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雀庵の「開戦前夜/12 備えなき国・民族は淘汰される」

2022-01-27 07:24:44 | 日記
雀庵の「開戦前夜/12 備えなき国・民族は淘汰される」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/423(2022/1/27/木】米国民主党に担がれたバイデンが大統領になってから1年が過ぎた。民主党は「バイデンは神輿、軽くてパーでもいい、多少呆けていても側近が支えていれば大丈夫だろう」と担いだのだろうが、♪たちまち元気になっちゃって・・・暴走老人のようにアクセルを踏んで、やることなすこと軽佻浮薄、無理無体、まるでダッチロール。


極めつけはアフガニスタン撤収で、素人の小生だって歴史小説を読んで「戦線離脱、撤収は敵に悟られないようにそーっと、かつ迅速にやるべし、最後尾の部隊は殿戦(しんがりせん)で敵の追撃を受けるから往々にして甚大な被害を蒙る・・・サル! 覚悟はいいか」「殿、藤吉郎、命惜しまず名こそ惜しめの覚悟はできています、必ずや恩に報いてみせます」「よし、行け!」


これくらいは知っている。バイデン翁はご存じないのか痴呆症なのか、撤収のスケジュールまで公表して主敵タリバンを勢いづかせて撤収はドタバタの敗戦、逃亡、まるで米軍を敗残兵にしてしまった。


<NHK2021/8/27:アフガニスタンでは26日、首都カブールの国際空港の入り口とその近くにあるホテルの周辺で大規模な爆発があり、現場にいたアメリカ軍の兵士13人を含む多くの死者が出ています。複数の海外メディアによりますとアフガニスタン人の死傷者は、数十人に上るとみられています。(1日の米軍死者数としては10年で最悪)


これを受けてホワイトハウスで記者会見を開いたバイデン大統領は、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が犯行に関わったとしたうえで「犯行に関わった者を見つけ出し代償を払わせる」と述べ、強く非難しました。


その一方で「20年にわたる戦争を終わらせる時だ」と述べ、アメリカ人や地元の協力者などの退避を今後も進め、今月31日の期限までにアメリカ軍の撤退を終える考えを改めて強調しました。


アメリカ国防総省によりますと、アフガニスタンでのアメリカ兵の死者数は、軍事作戦を開始した2001年10月以降、これまでに2400人以上に上ります。


ただ、去年2月にアメリカ政府(トランプ政権)と武装勢力タリバンが和平合意を結んでからは、アフガニスタンでアメリカ兵の死者は出ていませんでした>


「犯行に関わった者を見つけ出し代償を払わせる」は空手形。それどころか北村淳・軍事社会学者によるとバイデンはタリバンに以下の兵器を大盤振る舞いをした(globe.asahi.com 2021/9/9)。


<軽装甲車両:2000両以上、各種輸送車両:75,989両、C-130軍用輸送機:4機、ブラックホーク汎用ヘリコプター:45機、偵察戦闘ヘリコプター:50機、自動小銃や機関銃など:60万丁以上、7.62mm(NATO標準)小銃弾:20,150,600発、機関銃弾:900万発>


暗愚どころか狂気だ。バイデンは自分に自信を持っているから周囲の声なんて聴く耳もたずのよう。ロイター2022/1/25「バイデン氏、『バカ野郎』と記者を罵る マイクオンに気付かず」から。


<バイデン米大統領がマイクがオンになっていることに気付かず、記者に「バカ野郎」と小声でつぶやいたのが捉えられていた。バイデン氏は24日、ホワイトハウスで行われた消費者物価の引き下げについて話し合う会議に出席した。係員が報道陣の退出を促す中、フォックスニュースのホワイトハウス担当記者が大声で質問したのに対し、バイデン氏は直接は答えず、小声で「なんてバカな野郎だ」とつぶやいた>


アカモドキの「バカな野郎」のお陰で大統領になったから、恩返しでみんなを笑わせたり喜ばせたりしたいのではないか。ところが過ぎたるは猶及ばざるが如し、バイデンを支持したウォールストリートジャーナル(WSJ)もダメ出し、どうやら民主党支持者も匙を投げ始めたよう。このままの「バカな大統領」では米国も世界もおかしくなってしまうという危機感、恐怖感のような論稿をWSJは大量掲載した。まるで爆撃。


