フランス・リールの日常 ~おいしいもの巡り~

こんにちは!あおいです。フランスでの留学中に体験したこと、思ったことを美味しい話題とともに書いていきます

ラベンダーツアーとアヴィニョン

2018-07-04 18:11:20 | 日記
こんにちは!あおいです。
昨日のんちゃんに「プロヴァンス地方のラベンダー畑がシーズンだから行ってくれば?」とのアドバイスをもらい、ちょっとネットで調べて電話で予約しました。フランス語で予約できた〜(*^^*)全然きれいなフランス語じゃないけど、少なくともちゃんと伝わったのは嬉しい。


ツアーの集合場所はアヴィニョンの駅から大通りをまっすぐ5分ほど。アヴィニョンの旧市街地はぐるっと長さ4.3kmの城壁に囲まれています。


明日から演劇祭があるらしく、大通りの建物やポールに広告が貼られていました。


ツアーの集合時間まで少し時間があったので近くの公園で待機。
この後無事ガイドさんと合流し、総勢8名でツアー開始。連日観光で楽しいけどそれなりに疲れもたまってるみたいで移動中めちゃくちゃ眠かったです(^^;)


いきなりラベンダー畑かと思ってたけど最初に降りたのは


ゴルドというこれまた天空の村と呼ばれる村がきれいに見えるスポット。


遠くまで見渡せます。


1枚撮ってもらったけど位置的に超自分じゃまな写真になっちゃった(^^;)(笑)


その後ゴルドを少し散策。


お城?教会?がありました。16世紀の建物らしいです。


石造りのこれまた中世の雰囲気漂う村。


南仏は花があちこちに咲いててすてき(*^^*)


さて、そろそろ移動の時間。きっとほかの皆さんは予定もなんとなく分かってるんだろうけど私はラベンダー畑に行くことくらいしか知らない(笑)(^^;)


ラベンダー畑に向かう途中にオリーブ畑があったり、小麦畑があったり、南仏は豊かな場所だなぁとしみじみ。


それでは、おまちかねの





ラベンダー畑〜(*^^*)


淡い紫がどこまでも



ちなみにすぐ近くにブドウ畑もありました。今は緑ですがこれが赤になるみたいです。

以下ラベンダー畑の写真が続きます。これを見にお金出したから撮ったやつとりあえず全部載せよう(*^^*)(笑)











ラベンダーの香りは正直そんなには感じませんでした。イメージではどこか1箇所どーんと大きなラベンダー畑があって観光客はみんなそこに行くって感じでしたが、私達以外に人はいなかったのできっと色んなところにこういうラベンダー畑があるんだろうなーと思います。期間限定の景色だと思うと来れて良かったです。のんちゃん情報ありがとう(*^^*)


せっかくなので1枚自撮り。


ツアーの最終地はルシヨンという小さな村です。ここの建物はゴルドのものと違って赤っぽいですね。この細い道が観光的メインストリートらしいです。


空が青すぎて改めてびっくり(笑)


この建物の上から


こんな景色が見られました。


ツタが巻きついた家さえすてきに見えちゃう。



ガイドさんがルシヨンはカラフルな村だって言ってたけどほんとにその通りだなぁ。


木の扉に絵が書いてある〜(*^^*)


ミニオリーブの木!?めっちゃ欲しい(笑)(*^^*)


ルシヨンの村にはこんなふうに切り立った崖があって、この奥に公園みたいなスペースがありました。


絶景(*^^*)


ラベンダーとルシヨンの村。

これでツアーの全行程終了。ここから1時間ほどかけてアヴィニョンに戻ります。帰りの車でもまた意識が遠くなる(^^;)(笑)
ラベンダー畑本当にきれいでした!正直なところ村削っていいからもっとゆっくりみるか、ほかのラベンダー畑行くかしたらベストだったかなーと思います。でも紫色に包まれて幸せな時間でした(*^^*)


さて、アヴィニョンに戻ってきました。午後はアヴィニョン教皇宮殿とサン・ベネゼ橋を中心に回ります。


はい、こちらが教皇宮殿です。以下ガイドブックより抜粋。
1309年、教皇クレメンス5世が教皇庁をアヴィニョンに移し、以来70年間7代の教皇が住んだのがこの宮殿である。当時伊仏文化交流の地として経済的にも文化的にも繁栄を享受していたが、1789年の大革命の際に破壊略奪されてしまったため、当時の栄華をしのぶものはほとんど残されていない。


教皇宮殿のすぐ横にはノートルダム・デ・ドン大聖堂があります。先にささっと寄ってみます。


中めちゃくちゃ涼しい!今日はたぶん35℃くらいあるけどひんやりしてます。こんなに涼しくなるのは石造りだからかな?


