最後の皇帝“ハムレット”習近平
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」209/通算640 2023(令和5)/8/16/水】8/13はベランダとキッチンの大営繕、午後は菩提寺で施餓鬼法要と墓参り、帰路のチャリ散歩では用水路沿いの2本の桜の根元の剪定、夕刻はお盆の迎え火・・・充実していたがハシャギ過ぎ! 足、腕、腰にバンテリンを塗りまくった。
「やっぱ躁状態なのかなあ、そのうち鬱になるのかなあ」とちょっと不安になるが、習近平・中共をつぶすまでは死ねない身、それまでは天は我を生かすであろうと勝手に思っている。妄想だろうと「それでいいのだ!」・・・天才バカボンのパパは偉大だった。
♪わしはバカボンのパパなのだ この世はむずかしいのだ わしの思うようにはならないのだ でも わしは大丈夫なのだ わしはいつでもわしなので 大丈夫なのだ
これでいいのだと言っているから 大丈夫なのだ あなたも あなたで それでいいのだ それでいいのだ それでいいのだ
わしはリタイヤしたのだ 全ての心配からリタイヤしたのだ だからわしは疲れないのだ どうだ これでいいのだ これでいいのだ やっぱりこれでいいのだ
・・・・・
赤塚不二夫は偉かったなあ。心理学ブロガー「ねこひげ先生」曰く『「わしはいつでもわしなので 大丈夫なのだ」「あなたも あなたで それでいいのだ」という言葉なんてアドラー心理学で言うところの『課題の分離』を連想させてくれます』
「アドラー心理学」? 医学士の田中禎氏は日本アドラー心理学会の「アドラー心理学は、あなたの生活にどのような影響を与えましたか?」にこう回答している。「シンプルな問題を複雑に考えることの浪費がなくなって楽になりました。人と誠実に向き合うということや横の関係といったことを考えるときに、多くのヒントをもらっています」
ナルホド、深く考えないで楽天的になる、結構それで上手くいったりするよ、それでいいのだ?・・・一種の「楽天のすゝめ」だな。昔「ケセラセラ」という歌が流行ったが、「気を揉んでも仕方ない、成り行きに任せてしまえ」などの意味合いがあるとか。それで本当に上手くいくか? アドラーもケセラセラも結構怪しい感じがする。
現役時代、編集者の小生は記者でもあり「正確な記事」を重視してきたからアバウト的なケセラセラとは反対。毎日のように締め切りに追われ、記事を書き終えるとグッタリして飲み屋に直行しないと疲れが取れなかった。これが高じてアル中になってしまったが、赤塚不二夫も<晩年はアルコール依存症に苦しめられるが、酒に溺れた原因は極度の恥ずかしがり屋であるため、酒なくして人と向き合うことができなかったと自己分析している>(WIKI)
その気持、分かります。彼は根が繊細(過ぎ)、子供のように純真(過ぎ)だったのではないか。赤塚不二夫の最初の奥さんは登茂子さん、再婚は眞知子さん。彼は繊細な子供のように母性本能を刺激するキャラだったよう。2009/3/9の文春写真館「赤塚不二夫と二人の妻」によると――
<手塚治虫と並んで戦後のマンガの世界をリードしたのが赤塚不二夫だった。
「週刊文春」昭和62/1987年5月14日号に、「前妻(登茂子さん)が『保証人』になった赤塚不二夫の再婚相手(眞知子さん)」なる記事が掲載された。
《マンガ家赤塚不二夫氏が、ひとまわりも齢下の美人と正式に再婚していたことが判明。しかも、その橋渡し役が離婚した前夫人とあって、周囲もビックリ。赤塚氏は前夫人を今でもママと呼び、前夫人は新夫人をほめちぎる。赤塚氏を間に挟んでの、この何ともおかしな “三角関係”》
登茂子さんは赤塚氏( 2008/平成20年8月2日没)が亡くなる3日前にこの世を去った。真知子さんは平成18/2006年7月に他界>
「それでいいのだ、これでいいのだ」・・・赤塚不二夫はシュール、異次元の人のよう。登茂子さんとの間に生まれた赤塚りえ子さん(1965年3月11日 - )がフジオ・プロダクション社長を務めているという。
・・・・・・・
人生いろいろ、国家もいろいろ、日本はいろいろな問題・課題を抱えているが、世界を俯瞰すればかなりマシな、安定した、不安のない(多分トップクラスの)国だろう。日本国の起源は各地の部族が統一し始めた西暦300年あたりらしいが、以来、国柄が2000年近くも続いてる王国(皇国、帝国)はまずないから、無事に次代につなげていくべし、と小生は思っている。つい最近生まれたばかりの中露北など強権独裁国に負けるわけにはいかない。
