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雀庵の「大戦序章/20)独仏は早くも戦意喪失?」

2022-04-01 17:12:09 | 日記
雀庵の「大戦序章/20)独仏は早くも戦意喪失?」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/453 2022/4/1/金】起業するまで8年間世話になった航空新聞社は実に良い会社だった。梁山泊みたいで傑物の先輩が多く、小川雷太社長以下、遠藤専務、石井常務、佐藤部長、伊地知編集長、新岡デスク・・・記者、編集者としての基礎を学ぶことができた。その上に毎晩が宴会みたいなもので、銀座、有楽町、新橋界隈の居酒屋で酒もたっぷり飲ませてくれた。


唯一、下戸の小川社長は「零戦」乗りだったという“伝説”があり、スターリン・ソ連が北朝鮮を使嗾して起こした朝鮮戦争(1950年6月~1953年)以降「在日米空軍 その真相を衝く」(1957年)などの著書を通して日本の再軍備の必要性を訴えていた。航空新聞社はその頃に○○氏(名前は失念したが実業家)と小川氏らが創業、基幹媒体は「週刊WING」で、航空自衛隊を始め防衛関係の多くの人が読者だった。


小生はその姉妹紙の海外旅行業界紙「週刊WING TRAVEL」を担当したから、軍事には疎い。今は勉強中で、そのうち「哲学・地政学・経済学」をミックスした「5G軍事学」を立てようと思っているが、70の手習いだから「お爺学」か。「5G軍事学」の方針は「明るい予測は概ね外れるから厳しい予測をする」のがキモで、当たれば「残念ながら私の予測が当たってしまった」と言い、当たらなければ「いやーっ、当たらなくて良かった良かった、天祐だ」なんて言える。何となく怪しいが、オオカミが来る、みんな気を付けて!と警鐘乱打するのが天命なのだ、こんな風に。


防衛予算は年5兆円、GDPの1%・・・これは聖書にでも書かれているのか? 戦争が始まっているのに、それを遵守すれば戦災は免れるとでも思っているのか? 平和ボケして危機感知センサーが働かない、古人曰く「愚の骨頂」。騙されないように注意深く、真相に迫り、対策すべし。


<ドイツ、国防費をGDP比2%超に大幅引き上げへ:[ベルリン2022/2/27ロイター]ドイツのショルツ首相は27日、連邦議会(下院)で演説し、国防費を国内総生産(GDP)比で2%以上へと大幅に引き上げる方針を表明した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた政策転換の一環。ショルツ氏は「自由と民主主義を守るために、わが国の安全保障にもっと資金を投じなければならない」と述べた。


ショルツ氏によると、政府は2022年の予算から1000億ユーロを国防費に充てることを決めた。21年の防衛予算は全体で470億ユーロだった。米ロッキード・マーチン製のF‐35戦闘機を購入し、老朽化している「トーネード」に置き換えることが可能だという。ドイツは歴史的な経緯や国民の強い平和主義を背景に、国防費の対GDP費を2%に引き上げるよう求める米国などからの要請に長い間抵抗してきた>


英国はこのニュースを大歓迎した(振りをしたよう)。


<ドイツが劇的な政策転換「プーチンの戦争」きっかけに(BBCニュース・ベルリン2022/2/28):2月27日はドイツにとって、本当に歴史的な日だった。ショルツ首相は昨年12月に就任したばかりだが、この日1日で、現代ドイツの外交政策を一変させた。


連邦議会の緊急審議で、ショルツ首相は2022年予算から1000億ユーロ(約13兆円)を国防費に追加し、連邦軍の装備強化などに充てると報告した。集まった議員はざわめき、一部は拍手したものの、ブーイングの声も出た。呆然とした表情の議員もいた。


議場の反応にひるむことなく、ショルツ首相は続けて、1週間前には考えられなかった大胆な措置を次々と発表した。国防費を国内総生産(GDP)比で2%以上へと大幅に引き上げると確約し、ドイツがウクライナに武器を直接供与する方針も示した。