正面の天井部分。


ステンドグラスは少ないけど物足りなさを感じさせない。


パイプオルガンは正面左側にありました。


入口の左側にある礼拝堂はかなり神聖な雰囲気でした。


さて、いよいよ教皇宮殿へ。教皇宮殿とサン・ベネゼ橋のチケットセットの学割が11.5€(正規14.5€)でした。2日間有効らしいです。


見学の際にヘッドホンとタブレットを貸してくれます。このタブレットがめちゃくちゃおもしろい(*^^*)理由は後ほどわかります。



スタートは中庭から。明日から始まる演劇祭の会場の準備をしていました。ここは他にも色んなイベントの会場になるようです。


ということでthe工事現場を通る(笑)


宮殿の中心らへんにやってきました。


こちらは枢機卿会議の間です。


ここでタブレットの出番。こういうマークのところにタブレットをかざすと


360°ビューで当時の様子を見れちゃうんです!ハイテク〜(*^^*)大革命で破壊されてしまい、今はかなり無骨な雰囲気になってしまっていますが、当時は確かにかなり華やかだったんですね。以後どの部屋でもこうやって当時の様子をタブレットで見ることができました。ちなみにこの内部の様子は考古学的再現ではなく、フレスコ画を元にしたものだそうです。


教皇宮殿の模型


教皇侍従の部屋。



上の宝物庫という部屋。昔はここで文献や手紙など書類関係のものを扱っていたそう。


こんな感じですね。


こちらは下の宝物庫。


特に大事なものはこうやって石段の下に隠していたそう。


さて、階段を上がって上の階へ。



もうひとつこのタブレットでおもしろいのはメインの部屋に行くとこうやって宝探しができるんです(*^^*)私は最後のひとつのコインがなぜかどうやってもゲットできなかったです、残念(^^;)


こちらは大食堂(北)。


昔はこんな感じだったんですね〜。天井は星空をイメージしたものだったそう。


こちらは高厨房。キッチンですね。


天井たかーい。昔はあそこからおいしいにおいの煙がモクモク上がってたのかな?


ここのお宝探しはクジャクのローストでした(*^^*)(笑)


こちらは大食堂(南)


こちらは応接室。確か教皇が着替えをする場でもあったとか。ここにある像は20世紀初頭にフランス各地から送られたものです。


最後のメインの部屋は大礼拝堂。今は博物館のように色々な展示があります。


侍の鎧や


蝶の標本。


教皇像?


ツタンカーメンまで


最後の晩餐の模写みたいなのも。


そしてこの大きな空間で見学終了。
タブレットのおかげでのんびり2時間くらい見学できました。今はほとんど当時の豪華絢爛な装飾は残ってないですが、タブレットがうまくそこを補っていました。今回紹介した以外にも撮影禁止の部屋があって、そこは当時の装飾(壁画)が保存されてした。


売店がすてきでした(*^^*)


さて、次に向かうはサン・ベネゼ橋です。車が写っちゃうのがちょっと残念(^^;)以外ガイドブックより引用。
12世紀、羊飼いベネゼは「ローヌ川に橋を架けよ」という神のお告げを聞き、建設資金を調達すべく東奔西走した。神がかりの変人呼ばわりされながらも、協力者を得て最初の橋ができたのは1188年のことであった。その後何回か革の増水で橋は流され、その都度再建したが17世紀に崩落してからはそのまま放置されている。最後の橋には22のアーチがあったが今は橋脚が4つ残るのみ。


ここも音声ガイドを聞きながら見学できます。なんでも橋の幅が狭いので商業的にはあまり大きな役割を果たさなかったそう。



ローヌ川がキラキラ輝いています。


橋の先端まで来ました。それにしても風が強い!帽子押さえてないと確実に吹き飛ばされます(^^;)


振り返ると教会と教皇宮殿が見えます。


橋の上には小さなロマネスク様式の礼拝堂があります。


階段下って中に入れます。


橋のふもとは日陰があって憩いの場です。

まとめてみると今日も大充実の1日でした。教皇宮殿は他ではあまり見られない建物なのでおもしろかったです。この時期限定の美しさのラベンダー畑も行けたし幸せな1日でした!


最後に朝例の平たい桃を食べたのでご紹介。食感はカリッと固めですが、甘さはすっきりしてて爽やかでおいしいです。ネクタリンっぽいかな?皮ごと食べても全然気にならないし、種も小さくて食べやすかったです。最近見かけるようになったのできっと季節物なんでしょうね〜。味わえて嬉しいです(*^^*)

本日のフランス語

fertile 豊かな
ex, terre fertile 豊かな土地
prolongement (空間的な)延長
chantier 建設現場、作業場
pontificat 教皇職
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