“狂犬”のボスは習近平・中共。何が何でも戦勝して「箔」をつけ、毛沢東式の共産主義国に戻したいという、異次元の危険な「阿Q」「一度アカ、一生アカ」の狂人(プーチンも同様)であり、習が一日永らえば世界は一日危うくなる。一日でも早く駆除すべきなのだ。
昨秋、慣例を破って強引に3期目(永世?)国家主席に就任した習近平の中国は今春あたりから経済が怪しくなり、識者は様子見だったが、今は「中国経済悲観論=西側陣営は備えよ!」の論稿が随分増えてきた。小生が師事している木内登英氏の「世界経済『静かなる危機』4:激化する米中経済対立とデカップリング」(野村総合研究所2023/8/14)から抜粋する。
<◆先端半導体を巡る米中ハイテク覇権争い:経済面で米中両国間の最大の懸案となっているのが先端半導体分野での対立だ。バイデン政権は昨年10月に、中国向けに輸出する(1)AIやスーパー・コンピュータに利用される先端半導体、(2)先端半導体の製造装置、の輸出管理について新たな措置を発表した。事実上の輸出禁止である。
トランプ前政権は中国が2015年に発表した、製造業での強国を目指す中国の中期計画「中国製造2025」への警戒感を強め、5G(次世代通信規格)などを中心にハイテク分野で中国の切り離しを進めた。2019年には通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を、事実上の禁輸措置を課すエンティティ・リスト(禁輸企業リスト)に追加した。バイデン政権が今回、対中輸出規制のターゲットとしたのは、企業ではなく中国全体である。
バイデン政権は、先端半導体の製造装置について、主要な生産国である日本やオランダに対しても、対中輸出規制への同調を強く求めた。この分野の半導体製造装置の製造は、日本、米国、オランダの3か国にほぼ限られているためだ。
世界の半導体業界では、製造工程の細分化・専門化が急速に進んでいる。特に前工程では、各段階の製造装置が日米欧の大手メーカーの独占状態になっている。この3か国が半導体製造装置の対中輸出規制で足並みを揃えれば、中国の半導体製造に大きな打撃を与えることが可能となる。
今年1月に日本とオランダは米国の求めを受け入れ、中国向けの先端半導体製造装置に輸出規制を課すことで合意した、と報じられた。実際、日本政府は5月に経済産業省が省令を改正し、輸出管理の対象に高性能な半導体製造装置など23品目を加え、7月23日に施行した。オランダ政府も、先端半導体の製造装置の輸出管理を9月1日から強化すると発表している。
◆先端半導体関連の輸出規制は中国に大打撃:「中国製造2025」のもとで、中国政府は国内企業への巨額の補助金などを通じて、半導体の国産化を急いで進めてきた。しかし、前工程の製造装置の国産化率については、依然10%未満に留まっているという。
米国は、中国が先端半導体の製造で後れを取っている今のうちに、同分野で中国の台頭を抑え込む戦略なのだろう。実際、今回の措置は、中国に大きな打撃を与えている。
一方、中国側の報復措置も目立ってきている。5月には米半導体大手マイクロンの製品の調達禁止を発表した。また7月3日には、半導体の材料に使われるガリウムなどレアメタル関連品を8月から輸出規制の対象にする、と発表した。
両国は、対話の重要性を確認しながらも、実際には先端半導体分野でぶつかっている。テーブルの上では握手をしながらも、テーブルの下では激しく蹴りあっている構図だ。
◆AIを巡る米中の覇権争いが激化(略)
◆米国は伝統的な自由主義、市場主義を修正:「サリバン・ドクトリン」(略)
◆米国の対中規制は「モノ」から「カネ」に拡大(略)
◆縮小する米中間貿易:米国の対中貿易の動きを見ると、前トランプ政権から現バイデン政権にかけて、米国の対中輸出・輸入依存度は低下傾向にあり、デカップリングが進んでいる印象がある。
米国の輸出に占める中国の構成比は、4四半期移動平均値で見て2010年以降7~8%程度で安定していたが、トランプ前政権下での米中貿易摩擦が激化し、追加関税導入の応酬などによって、米国の輸出の中国依存度は低下していった。6%程度まで低下した後に2020年年初に本格化した新型コロナウイルス問題によって中国依存度が高まり、一時は10%近くに達した。当初は他国よりも早く景気回復を実現した中国向けの輸出が伸びたのである。