★その1)2022/1/25「迫るロシアとの戦争、身構えるウクライナ市民 不安定さに慣れたこの国でも、今回は何かが違うと国民は感じている」(James Marson)から。


<[キエフ(ウクライナ)]コンピューター専門家のコフズンさんは子どもにピストルの使い方を教えた。菓子店とカフェを経営するナボズニアクさんは、ロシアとの戦いに集中する必要が生じた場合に備え、スタッフのみで店を回せるよう研修中だ。バーのオーナー、キリチェンコさんは、急きょ移動が必要になる事態を想定して、車のガソリンを常に満タンにしている。


ウクライナは1991年に独立して以降、国家としての安定を築けず、2014年からは戦争状態にある。それでも、10万人のロシア兵が国境近辺に集結し、1940年代以降の欧州で最大の地上戦の脅威が迫る中で、市民は今回は何かが違うと話している。


「またかと口にするのが当たり前になった」と言うコフズンさん(46)。「一方で、パニック状態にも陥りやすくなっている。(内戦が続く)シリアのような悪夢になるかもしれない。それがロシアが(ウクライナで)唯一達成できることだ」>悪夢、諦観・・・


★その2)2022/1/25「プーチン氏の大胆不敵さ、背中押す米独中の事情」(Gerald F. Seib)から。


<プーチン大統領の狙いを読み解こうとすることは常に高いリスクを伴う。ウクライナ危機が深刻化する中では間違いなくそう言える。


それでも、プーチンがなぜウクライナを侵攻する下地を整え、しかもこの時期に行っているかを理解しようとすると、霧の中からいくつかの重大な要素が浮かび上がってくる。プーチンがこのタイミングで行動しようとするのは、ウクライナに対する自身の影響力が弱まりつつあると痛感しているためだ。そしてプーチンが何ら足かせなく行動できるであろうと踏んでいる理由は他の3カ国にある。米国、ドイツ、中国だ>


中共のみならず米独もプーチンをのさばらせている、と怒っているよう。ドイツは第一次世界大戦以来の「私は正義病」が激しく、ドイツ哲学はそれを隠蔽するためにやたらと化粧するから(カール・マルクスもマルクス・ガブリエルも)分かりにくいが、「頭脳明晰を装った行動野蛮の民族」と心得ていた方が良い。今一信用できない、信用するとひどい目に遭う、本質は(メルケルのように?)共産主義志向の人々だということ。そう思っている人は多いようだ。


★その3)2022/1/24「ドイツは信頼できる米同盟国ではない 安価なガスと中国向け自動車輸出、プーチン氏を怒らせないことを最優先する国」(Tom Rogan)から。


<プーチン大統領がウクライナ侵攻に乗り出す気配が濃厚となる中、米同盟諸国の大半はウクライナ政府を支持し、北大西洋条約機構(NATO)加盟諸国の中で脆弱な国々を安心させる行動を見せている。しかしドイツは、ロシアの利益を欧米側の利益よりも優先するという、異なった対応を示している。


ドイツ政府の対応からは、厳しい現実が分かる。それは、米国と第2次大戦後の民主的国際秩序が、中国・ロシアという2つの最も重大な安全保障上の脅威に直面する中で、ドイツはもはや信頼できる同盟国ではなくなったということだ。


ドイツにとっては、安価なガス、中国向け自動車輸出、そしてプーチンを怒らせないことが、民主主義に支えられた同盟諸国の結束よりも重要なように見える。ウクライナの運命は、ドイツが担うべき責任の重さを伝えることになるだろう>


カエルの面に○○、つける薬なし、ドイツ人は頑迷固陋のままだろう。ドイツ人に限らず国民性とか民族性はなかなか変わるものではない。ロシア人の冷静沈着、忍耐力を備えた“豺狼”プーチンに世界は右往左往させられている。


★その4)2022/1/25「狭まる選択肢、カーター政権以来の危機 プーチン氏は最低限のコストで極めて大きな成果を得ることに成功」(Walter Russell Mead)から。


<ウクライナ侵攻の脅しをかけるプーチン大統領の策略は世界中で大きく報道され続けており、同大統領は最低限のコストで極めて大きな成果を得ることに成功している。


プーチンは、相互に関連し合う3つの目標の達成を目指している。それは「旧ソ連が築いた一大帝国にできる限り近い勢力圏の再構築」「北大西洋条約機構(NATO)の解体」「欧州連合(EU)の連帯の阻害」だ。


