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雀庵の「常在戦場/98 “戦”の一字を忘れるな」

2021-10-17 07:42:01 | 日記
雀庵の「常在戦場/98 “戦”の一字を忘れるな」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/378(2021/10/17/日】中共の言論弾圧・統制は凄まじい。戦争に備えて「挙国一致体制」を固めている。新聞からネットニュースまで、報道機関はすべて国有の御用メディアになりつつある。習近平・中共の指示・支持する報道以外は許されない。最期の牙城だった香港が圧殺され、今や中共全土から報道の自由は完璧になくなり、個人の通信の自由も近く完全に失われるだろう。


ナポレオン曰く「私は敵を恐れない、新聞を恐れる」。報道機関は国民に大きな影響を与えるから、足を引っ張るようなマスコミは為政者の敵、ヨイショするマスコミは味方である。いずこの独裁者も敵対的なマスコミを潰したいが、露骨にやると間違いなく反発を買って支持率が下がるから、プーチンでさえ少しは遠慮している。


我らが習近平はそれを恐れずに情け容赦なく言論封殺を進めているが、行き着く先はヒトラー=自殺、スターリン=亡国、習はムッソリーニ、フセインのように公開処刑か。支那独裁王朝最後の皇帝、最後の暴君として歴史に名を刻むことは間違いない。


ビジョンタイムス2021/10/14「中共の戦争準備文書を暴露  袁紅氷氏『習氏が台湾攻撃を早める可能性』」から。


<中共の軍用機が10月1日から5日にかけて、台湾を攪乱するために150機を出動し、過去最高となった。習近平は、戦争の準備や攻撃についても繰り返し言及している。海外中国語メディア「大紀元時報」が最近入手した文書で、中共が福建省で戦争準備の調査を密かに行っていることが分かった。これに対し、オーストラリアに滞在する法学者、袁紅氷氏は、「習は台湾への攻撃を早める可能性がある」と述べた。


「大紀元時報」はこのほど、福建省泉州市恵安県国防動員委員会の「国防動員可能性調査に関する通知」(昨年1月付)と題する内部文書を入手した。同文書によると、この調査は戦争に備えるために行われたもの。


同文書では、当局は「国防動員の迅速な対応能力や、戦争と平和の切り替え能力を高め、戦争への効率的な参加と支援活動を実現するために、国防動員資源を全面的に、正確に、かつタイムリーに把握しなければならない」としており、また、地元自治体は「軍事闘争の常態化への移行に備えるべき」と書かれている。


袁氏は「これは習近平が差し迫っている台湾海峡の戦争に対処するため、中国を戦争状態にするペースを加速させていることを示している。中国の情報筋によると、習は第20回党大会の後、つまりバイデン大統領の最後の任期でもある2023年から2024年の間に、台湾海峡の戦争を発動すると予定している」と述べた。


最近はアフガニスタン情勢が変化し、バイデン政権の米軍撤退の「大敗北」に近い事態が中共軍を刺激。それを受けて習の幕僚の中には、「米軍は本質的に脆弱で一撃にも堪えられない」「バイデン政権は中共を相手にする度胸はない」という見方をする人もいる。そのため、習は軍部に「事態の発展にもっと注意を払い、戦機を探せ。いったん戦機が熟すれば、絶対に逃さない」と、新たな指示を出した。


「これは、習が台湾海峡の戦争開始時期を予定より前倒しする可能性があることを意味している。中共は最近、メディアへの民間資本の投資を認めない規定を出している。中共は世論をより全面的にコントロールし、政治・経済・文化などのすべての面で戦争状態に入り、開戦に備えている」と袁氏は指摘した>


習はやる気満々で、既に係争地域のインド国境には10万人の兵を配備したという。一方でこのところ南シナ海でのベトナム、フィリピンに対する中共軍の横暴は影を潜めた印象で、その代わりに台湾への威嚇は狂気じみてきた。軍事に詳しい上岡龍次氏「中国、攻めから守りに 南・東シナ海の覇権放棄か」(ビューポイント2021/10/12)の要旨はこうだ。


<米英海軍の活動が南シナ海で活溌化すると、中共軍の存在は南シナ海から減少。制海権を米英に奪われ(今は)台湾を脅すことに奔走する。南シナ海には中共軍の人工島と基地群が存在するが、これらは東シナ海を中継しなければ、直ぐに孤立する運命を持っている。