しかし、新型コロナウイルス問題の影響が薄れる一方、バイデン政権下でハイテク分野を中心とする米中貿易摩擦が再び激化する中、中国向け輸出の構成比は、トランプ政権発足以前の水準にまで低下している。
また、米国の輸入に占める中国の構成比は、2010年以降20%程度で安定していたが、トランプ政権の下での米中貿易摩擦で構成比は下がり、バイデン政権の下での米中貿易摩擦でさらに2段階で下がった。米国は中国への貿易依存度を急速に低下させており、まさにデカップリングが進行している状況に見える。さらにバイデン政権が安全保障の脅威を取り除くための分野を絞った対中制裁措置、いわゆるデリスキングから範囲を拡大させていけば、両国の貿易関係はより低下していく。
米中という経済規模で世界第1位と第2位の国が、両国間の貿易を縮小させる方向にあるのは、世界経済の安定の観点から大きな懸念である。さらに、米国は急速な金融引き締めや銀行不安の影響から、企業部門を中心に債務圧縮(ディレバレッジ)の傾向が先行き進行する可能性がある。
他方中国でも、潜在成長率が急速に下がる中、不動産価格の下落が民間部門のディレバレッジを促し、日本のバブル崩壊時のような、資産デフレとデフレの「ダブル・デフレ」、長期低迷に陥るリスクが高まっているように見える。
こうして両国で経済・金融危機が進行するリスクがある中で、両国間での貿易が急速に縮小していることは、より事態を悪化させてしまうのではないか>(以上)
米中の軋轢とは「米欧日 vs 中」の冷戦であり、かつては「米欧日 vs ソ連」の対立があった。ソ連は1991年に自滅・自壊したが、習近平がそれを知らないわけがない(知っていても教訓にしない?)。米欧日 vs 中の対立が続くと、当然ながら中国に経済成長をもたらし近代化を支えてきた米欧日の外国企業は撤収していくだろう。
内務、外務での習の強権独裁的政治の背景には伝統的な中国・漢族の「逆らう奴らは脅せば従う」がある。一方で庶民は「上に政策あれば下に対策あり」で抜け道を探るという伝統がある。それでも苛烈な統治が続くと人民は易姓革命を起こして為政者を排除する。中国4000年の歴史はその繰り返しだ。習近平がそれを知らないはずはないが、小卒で下放された13歳から20歳まで毛語録系の“アカ本”しか読んでいないのなら知らないか?
米欧日の先進諸国は、良きにつけ悪しきにつけ海千山千の清濁併せ呑むシタタカな国だ。いずれも国益重視。特に米国民主党は激しい「私は正義病」で、ダーティなことも平気の平左、「昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵」という、絶対に敵にしたくない、実に嫌な党柄である。コワモテ(強面)? 仕方がないから付き合っているという国は結構多いのではないか。
一方で中国は大昔から「事大主義」。表向きは「強い者には従う」のが処世訓だ。だから習近平は毛を真似て米欧日諸国も「張子の虎」「脅せば従う」と思っている。かなりの時代錯誤というか、気分はずーっと紅衛兵。
孔子やマキャベリのような冷静で優秀な側近がいれば「殿、今は経済を立て直すことが喫緊の課題、それなくしてはアジア太平洋制覇もなりませぬ」とか箴言するのだろうが、同じ側近でも嫉妬や私利私欲で「殿、奴は米国の手先という諜報員の報告があります。ゆめゆめ騙されぬようご用心なされませ」。
かくして習近平は動揺しまくり朝令暮改、まるで建国間もない孫文時代の中華民国のよう。「台湾、日本を制圧したい」「でもまだ準備は整っていない」「それなのに経済は下り坂」「盛り返さないと開戦できない」「経済再建と軍拡を同時に進める国力はない・・・どちらを優先すべきか、経済か軍拡か、それが問題だ」
“ハムレット”習近平よ、焦らずに、冷静になって考えることだ。先人曰く「物事には『重要事項と優先事項』がある」。重要事項はいっぱいあるが、一気にはできないから優先順位を決めなさい、ということだ。
まずすべきは君が大嫌いなトウ小平流の資本主義経済を立て直し、発展の資金をしっかり確保すべきだ。マルクス流の統制計画経済で成功した国がこれまで一つもないのは、強靭な最先端インフラを創れないのに資本主義国との競争を始めたからである。前頭筆頭とはいえ大関や横綱と競争してもなかなか勝てるものではない。