これまで他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国は長年、ドイツの国防費引き上げを求め続てきたがドイツはそれに応じなかった。他のNATO加盟国のこの長年の目標を、プーチンは数日で実現したことになる。戦後ドイツで外交政策がこれほど大転換したケースは、ほとんどない。


ロシアが24日にウクライナに侵攻するまで、このような軍事的姿勢は、ほとんどのドイツ人に受け入れられなかっただろう。


戦後のドイツ政府は長年、軍事力ではなく外交と対話を重視してきた。そしてロシアとドイツの間には歴史的に、深い経済と文化の結びつきがある。


多くのドイツ人はロシアが好きだし、ロシア文化に魅了されている。そのため、ロシアに関する政治議論で飛び交う意見は常に多様で、繊細なニュアンスを伴うものだった。ドイツ人の多くは、ロシア政府の視点を少なくとも理解しようと努力していた。


しかし、ロシアのウクライナ侵攻はドイツの政府と有権者に、強い衝撃を与えた。政府も有権者も、ロシアが引き起こした事態に当初は呆然としていた>


「呆然としていた」ドイツ人は、ヒトラー・ナチスが多数派になると急激にヒトラーを熱烈に支持したように、瞬く間にショルツと彼の率いる社会民主党(SPD)支持に向かった。反共居士の小生は「ドイツ人は限りなくアカに近いショルツの『罠』にはまった」と解釈する。


<ショルツ与党が大勝=政権交代後初の州議選:【ベルリン3/28時事】ドイツ西部ザールラント州で27日、州議会選が行われた。暫定開票結果によると、ショルツ首相の中道左派・社会民主党(SPD)が大勝し、23年ぶりに中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)を上回って第1党になった。


昨年12月の国政での政権交代後初めて行われた州議選での勝利で、ショルツ政権の基盤が強まった。一方、昨年9月の総選挙から続くCDUの退潮も改めて鮮明となった。 


SPDの得票率は43%強と、2017年の前回から約14ポイント上昇した。CDUは28%強と前回の結果を約12ポイント下回った。SPDが単独過半数の議席を獲得した>


社会民主党(SPD)はピンクを装ったアカ、本質は共産主義志向だ。ドイツ人はまんまと騙されたのだ。ドイツ人は「私は頭がいい、優秀だ」という思いが強く、それが警戒心を薄くし、結局、騙され続けるのだ。狡猾なショルツの罠に引っ掛かった。


数年前に「300ユーロ偽札事件」があった。現在通用しているユーロ紙幣は5ユーロから500ユーロまで7種あり、「300ユーロ札」はない。ところがイタリア製の精巧な300ユーロ偽札がドイツでは使用(両替)できたと数年前に話題になった。


日本なら6000円札を持って銀行で両替を頼めば速攻で逮捕される。ドイツ人のあまりにものお粗末さ、警戒心、良識のなさに世界は呆れ嗤ったが、プライドが高く左巻きのドイツのマスコミは「報道しない自由」でスルーした。昨年はドイツの自動車メーカーの燃費効率偽造事件があったが、メーカーはダンマリを決め込んでいた。


プライド高すぎる、疑うことを知らない、騙されやすい、自分に不都合な事実は無視隠蔽する、共産主義=理想という幻想、反対者を暴力で叩く・・・外野から見ればドイツ人は良きにつけ悪しきにつけ大人の世俗的な警戒心がなく、付和雷同で結局「愚の骨頂」に至る傾向が強い。


第2次大戦を前にヒトラー・ドイツはスターリン・ソ連と密約を結んで欧州分割を目論んだ。狡猾なスターリンだったが、やがてヒトラーに裏切られ、米英と手を結んでヒトラー・ナチス率いるドイツ軍と必死で戦った。ソ連は、ドイツ人のためではなく、ソ連の縄張りを拡大するために戦った。当たり前の話だ。


ところが戦後のドイツ人は自己保身のためもあったのだろう、ソ連に亡命していた共産主義がスターリンの命令で帰国しドイツの赤色化を進めるや先祖帰りして「悪いのはヒトラー・ナチスで、ソ連はナチスを駆除してくれた、ソ連万歳、共産主義万歳!」となった。偏向メディアばかりなのだろう、またまた騙されたのだ。