同氏が繰り出してきた外交的要求、プロパガンダキャンペーン、サイバー攻撃、軍事攻勢は、こうした重要目標に極めて近い成果を彼にもたらした。プーチンに対抗する西側勢力は、こうした動きに効果的な対応を示すことができず、より深刻な分断と矛盾に満ちた状態へとよろめきながら進んでいる>


東側ヘビー級チャンピオンのプーチン、対するに西側ヘビー級シニアクラスチャンピオンのバイデン・・・お話にならない。そもそもバイデンはリングに上る気もないよう。


★その5)2022/1/21「サイバー戦争の予兆か、ウクライナで警戒高まる バイデン氏、サイバー攻撃程度ならロシアへの強力な報復はないと示唆」(Robert McMillan and Dustin Volz)から。


<ウクライナで最近サイバー攻撃が発生したことを受けて、ロシアが自らの地上侵攻を支援するため「破壊的なハッキングを画策している」との懸念が浮上している。ただ、専門家からはロシアの意図を読み切れないとの声も上がっている。


ウクライナでは先週、70余りの政府機関のウェブサイトがハッカー攻撃を受けた。国家特殊通信・情報保護局の副責任者、ビクトル・ゾラ氏が明らかにした。少なくとも二つの政府機関でコンピューターシステムの稼働を不可能にする「ワイパー」ソフトウエアを埋め込まれたとして、とりわけ警戒しているという。ロシアはサイバー攻撃への関与を否定している。


攻撃は少なくとも数週間前から仕組まれていたようだ。ゾラ氏によると、ハッキングに関する最初の兆候が確認されたのは2021年終盤だった。米ネットワーク機器大手シスコシステムズの幹部、マシュー・オルネイ氏は、同社のデータでは昨年11月からハッカー攻撃の準備が進められていた形跡が見受けられると話している>


欧米はプーチン・ロシアを最も恐れており、中共は二番手の敵のようだ。歴史的にロシアは200年ほど欧米の敵だが、中共は江沢民から習近平政権の2000年代、ここ20年ほどで明確な日本の敵、台湾の敵、南シナ海諸国、太平洋諸国、インドの敵、そして今や欧米の敵、西側世界の敵として警戒されるようになった。


欧米はレーニン、スターリン時代を含めてロシアの強さ、残虐さを身に染みて知っているから大いに恐れるが、中共の国際デビューは毛沢東後のトウ小平が発動した改革開放の1980年以降だから、まだ40年しか経っていない。その前半の20年は韜光養晦でそれなりに大人しくしていたが、直近の20年は夜郎自大でまるで蛮族。ついには病膏肓“俺さまの夢、中国の夢、中華民族の偉大なる復興”を目指すまでになって世界制覇の意気盛ん。当然、先進国、近隣国から大ヒンシュクを買って今や味方はプーチン・ロシアやイランなどのゴロツキ国家と、“銭ずら、銭がすべてずら”の金銭亡者ばかり・・・


中露の野望は世界の悪夢、ロシアはウクライナを、中共は台湾と日本を狙っている。中露ダーティペアは当然、同時に戦端を開く。バイデン米国が二正面の開戦に右往左往すること、また危機のセンサーが働かない日本など米国依存症のパープリン国が中露の餌食になることは確かである。


「自国は自国民で守る」、この気概や備えのない国、民族は淘汰される、というのは明瞭だ。新大陸の先住民はほぼ消滅された、あるいは絶滅危惧種として細々と荒野の居住区に“保護”されている。「国境周辺におけるロシア軍増強の動きなど重大な懸念をもって注視している。ウクライナの主権や領土は重要な問題だ。先進7カ国(G7)の枠組みを重視しながら適切に対応していかなければならない」・・・ナンミョーじゃあるまいし、お題目を唱えれば危機が去るとでも思っているのか? プーチンや習近平は嗤っているだろう。


「年内に1000発の核ミサイルを配置すべく作業を進めている」となぜ言えぬ。丁寧に国民に今の危機を説き、できる限りの抑止力で備えるべきだ。天は自ら助くる者を助く。危機感をもって第3次世界大戦に具体的に備えるべし。
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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