勝つためには、まずは資本主義経済で体力をつけ、それから「富国強兵」を目指す。教育を進めて民度を高め、産業を育成し、軍事力を強化する。並行して友好国を増やしていく。単なるバラマキではなく、相手国の発展に寄与するパートナーでなければ長続きしない。シコシコ真面目に支援、協力をしていけば、やがて同志国、同盟国になっていくだろう。
20年ほど努力を重ねていけば国力増進、心技体が充実し、待てば海路の日和あり、「2035年までに先進国になる」と宣言している習近平はその年に82歳だから「夢の開戦」を始める最後のチャンスと思っているはずだ。
が、何のための開戦? 毛沢東に並ぶ箔をつけるため? 世界から総スカンを食らうだけだろう。共産主義国に戻るため? 共産主義経済に戻ればすべては元の黙阿弥、再び制裁を招き、孤立し、経済は大きく後退するだけだ。
何をしでかすか分からない“ダッチロール”習近平を排除しない限り世界は安定しない。誰が、どうやって排除するか。西側諸国による経済封鎖、中共幹部の党内闘争、中共軍のクーデタ―、人民による反政府運動、米国など諜報機関による暗殺・・・毛沢東は死ぬまで国家主席だったから、毛の真似っ乞食の習近平が辞任することはあり得ない。排除するしかない・・・それでいいのだ!
いずれにせよ27年後、2050年の「中国建国100年」はないだろう。その時の小生は白寿だから確認できはしないが、民心や党幹部、将兵、軍隊が離れると清朝やソ連同様にあっという間に消滅するに違いない。習近平を最後の暴君、最後の皇帝にして中共・中華人民共和国を瓦解させる・・・2000年ほども続く奇跡の国、日本を守り抜くためにも実現しなければならない。
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」209/通算640 2023(令和5)/8/16/水】8/13はベランダとキッチンの大営繕、午後は菩提寺で施餓鬼法要と墓参り、帰路のチャリ散歩では用水路沿いの2本の桜の根元の剪定、夕刻はお盆の迎え火・・・充実していたがハシャギ過ぎ! 足、腕、腰にバンテリンを塗りまくった。
「やっぱ躁状態なのかなあ、そのうち鬱になるのかなあ」とちょっと不安になるが、習近平・中共をつぶすまでは死ねない身、それまでは天は我を生かすであろうと勝手に思っている。妄想だろうと「それでいいのだ!」・・・天才バカボンのパパは偉大だった。
♪わしはバカボンのパパなのだ この世はむずかしいのだ わしの思うようにはならないのだ でも わしは大丈夫なのだ わしはいつでもわしなので 大丈夫なのだ
これでいいのだと言っているから 大丈夫なのだ あなたも あなたで それでいいのだ それでいいのだ それでいいのだ
わしはリタイヤしたのだ 全ての心配からリタイヤしたのだ だからわしは疲れないのだ どうだ これでいいのだ これでいいのだ やっぱりこれでいいのだ
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赤塚不二夫は偉かったなあ。心理学ブロガー「ねこひげ先生」曰く『「わしはいつでもわしなので 大丈夫なのだ」「あなたも あなたで それでいいのだ」という言葉なんてアドラー心理学で言うところの『課題の分離』を連想させてくれます』
「アドラー心理学」? 医学士の田中禎氏は日本アドラー心理学会の「アドラー心理学は、あなたの生活にどのような影響を与えましたか?」にこう回答している。「シンプルな問題を複雑に考えることの浪費がなくなって楽になりました。人と誠実に向き合うということや横の関係といったことを考えるときに、多くのヒントをもらっています」
ナルホド、深く考えないで楽天的になる、結構それで上手くいったりするよ、それでいいのだ?・・・一種の「楽天のすゝめ」だな。昔「ケセラセラ」という歌が流行ったが、「気を揉んでも仕方ない、成り行きに任せてしまえ」などの意味合いがあるとか。それで本当に上手くいくか? アドラーもケセラセラも結構怪しい感じがする。