<(レッドパージの)裁判は4年10か月の長期に及んだが、1956年8月17日の判決で西ドイツ政府の主張が全面的に認められ、共産党は禁止処分を受けた。主文は以下のとおりである。


「ドイツ共産党の違憲確認を求めた連邦政府の提訴に関する訴訟手続きにおいて、連邦憲法裁判所第一部は1954年11月23日より1955年7月14日に至る期間に行われた口頭審理に基づき、次の判決を適法なものと認める。


1)ドイツ共産党は違憲である。2)ドイツ共産党は解散される。ドイツ共産党に代わる組織を新設したり、もしくは既存の組織を代替組織として存続させることを禁止する。3)ドイツ共産党の財産は公益目的でドイツ連邦共和国により没収される>


「ドイツ共産党」は非合法になったが、「上に政策あれば下に対策あり」がアカの常套手段、「共産党」という名称を使わなければいいとなり、かくして日本社会党のようなピンクを装ったアカが社会民主党(SPD)などを結成して未だに蔓延っているわけだ。SPDが「プーチン・ロシアに反旗を翻した」のは選挙用のただのプロパガンダ、というのはロシアも十分に承知している。


「親愛なる読者の皆様 当社のウェブサイトも、現在の状況により、依然として制限または禁止される恐れがあります」とプーチンを恐れるロシア歴史サイト「ロシア・ビヨンド」2022/3/29は、異例なことに「ロシアは今後どのような国に原油を売るか」という、権力に阿ったような以下の論稿を掲載した。


<EUではエネルギー資源分野における新たな制裁の導入が議論されているが、この決定のためには意見の一致が必要だ。バルト三国やポーランドは禁輸に賛成しているが、ドイツとオランダは反対している。EUが輸入する石油の4分の1以上がロシア産であるため、この決定がなされれば、欧州の人々にとって痛みを伴うものになるだろう。


「政府は従来通りロシア産原油の輸入は停止できないと確信している」とドイツ政府のシュテフェン・ヘーベシュトライト報道官は話している>


ショルツの子分のヘーベシュトライトは「ドイツはロシアと戦うつもりはない」とロシアに媚びを売った。ブルーグバーグ3/29によれば、


<マクロン仏大統領はバイデン氏の発言(プーチン大統領は権力の座にとどまってはならない)に関する質問に対し、「われわれは言葉や行動でエスカレートさせるべきではない」と指摘。外交的手段を通じてまずは停戦を実現し、その後にロシア部隊の撤退を目指すべきだと述べた。


ドイツもフランスに同調。ショルツ首相のヘーベシュトライト首席報道官は28日、記者団に対し、「今後数日間、実際には数週間にわたり、われわれが耐えなくてはならない悲惨な状況を考慮すれば、殺害を止めるために停戦を実現可能にすることが最優先課題だ」と語った。ショルツ首相は同日、ゼレンスキー大統領と交渉プロセスについて話し合った。


しかし他のNATO加盟国は独仏両国の対話路線は逆効果であり、プーチン大統領の術中にはまるとみている>


ドイツもフランスもロシアと戦う前から「プーチンさん、もういいでしょ、手打ちしましょうよ」・・・大人の智慧? 裏切り? アカだらけのドイツはロシアが大好き、フランスは東西どっちつかずのドゴール式「バランス外交」。小生がプーチンなら「独仏は泣きが入って来たか、あとひと踏ん張りすれば俺の勝ちだな。キエフを核ミサイルで掃除すれば完璧だが、さてどうするか。英米も脅しておいた方がいいが・・・To Be or Not to Be, that is the question、悩ましいぜ」、そんな心境だろう。


西側諸国が戦火を恐れてプーチンを抑え込めないのなら、この先どうなるかはプーチン次第になる。なす術もなく手をこまねいていれば、チャンスとばかりに習近平・中共も北も暴れ出す。日本・台湾は必ず襲われる。天は自ら助くる者を助く、恐れて尻尾を巻いたら完全に亡国、それは確かだ。
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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