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雀庵の「大戦序章/26)ウクライナの危機は明日の日台」

2022-04-13 07:13:59 | 日記
雀庵の「大戦序章/26)ウクライナの危機は明日の日台」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/458 2022/4/13/水】5時に起床してゴミ出しなどの家事や趣味のペット(雀)の世話、庭の掃除と散水、物書きをし、9時半ごろから11時あたりまでチャリ散歩に出かける。散歩中は多摩川や多摩丘陵の自然を満喫し、「ああ、いいなあ、綺麗だなあ」と感動するばかりで、脳みそが浄化され、大いにすっきりする。


ところが先日の散歩の途次、宿河原ダムのそばにある神社、通称「くつかけ稲荷」のあたりで天の啓示か、「国家と個人の関係を考えなさい」という命題が下ってきた。以前から「ユダヤ人の思考回路、行動原理はどうなっているんだ、4000年の歴史の中で培われたものだろう、勉強せにゃならん」と思っていたものの、優先事項ではないのでこのところ忘れていたのだ。


しかし無意識でも脳みそは考えているようで、夕べはウトウトとした途端に「そうだ、『国家と個人』、書かなければ!」とガバッと起きて一気にこうメモした。


<国家は国益で行動する。個人も利益を重視はするものの、感情や好き嫌いで動く傾向が強い。小生は「敵に屈服するくらいなら死んだ方がマシだ、運を天に任せて戦おう!」というタイプだが、日本男児はそういう傾向があるのではないか。「身はたとい 武蔵の野辺に 朽ちぬとも とどめおかまし 大和魂」、溝(どぶ)に死すとも屈辱は受け入れ難い。


国家(為政者)は慎重に計算する。戦争になったら、どうしたら勝てるか、負けないか、を考える。戦国武将は10戦して5勝5敗、あるいは4勝6敗でもいいという。勝ち過ぎると、勝ちパターンを必勝策と思い、それを踏襲しがちになるからだ。


その一方で負けた方は「なぜ負けたのか」を必死で研究する。そして敵の作戦を読み、「同じ手は食わぬ」となり、敵が同じ戦法で来るとなれば勝てる。


だから時々負けた方が勉強になる、勝ちっぱなしは危うい、と戦国の為政者、武将は己を戒めたわけだ。「勝って兜の緒を締めよ」とは、成功したからといって気をゆるめず、さらに心を引き締めろということだが、逆に言えば、たとえ負けても、敗因を研究して次戦に備えよということでもある。 古人曰く「負けを知るものは強くなる」、ただしゲームを投げたらそこで終わりだ。国家も国民もめげずに次戦に備えるべし>


大原浩氏(国際投資アナリスト/人間経済科学研究所・執行パートナー)曰く、


<兵法では「緒戦で勝つよりも『戦争』で勝つべきだ」ということがよく言われる。つまり個々の戦闘(合戦)で勝利しても、最終的に相手との「戦争」に勝てなければ意味がないということだ。


米国の初代大統領であり、独立軍総司令官であったジョージ・ワシントンが好例だろう。彼は強大な英国軍に農民の寄せ集め集団であった独立軍を率いて挑んだが、結果は3勝6敗だと言われる。しかしながら「米国独立」という戦争の目的は見事に達成した>


戦争目的を達成すれば「勝ち」だが、第2次世界大戦で事実上一人勝ちした米国は、冷戦でもソ連に勝ったものの、その他の熱戦では負けっぱなしではないか。ついこの間には痴呆症的民主党バイデン米国はアフガンから何の戦果も事後対策もなく尻尾を巻いて逃げ出した。


ベトナム戦争で最強米国が小国北ベトナムに負けたのはなぜかと不思議に思っていたが、米軍は北爆を盛んにしたものの基本的に軍事関連施設だけをターゲットにしていたからだという。米国は第2次大戦で日本の都市を原爆2発を含めて無差別空爆して廃墟にしたが、後味が悪かったのか、報復を恐れたのか、以来、米国は“無差別皆殺し爆撃戦略”は禁じ手にしたようだ。


何をするか分からない共和党トランプと違って民主党バイデン米国を「ヘタレ」と見做したプーチンはウクライナ侵略を始めたが、米国が直接関与しないからためらうことなく無差別攻撃や核兵器恫喝をしている。ヘタレの米国を見て自由世界の諸国も直接関与を避けて、今はロシアへの圧力は経済圧迫だけのよう。プーチンとガチンコする覚悟を固めた国はない。


ウクライナが破壊され、世界秩序が危うくなっているこの期に及んで「地球に優しい脱化石燃料を!」だと?! 死屍累々の目の前の危機を見ないで「地球に優しい」って・・・本末転倒、悲しからずや道を説く君、古人曰く「バカにつける薬なし」。


日本国、日本国民も今回のプーチン露助によるウクライナ侵略と米国のヘタレ振りを見て「核武装による戦力強化の必要性」「アジア太平洋軍事同盟の必要性」を認識し始めたのではないか。日本のお隣さんは核保有の3大巨人=狂人ばっかりの中露北だ。特に日台は核武装を急がなければならない。何しろバイデン米国はプーチンを恐れるヘタレなのだから、プーチン帝国の10倍の国力を持つ中共と日台を巡ってガチンコするなんぞあり得ない。


1945年以降の戦後体制、戦後秩序の時代は終わったのだ。ウクライナの今の危機は明日の日台である。緊張感を高めて中露北との戦争に備えるべし。皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ。大東亜戦争を戦い抜いた小野田寛郎陸軍少尉著「わが回想のルバング島」から。


<洋の東西の歴史から、私たちは戦争の原因について数多くのことを学び取れる。その中には「窮鼠かえって猫を嚙む」と譬えられる「死中に活を求める」戦争もある。日本が初めて経験した敗戦はその例にあてはまるが、結果を踏まえて「勝算なき戦いを始めた愚」を自ら謗り、自身を辱めることは、余りにも短絡的すぎる反省ではないだろうか。


それぞれの国にはそれぞれの国の正義と主張があり、国民の発展を希う国策がある。戦いはその相違と誤解から始められるが、戦いが始まれば若者たちが戦場に立って死闘を演じるのは交戦国に共通することである。もちろん、戦争を美化するものではないが、ひと度、国家、民族の主権を侵され自立自衛を危うくされた場合、戦争を否定して死を厭うほど私は卑怯者ではなかった。それは近くは肉親の、遠くは民族の将来のためであったからである。


「戦争」「戦場」は人間をどのように行動させるものなのか。本書はその一例を示したに過ぎないが、総じて言えることは、戦争は狂気の場であって、決して平常と同様の感覚も常識も通用しないということである。


戦争には遠因と近因がある。それらに対処し、平和を守り戦争を避けるためには、戦争で失うもの以上の犠牲が必要となるかもしれない。それを覚悟して初めて平和を守ることができるのではないかと考えるのである>

ウクライナでは年配者も戦っている。小生も日台とアジア太平洋の平和のために命を惜しまない。舌戦以外に貢献できることはないだろうか。
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