現役時代、編集者の小生は記者でもあり「正確な記事」を重視してきたからアバウト的なケセラセラとは反対。毎日のように締め切りに追われ、記事を書き終えるとグッタリして飲み屋に直行しないと疲れが取れなかった。これが高じてアル中になってしまったが、赤塚不二夫も<晩年はアルコール依存症に苦しめられるが、酒に溺れた原因は極度の恥ずかしがり屋であるため、酒なくして人と向き合うことができなかったと自己分析している>(WIKI)
その気持、分かります。彼は根が繊細(過ぎ)、子供のように純真(過ぎ)だったのではないか。赤塚不二夫の最初の奥さんは登茂子さん、再婚は眞知子さん。彼は繊細な子供のように母性本能を刺激するキャラだったよう。2009/3/9の文春写真館「赤塚不二夫と二人の妻」によると――
<手塚治虫と並んで戦後のマンガの世界をリードしたのが赤塚不二夫だった。
「週刊文春」昭和62/1987年5月14日号に、「前妻(登茂子さん)が『保証人』になった赤塚不二夫の再婚相手(眞知子さん)」なる記事が掲載された。
《マンガ家赤塚不二夫氏が、ひとまわりも齢下の美人と正式に再婚していたことが判明。しかも、その橋渡し役が離婚した前夫人とあって、周囲もビックリ。赤塚氏は前夫人を今でもママと呼び、前夫人は新夫人をほめちぎる。赤塚氏を間に挟んでの、この何ともおかしな “三角関係”》
登茂子さんは赤塚氏( 2008/平成20年8月2日没)が亡くなる3日前にこの世を去った。真知子さんは平成18/2006年7月に他界>
「それでいいのだ、これでいいのだ」・・・赤塚不二夫はシュール、異次元の人のよう。登茂子さんとの間に生まれた赤塚りえ子さん(1965年3月11日 - )がフジオ・プロダクション社長を務めているという。
・・・・・・・
人生いろいろ、国家もいろいろ、日本はいろいろな問題・課題を抱えているが、世界を俯瞰すればかなりマシな、安定した、不安のない(多分トップクラスの)国だろう。日本国の起源は各地の部族が統一し始めた西暦300年あたりらしいが、以来、国柄が2000年近くも続いてる王国(皇国、帝国)はまずないから、無事に次代につなげていくべし、と小生は思っている。つい最近生まれたばかりの中露北など強権独裁国に負けるわけにはいかない。
“狂犬”のボスは習近平・中共。何が何でも戦勝して「箔」をつけ、毛沢東式の共産主義国に戻したいという、異次元の危険な「阿Q」「一度アカ、一生アカ」の狂人(プーチンも同様)であり、習が一日永らえば世界は一日危うくなる。一日でも早く駆除すべきなのだ。
昨秋、慣例を破って強引に3期目(永世?)国家主席に就任した習近平の中国は今春あたりから経済が怪しくなり、識者は様子見だったが、今は「中国経済悲観論=西側陣営は備えよ!」の論稿が随分増えてきた。小生が師事している木内登英氏の「世界経済『静かなる危機』4:激化する米中経済対立とデカップリング」(野村総合研究所2023/8/14)から抜粋する。
<◆先端半導体を巡る米中ハイテク覇権争い:経済面で米中両国間の最大の懸案となっているのが先端半導体分野での対立だ。バイデン政権は昨年10月に、中国向けに輸出する(1)AIやスーパー・コンピュータに利用される先端半導体、(2)先端半導体の製造装置、の輸出管理について新たな措置を発表した。事実上の輸出禁止である。
トランプ前政権は中国が2015年に発表した、製造業での強国を目指す中国の中期計画「中国製造2025」への警戒感を強め、5G(次世代通信規格)などを中心にハイテク分野で中国の切り離しを進めた。2019年には通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を、事実上の禁輸措置を課すエンティティ・リスト(禁輸企業リスト)に追加した。バイデン政権が今回、対中輸出規制のターゲットとしたのは、企業ではなく中国全体である。
バイデン政権は、先端半導体の製造装置について、主要な生産国である日本やオランダに対しても、対中輸出規制への同調を強く求めた。この分野の半導体製造装置の製造は、日本、米国、オランダの3か国にほぼ限られているためだ。
世界の半導体業界では、製造工程の細分化・専門化が急速に進んでいる。特に前工程では、各段階の製造装置が日米欧の大手メーカーの独占状態になっている。この3か国が半導体製造装置の対中輸出規制で足並みを揃えれば、中国の半導体製造に大きな打撃を与えることが可能となる。
