チョキで殴るぞ!

自分のことは棚に上げ、他人には一言つっこまずにはいられない、 わがまま“びっきい”によるツッコミ短歌ブログです。

盲腸の手術の痕を自慢気に見せびらかして父の武勇伝

2006-04-20 05:48:36 | インポート
武雄山 
 武雄山 
 ブユウザンザンザザンザン
 突き押し !! 

なぜなんでしょうね~、
傷痕を誇らしげに自慢したくなるのは。
私なんかも、高校の美術の授業中に
彫刻刀を突き刺した人さし指の傷痕を、
ついつい見せびらかしちゃうんですよね。

「そんなもん、見たくねえよ! 
 話だって、聞きたくねえよ!」

…はい、ごもっともです。

同情してほしい…という気持ちとは、
ちょっとニュアンスが違うのかな? 
第三者に押しつけがましく
武勇伝を吹聴することによって、
同じ痛みを共有したい…という
人間の屈折した思惟が働くんでしょうね。

「こんなにひどい傷の痛みに
 オレは耐えたんだよ! 
 アンタにもこの痛み、わかるよな?」

…知るかっちゅーの!

見せびらかすくらいなら、まだマシです。
サディスティックなヤツだと、
傷痕を手でさすりながら
「ほら、触ってみる?」って、
うれしそうな顔でのたまいますからね。

「お前は《ひとり人体の不思議展》かよ!」

人を創りし神も、思わず
このようなツッコミをされるかもしれません。