『トランスフォーマー３ ダークサイド・ムーン』を観ました。

　
好きなんです。


　トランスフォーマー３
　ダークサイド・ムーン

　監督：マイケル・ベイ
　出演：シャイア・ラブーフ

　
車がいきなり自分で部品をしゅるしゅるしゅると組み換えて2手2足の人型になっちゃうんです。
車の時のほうが擬態で、人型がほんとの姿。
もう、ドキドキしますわー。
もともとは何とかいう物質の働きによって生命を備えたのらしいですが、彼らは独自の文明を築いた地球外生命体なのです。
もっとも彼らの星サイバトロンは大規模な内戦で壊滅状態になってしまっていて、ある事情によって地球にやってきたのです。
主人公の少年サムと最初に接触して友達になるのが善玉サイバトロン星人・オートボットたちで、悪玉サイバトロン星人・ディセプティコンたちが彼らの星の掟を破り他の文明のある星を侵略しようとするのを阻止しようとしています。
力を合わせて地球を守るぞーというのが第1作。
予告ではお家のお庭にいきなりロボット出現という愉快さでした。芝生が荒れるけど。

で、今回はシリーズ最終作で、オートボットたちと地球人との間に亀裂が?!という物語です。
地球って言ってもアメリカの組織しか出てこないんだけど、まあ、いいんです、そういうことは。
とにかくトランスフォーマーたちのアクションです。
見かけはメカメカしいのにいったん動けば、ああ、生き物なんだという動きのなめらかさにうっとり。
見かけは巨大ロボットそのものですが、決して乗り物ではなく、彼ら自身の肉体ですから、白兵戦の迫力です。
機械のアクションをみているのに痛そうと思ってしまうくらいで、「ガシャコンッ」という無骨さのないアクションに釘付けです。目が疲れることこの上ありませんが（３Ｄで３時間弱…）。
クライマックスの戦闘シーン以外でも動きの多彩さと表情の豊かさに、すごいわーと見入るばかり。

人間のアクションのほうもすごいです。（人のほうはアクション以外に妙にコミカルに出来上がっていて、そこも好きです。バカバカしくて。今回はダッチが好きです。そういえばジョン・マルコビッチが出てました。）
両方共の見せ場がみっちり。どちらかではなくどちらも主役。そりゃあ上映時間も長くなるわけですね。
とにかく走るんですよ。ほこりまみれになって戦火の中を走る、走る。階段も上る、上る。

これに今回は高いところから飛び降りるところがあって、観ているだけで怖いです。
パラシュートを開くまでの滑空場面が長いこと！
敵機がうようよして、あちこちで爆破が続いているさなかをモモンガみたいな服で落ちていく兵士たち。
戦闘機はいっぱいでてきますし、トマホークとかも発射されます。
そのつもりでみれば、かなり悲惨な状態で、逃げ遅れた一般市民は悪玉たちの攻撃に晒され、攻撃を受けた次の瞬間、しゃれこうべになって地面に転がる場面もあったと思います。見間違えでなければ。
でも、全体的な雰囲気が軽くて、絵空事感が強いので、考えずに楽しめてしまうのです。
だって、渋くて強いオートボットの司令官が戦闘の途中でロープに絡まって宙吊り。身動きできなくなっちゃってる時間があったりするんですから。
えっ、オプティマス、まだ絡まってたの?!と思いましたもの。


　これはかっこいい時のオプティマス・プライム。

ところで、このシリーズでは主人公のサムはもちろん、そのガールフレンドも彩り以上の大活躍をします。
のっけから登場した彼女が、前作と違う女の子！
浮気？と思ったら、前の女の子にはフラレたらしいです。（あんなにラブラブだったのに。でも「スピード」もあっさり別れてましたしね。）
それに今回の物語で、前の彼女の設定のままでは難しかったかもしれません。
…が、降板には別の事情があって、それに合わせてのストーリーが変更されたようです。
で、この女の子が…IKKOさんにみえてしかたありませんでした。
どうでしょう？

あっ、そうだ！バス・オルドリンが本人役で出てました！
今回の作品はアポロ計画がらみなので。はい。