今年1月に日本とオランダは米国の求めを受け入れ、中国向けの先端半導体製造装置に輸出規制を課すことで合意した、と報じられた。実際、日本政府は5月に経済産業省が省令を改正し、輸出管理の対象に高性能な半導体製造装置など23品目を加え、7月23日に施行した。オランダ政府も、先端半導体の製造装置の輸出管理を9月1日から強化すると発表している。
◆先端半導体関連の輸出規制は中国に大打撃:「中国製造2025」のもとで、中国政府は国内企業への巨額の補助金などを通じて、半導体の国産化を急いで進めてきた。しかし、前工程の製造装置の国産化率については、依然10%未満に留まっているという。
米国は、中国が先端半導体の製造で後れを取っている今のうちに、同分野で中国の台頭を抑え込む戦略なのだろう。実際、今回の措置は、中国に大きな打撃を与えている。
一方、中国側の報復措置も目立ってきている。5月には米半導体大手マイクロンの製品の調達禁止を発表した。また7月3日には、半導体の材料に使われるガリウムなどレアメタル関連品を8月から輸出規制の対象にする、と発表した。
両国は、対話の重要性を確認しながらも、実際には先端半導体分野でぶつかっている。テーブルの上では握手をしながらも、テーブルの下では激しく蹴りあっている構図だ。
◆AIを巡る米中の覇権争いが激化(略)
◆米国は伝統的な自由主義、市場主義を修正:「サリバン・ドクトリン」(略)
◆米国の対中規制は「モノ」から「カネ」に拡大(略)
◆縮小する米中間貿易:米国の対中貿易の動きを見ると、前トランプ政権から現バイデン政権にかけて、米国の対中輸出・輸入依存度は低下傾向にあり、デカップリングが進んでいる印象がある。
米国の輸出に占める中国の構成比は、4四半期移動平均値で見て2010年以降7~8%程度で安定していたが、トランプ前政権下での米中貿易摩擦が激化し、追加関税導入の応酬などによって、米国の輸出の中国依存度は低下していった。6%程度まで低下した後に2020年年初に本格化した新型コロナウイルス問題によって中国依存度が高まり、一時は10%近くに達した。当初は他国よりも早く景気回復を実現した中国向けの輸出が伸びたのである。
しかし、新型コロナウイルス問題の影響が薄れる一方、バイデン政権下でハイテク分野を中心とする米中貿易摩擦が再び激化する中、中国向け輸出の構成比は、トランプ政権発足以前の水準にまで低下している。
また、米国の輸入に占める中国の構成比は、2010年以降20%程度で安定していたが、トランプ政権の下での米中貿易摩擦で構成比は下がり、バイデン政権の下での米中貿易摩擦でさらに2段階で下がった。米国は中国への貿易依存度を急速に低下させており、まさにデカップリングが進行している状況に見える。さらにバイデン政権が安全保障の脅威を取り除くための分野を絞った対中制裁措置、いわゆるデリスキングから範囲を拡大させていけば、両国の貿易関係はより低下していく。
米中という経済規模で世界第1位と第2位の国が、両国間の貿易を縮小させる方向にあるのは、世界経済の安定の観点から大きな懸念である。さらに、米国は急速な金融引き締めや銀行不安の影響から、企業部門を中心に債務圧縮(ディレバレッジ)の傾向が先行き進行する可能性がある。
他方中国でも、潜在成長率が急速に下がる中、不動産価格の下落が民間部門のディレバレッジを促し、日本のバブル崩壊時のような、資産デフレとデフレの「ダブル・デフレ」、長期低迷に陥るリスクが高まっているように見える。
こうして両国で経済・金融危機が進行するリスクがある中で、両国間での貿易が急速に縮小していることは、より事態を悪化させてしまうのではないか>(以上)
米中の軋轢とは「米欧日 vs 中」の冷戦であり、かつては「米欧日 vs ソ連」の対立があった。ソ連は1991年に自滅・自壊したが、習近平がそれを知らないわけがない(知っていても教訓にしない?)。米欧日 vs 中の対立が続くと、当然ながら中国に経済成長をもたらし近代化を支えてきた米欧日の外国企業は撤収していくだろう。
内務、外務での習の強権独裁的政治の背景には伝統的な中国・漢族の「逆らう奴らは脅せば従う」がある。一方で庶民は「上に政策あれば下に対策あり」で抜け道を探るという伝統がある。それでも苛烈な統治が続くと人民は易姓革命を起こして為政者を排除する。中国4000年の歴史はその繰り返しだ。習近平がそれを知らないはずはないが、小卒で下放された13歳から20歳まで毛語録系の“アカ本”しか読んでいないのなら知らないか?
