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雀庵の「常在戦場/96 ブロック経済のすすめ」

2021-10-13 06:58:52 | 日記
雀庵の「常在戦場/96 ブロック経済のすすめ」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/376(2021/10/13/水】久し振りに生田緑地の枡形城址に登り展望台から360度の景観を楽しんだ。周辺の木の剪定は冬場だけのようで、もう少しやってくれると見晴らしがいいのだが、ボランティアの人も忙しいから無理は言えない。


そこから下って谷戸(谷間)の木道を散策し、再び登ると休憩所。結構な運動でハーハーし、ベンチに腰掛けた・・・ん? 何やら変な感じで、お尻を見たら茶色いものがベッタリ。指で触って嗅いでみたら・・・ああ、チョコアイスだった。休憩所にはグリコのアイス自販機があり、小生も大好きだ。


昔なら「クソッ! マナー悪過ぎ!」と腹を立てただろうが、今は「ああ、ウンチでなくて良かった、神さま有難う!」。加齢とともに小生も人がましくなってきた、穏やかなヂヂイになってきたなあとちょっと感動する。老化もいい面がある。好々爺とはそういうことか。


案内板によるとこの辺は長らく海だったが、300万~70万年前は氷河期で水位が下がり陸地になった。そこに火山灰が積もリ、なんと鹿児島からの火山礫も混じっているそうで、遠路はるばるよく来たものだ、根性がある、と感心する。カミサンも同県の奄美大島からやって来た。西郷どんが島に潜伏した折の奥さんは「愛加那」で、小生の第一子はその名を頂いた。


「島娘は根性がある」、確かに頑張り屋である、男を立てる、が、頑固。「男子厨房に入らず」は孟子の「君子遠庖厨」がオリジナルのようだが、「食」を牛耳ることで亭主を「女房依存症」にするためではないか。飼育係のように餌で猛獣を手懐けているみたい。「男は戦士、外で仕事、女は家、砦を守る」というのがルールのよう。鹿児島と熊本は熊襲の支配地で、大和朝廷の統一に激しく抵抗したが、九州南部は今でもその伝統的ルールが色濃く残っているようだ。


父が食料品店を始めたために夕方は母と姉2人も大忙し、そのため小生は小3から夕飯を作っていたから、料理は「作る楽しみ、食べる楽しみ、喜ばれる楽しみ」があり、結構、趣味でもあった。カミサンから見れば小生はゴキブリ亭主、ゴキジェットで排除したいという感じ。気持ちは分かるが・・・まあ、そのうち加齢で月水金はオレ、火木土はキミがシェフ、とかになりそうだ。


小生は基本的に男女夫婦の「役割分担」は好ましいと思っている。男は外職(そとしょく、家の外での通勤を伴う仕事、賃金労働)、女は内職(うちしょく、家の内での仕事、家事・育児、非賃金労働)は人間の暮らし方としてとても自然である。


日本で既婚の女が外職をするようになったのは1964年の五輪頃からで、それまでは「亭主の働きが悪いから奥さんが仕事に出ざるを得ない、気の毒だけれど、甲斐性なしの旦那を持つとみっともないことになる」と小生の母など街の奥さん、専業主婦たちは憐れんでいた。


高度成長期が始まったばかりで、企業、特に工場や商店は猫の手も借りたいほどで、パートで、しかも低賃金の労働力として専業主婦の外職が促されていく。女は最初は家計のため、やがて自分の小遣い稼ぎにもなるからどんどん“社会進出”するようになった。それまでは20~23歳で嫁ぐのが普通だったが、だんだん晩婚化が進んでいって、家事も分業になり、賃貸住宅が当たり前だったのがマイホームブームで大きな借金を抱え、奥さんの稼ぎがなければ家計が成り立たないようになった。


当然、少子化が進むし、老後の面倒を子に託せるかどうかも怪しい、夫婦の「役割分担」も崩れていくばかり・・・そして今では「結婚する意味ってあるのか?」「あくせくしながら外職で頑張っても家庭でも家事に追われて安息の場ではなくなった」「それなら生涯独身でもいいじゃないか」と思うようになってきた。


先日、世論調査で有名なピューリサーチセンターからメール「配偶者やパートナーなしで生活する米国成人の割合が上昇」が送られてきた。要旨は、


<米国成人の人間関係、生活の規範、家族観は変化し続けており、「ロマンチックなパートナーとの生活」は増えていない。新しい国勢調査データの分析によると、2019年には、25〜54歳の成人の約10人に4人、38%がパートナーを組んでいなかった。つまり、結婚しておらず、パートナーと同棲もしていない。 30年前の1990年2月調査では29%だった。高齢化も影響している。


未婚人口には、以前に結婚したことのある成人(離婚、未亡人など)が含まれるが、1990年以降の未婚人口の増加は主に「結婚したことがない人の増加」によるものだ。


この傾向は“パートナー有り”と“パートナー無し”の間の「幸福のギャップ」の拡大と同様に、幅広い社会的影響を及ぼしている。経済的および社会的地位のさまざまな尺度を見ると、“パートナー無し”の人は男女を問わず、結婚している人や同棲している人とは異なる、しばしば悪い結果をもたらしている。