このため東シナ海は中共軍には生命線。同時に、米英日から見れば、東シナ海を獲得するだけで中共海軍を(唯一の大型拠点である)渤海に閉じ込めることができる。中共海軍は、東シナ海を中継して南シナ海・太平洋に出入りしているが、(制海権を)敵に奪われたら、出撃も帰還もできない。


台湾への軍事的圧力の方向は「台湾海峡とバシー海峡」に向けられている。この海域は海上交通路であり、米英海軍が太平洋・南シナ海を出入りする。中共軍の意図は、海上交通路を遮断して仮想敵国の経済を破壊すること。さらに、米英海軍の連絡線を遮断することが目的だと推測する>


地図を見ると、インド洋ベンガル湾からアジア・太平洋への海の道は、マラッカ海峡→ 南シナ海→ 台湾海峡またはバシー海峡(ルソン海峡の北側の名称)を経て黄海、渤海の中国や、日本海、太平洋の日米に至る。


バシー海峡は「台湾とフィリピンの間にある幅150キロほど、最深部が5千メートルを越える狭くて深い海峡」である。つまり「台湾&バシー海峡」を占拠、封鎖されたら中共、朝鮮、日本、米国は動きが取れなくなる「海上交通路の要衝」であり、そこを抑えた国が戦争では有利になる。上岡氏はこう説く。


<中共軍の演習が南・東シナ海で減少した意味を考えるべきだ。台湾への軍事的圧力だけを見るべきではない。中共軍の活動が、台湾&バシー海峡を封鎖することに限定していることが分かる。これは中共軍が、攻めから守りに変えた証。中共は南シナ海・東シナ海の覇権を放棄し(台湾&バシー海峡の)守りで状況の長期化を選んだ>


正確には「中共は台湾&バシー海峡を封鎖して西側諸国の介入を拒否し、台湾を征服、軍事占領することをまず狙う。続いて南・東シナ海の覇権確立へ進む」ではないか。


中共は台湾&バシー海峡を封鎖して台湾を孤立化し叩く・・・一気呵成に短期間でできるかというと、山岳ゲリラ戦もあるから多分難しいだろう。


トウ小平は1979年に“懲罰”と称してベトナムに侵攻(中越戦争)したが手こずってすぐに撤収した。何のための戦争か不明だが、「毛沢東死後の権力闘争を争っていたトウ小平は朝鮮戦争以来の大規模なこの戦争を主導したことで確固たる権力基盤を確立したとされる」(WIKI)。


国内での権力闘争のために他国と戦争・・・中共とか支那はそういう民族性なのだろう。苦戦したのに核兵器を使わなかったのは「国内向けのパフォーマンスの戦争」だったからか。凄い国!


習近平・中共が台湾を速攻で落とせないと、米欧日豪印など反中連合が逆に中共を押し返して対中包囲網を強化するから、習近平は核恫喝、さらに核兵器を使ってでも台湾を屈服させるだろう。「我が国は人口が多過ぎる」と言っていた毛は悪政で1億人を殺してもまったく痛痒を感じないから、習も台湾人口2000万の半分を殺してもまったく意に介さないだろう。凄い国!


台湾あるいは反中連合が核兵器で中共に相応の報復(14億の半分の7億を殺処分)を示唆する、さらに実行する、その覚悟ができなければ「中国の核が世界を制す」(伊藤貫)ことになる。大体、欧米の核保有国が台湾や日本のために中共に核恫喝、核報復するなんてあり得ないが・・・今のままでは台湾と日本は中共に併呑される、これは大いにあり得る。


こういう危機感を持っている国会議員や国民は多くても精々5~10%だろう。ただ、歴史を大きく変えてきたのは少数のリーダーが旗を振り、それに共鳴あるいは付和雷同的に付いてきた人々だ。1億のたった2%でも200万、中共軍と同じ! これが塊になって押し寄せたら「道理(常識)が引っ込む」、多くの人が「撃ちてし止まん」に同調するようになるだろう。


毛沢東と朱徳率いる紅軍は「長征」(1934~1945年)と称して辺境に逃げ込んだ時は、中共によると「8万を越えていた兵力が死亡・脱落などにより数千人にまで減少」(WIKI)していた。それでも団結すれば固いコブシになり、やがては天下を取った。アフガンではつい最近、乞食部隊みたいなタリバンが最強の米軍を叩き出した。


たとえ少数派でも根性、団結があれば日本を、台湾を守れるということ。死にもの狂いの努力もせずに「平和」を唱えているだけなら亡国を招き寄せるようなものだ。新疆、チベット、モンゴル、香港のようになりたくなかったら「“戦”の一字を忘れるな」(西郷先生)。
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