に分布し、古代から重要な食物となっていた。里山に生育しているものには高木は少ないが、時として高木となる。栗の実は棘のある毬につつまれ大きくなる。毬は初め薄く淡黄色をしているが、成熟するにつれ、褐色となり、裂け目が生じ実がはじけて落ちる。裂けて落ちそうな状態を笑栗、自然に落ちた栗を出落栗という。丹波栗は大粒。山栗、柴栗など野生種は小粒である。