“パートナー無し”は平均して“パートナー有り”よりも収入が少なく、雇用されたり経済的に自立したりする可能性が低い。彼らはまた、学歴が低く、両親と一緒に暮らす可能性が高い。他の研究によると、結婚や同棲している人は、“パートナー無し”よりも健康であると示唆されている>


結婚も同棲もしない人がたった10年間で10ポイントも増えている。かつて結婚は夢だった、「一人で生きていくのは大変だよ、でも結婚すればそこそこやっていける」と言われたものだ。


子育て時代の小生は“のこいのこ”の歌う童謡「パタパタママ」が大好きだった。


♪パタパタママ パタパタママ パタパタ
パタパタママ パタパタママ パタパタ


6じ あまど パタパタ うるさいな 7じ おなべ ケロケロ だいどころ 8じ パパのくつを ピカピカ くつみがき 9じ おそうじスイスイぼくじゃまさ 10じ せんたく ポイポイ スイッチオン 11じ おふとん ポカポカ ふとんほし 12じ おけしょうパタパタ ママ きれいだよ


パクパクママ パクパクママ パクパク
パクパクママ パクパクママ パクパク


1じ おかしパクパク つまみぐい 2じ テレビ チラチラ いねむりさ 3じ となりのママと ペチャクチャ ベランダで 4じ かいもの ブラブラ ぼくいっしょ 5じ おふろを ピュクピュク わかしすぎ 6じ パパをうきうき おでむかえ 7じ ゆうしょく パクパク ママよくたべる


パタパタママ パクパクママ もう8じ そろそろぼく パジャマをきて おやすみさ
https://www.uta-net.com/movie/11539/
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ああ、涙腺がウルウルする・・・反発する人もいたが、これのどこがいけないのだろう。内職の専業主婦、外職の専業亭主はダメなんですか? 家計にゆとりなんてなかった、それは今も同じだろう。現実とは違いがあるだろうが、それでも家庭は「温かい寛ぎのシェルター」だった。


女もどんどん社会に出てバンバン働け、男は過労死しない程度に働き家事もやれ、って・・・それでは子育てや家事、シェルターの維持はお留守、手抜きになるだろう、第一、そんなことをしていたら結婚、家庭の有難さ、魅力も、子供のケアもすこぶる怪しくなる。


子供と散歩していても、今の親はスマホを見ている、子供に目を注いでいない、会話もない、家庭でも“個人主義”、まるで“孤人主義”、TVやスマホに子供のケアをさせている。童話を読み聞かせる、一緒に絵を描くなんてやっているのかどうか。


日進月歩の機械文明の発展、欲望の肥大化、伝統秩序の否定、破壊・・・それが地球や世界、人類のためになっているか、すこぶる怪しい。国家も国民も、衣食足りて礼節を知るどころか、ますます貪欲になっていく、足るを知ることのない、際限のない欲望の暴走・・・人類は今、平和・秩序ではなく戦争・混乱・破滅へ向かっているとしか言いようがない。


もし、それを避ける手があるとすれば、徹底的なブロック経済化ではないか。経済・軍事・価値観で結束できるNATOブロック、インド・アジアブロック、中近東ブロック、アフリカブロック、南米ブロック・・・結果的に中露ブロックも形成されるだろうが、周囲から包囲され輸出が大きく減収すればれば“世界の工場”はラストベルトになり、経済的ダメージは甚大だ。


中共はエネルギーと食糧の20%を輸入に頼っているが、習近平が気まぐれに豪州産石炭輸入を禁止したため発電に支障が出ている。ハイテクで有名な華為技術(ファーウェイ)は米国などから強い圧力を受け続けて本業が不振のため、石炭掘削のハイテク化に乗り出すという。戦時に備えているよう。


習近平は質素倹約、欲しがりません勝つまでは、と人民に訴えても、特に贅沢を知っているゆとりのある中流以上=支配階級は「江沢民時代は良かった」と不満を募らせるだけだろう。習は不動産業界を叩きつぶし、これから銀行と大企業の癒着を叩きつぶし、やがてはトウ小平式「改革開放」以前の質素な毛沢東式「原始共産主義」に戻りたいのだろう。病膏肓、つける薬なし。


ブロック経済化でいずこの国も低成長やマイナス成長になるが、2年ほどのコロナ禍でも耐えているのだから大丈夫。中共は国際包囲網と習の「毛政復古」で数年もたてば倒れるか、内戦になるだろう。明亡び清興り、清亡び中華民国興り、中華民国は台湾に追われて中共興り、今度は中共が亡びる。


自滅して欲しいが「体力があるうちに」と台湾に大攻勢を仕掛けてくる可能性は高いだろう。1979年2月の中越戦争のような“メンツのための戦争”で、結局、中共は「懲罰の完了」を宣言して撤退するだろう。中共の自滅が早まることは確かだ。
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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