米欧日の先進諸国は、良きにつけ悪しきにつけ海千山千の清濁併せ呑むシタタカな国だ。いずれも国益重視。特に米国民主党は激しい「私は正義病」で、ダーティなことも平気の平左、「昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵」という、絶対に敵にしたくない、実に嫌な党柄である。コワモテ(強面)? 仕方がないから付き合っているという国は結構多いのではないか。
一方で中国は大昔から「事大主義」。表向きは「強い者には従う」のが処世訓だ。だから習近平は毛を真似て米欧日諸国も「張子の虎」「脅せば従う」と思っている。かなりの時代錯誤というか、気分はずーっと紅衛兵。
孔子やマキャベリのような冷静で優秀な側近がいれば「殿、今は経済を立て直すことが喫緊の課題、それなくしてはアジア太平洋制覇もなりませぬ」とか箴言するのだろうが、同じ側近でも嫉妬や私利私欲で「殿、奴は米国の手先という諜報員の報告があります。ゆめゆめ騙されぬようご用心なされませ」。
かくして習近平は動揺しまくり朝令暮改、まるで建国間もない孫文時代の中華民国のよう。「台湾、日本を制圧したい」「でもまだ準備は整っていない」「それなのに経済は下り坂」「盛り返さないと開戦できない」「経済再建と軍拡を同時に進める国力はない・・・どちらを優先すべきか、経済か軍拡か、それが問題だ」
“ハムレット”習近平よ、焦らずに、冷静になって考えることだ。先人曰く「物事には『重要事項と優先事項』がある」。重要事項はいっぱいあるが、一気にはできないから優先順位を決めなさい、ということだ。
まずすべきは君が大嫌いなトウ小平流の資本主義経済を立て直し、発展の資金をしっかり確保すべきだ。マルクス流の統制計画経済で成功した国がこれまで一つもないのは、強靭な最先端インフラを創れないのに資本主義国との競争を始めたからである。前頭筆頭とはいえ大関や横綱と競争してもなかなか勝てるものではない。
勝つためには、まずは資本主義経済で体力をつけ、それから「富国強兵」を目指す。教育を進めて民度を高め、産業を育成し、軍事力を強化する。並行して友好国を増やしていく。単なるバラマキではなく、相手国の発展に寄与するパートナーでなければ長続きしない。シコシコ真面目に支援、協力をしていけば、やがて同志国、同盟国になっていくだろう。
20年ほど努力を重ねていけば国力増進、心技体が充実し、待てば海路の日和あり、「2035年までに先進国になる」と宣言している習近平はその年に82歳だから「夢の開戦」を始める最後のチャンスと思っているはずだ。
が、何のための開戦? 毛沢東に並ぶ箔をつけるため? 世界から総スカンを食らうだけだろう。共産主義国に戻るため? 共産主義経済に戻ればすべては元の黙阿弥、再び制裁を招き、孤立し、経済は大きく後退するだけだ。
何をしでかすか分からない“ダッチロール”習近平を排除しない限り世界は安定しない。誰が、どうやって排除するか。西側諸国による経済封鎖、中共幹部の党内闘争、中共軍のクーデタ―、人民による反政府運動、米国など諜報機関による暗殺・・・毛沢東は死ぬまで国家主席だったから、毛の真似っ乞食の習近平が辞任することはあり得ない。排除するしかない・・・それでいいのだ!
いずれにせよ27年後、2050年の「中国建国100年」はないだろう。その時の小生は白寿だから確認できはしないが、民心や党幹部、将兵、軍隊が離れると清朝やソ連同様にあっという間に消滅するに違いない。習近平を最後の暴君、最後の皇帝にして中共・中華人民共和国を瓦解させる・・・2000年ほども続く奇跡の国、日本を守り抜くためにも実現しなければならない。
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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https://note.com/gifted_hawk281/n/n9b3c7f4231f9
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まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」