goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(120」

2020-12-18 20:46:31 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(120」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/219(2020/12/18/金】今年の12月はベートーベン生誕250年だ。彼が生まれた1770年にはジェームズ・クックが豪州東岸に上陸しイギリス領と宣言。大航海時代真っ盛りで、武力を背景に「ここは俺の領土だ」と宣言すればいいのだから、中共もそれを倣っているわけだ。時代錯誤というか・・・


1770年、日本は明和7年で、第10代将軍徳川家治の御代。いつの世も人災、天災はつきもので、明和9年2月には江戸三大火の一つ「明和の大火」、目黒行人坂の大火事があった。この年は災害が相次いで起こり「明和九年は迷惑年」などと言われたという。


「災難を 洒落のめすのが 江戸っ子流」、今なら「令和二年は三密年」として記憶されるか。明和、昭和、令和・・・「和」をもって苦難を乗り越えよ、という神意だろうか。 


産経はベートーベンをしばしば取り上げ称賛しているが、小生はクラシック音楽をあまり好まない。よく聴いたのはJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲/フルニエ演奏、次いでヴィヴァルディ の「四季」/イムジチ演奏くらい。


1975年頃にFM東京の入社試験を受けたが、面接で「クラシックは?」と聞かれ「『四季』ぐらいです、ショスタコーヴィチの『革命』を聴いてクラシックは理解不能だと分かりましたから」と答えた。もちろん落ちた。


クラシックへの不信は中学時代に遡る。放送部に所属していたのは「朝礼と運動会に出なくていいから」という、何とも悪賢い不純な理由からだったが、昼の放送でクラシック音楽を流そう、生徒もクラシックに馴染むのではないか、「ついては音楽室のレコードを借りたい」と音楽担当教師(女)に申し入れたが拒否された。


なぜか。1)貴重なレコードを傷つけられたらたまらない。2)授業で聴かせるのは私の仕事、余計なことはしないで欲しい。そういうことだろう。


その代わりに国語教師(女)が朗読してくれるようになった。好きな先生だったが、本は吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」で、最後の方に主人公のコペル君が友を裏切り、それを悩み、やがて友が「そんなことは気にしていない」と言う、何とも現実離れした話で、「男の、いや人間の仁義に背く卑怯は絶対許さない、一生苦しめ!」と思ったものである。


戦後に岩波は日共に乗っ取られたが、吉野はそのボスだったろう、月刊「世界」を創刊し老若男女を洗脳し続けた。コペル君のように自己批判すれば許されるなんて、お伽の国じゃあるまいし、日共自体が党内批判を許さず除名処分していながら正義面する嫌らしさ。この手の輩は“信者”だから何を言っても無駄、まったく厄介、さっさと天寿を全うしてくれ!


この原稿は先日購入したベートーベン交響曲第5番「運命」を聴きながら書いているが、戦争の不気味な予感から始まり、開戦、高揚、困惑、悲しみ、そして勝利、平和を描いているようだ。初演は1808年、フランス革命(1789年)の余波が欧州に押し寄せてきた時代である。WIKIから。


<1804年5月、ナポレオンは皇帝についた。1805年、ナポレオンはイギリス上陸を目指してドーバー海峡に面したブローニュに大軍を集結させた。イギリスはこれに対してオーストリア・ロシアなどを引き込んで第三次対仏大同盟を結成。


プロイセン(後にドイツ帝国が建国され、その一部を構成)は同盟に対して中立的な立場を取ったものの1806年10月にはプロイセンが中心となって第四次対仏大同盟を結成した。


これに対しナポレオンは(速攻で)プロイセン軍に大勝してベルリンを占領し、ロシア・イギリス・スウェーデン・オスマン帝国以外のヨーロッパ中央をほぼ制圧。西南ドイツ一帯を保護国化することで以後のドイツにおいても強い影響力を持った。これらによりドイツ国家群連合(国家ではなく日本の藩に類似)である神聖ローマ帝国(幕藩体制に類似)は消滅した。


ナポレオンは1807年6月、プロイセンの49%の領土を削って小国としてしまい、多額の賠償金を課した。さらにイギリス・スウェーデンをのぞくヨーロッパ全土を制圧し、イタリア・ドイツ西南部諸国・ポーランドはフランス帝国の属国に、ドイツ系の残る二大国、オーストリア・プロイセンも従属的な同盟国となった。このころがナポレオンの絶頂期と評される。


1812年、ナポレオンは対ロシア開戦を決意、同盟諸国兵を加えた60万の大軍でロシアに侵攻する。これがロシア遠征であり、ロシア側では祖国戦争と呼ばれる。


(詳細はトルストイの「戦争と平和」に詳しいが、ロシア軍の地勢と冬将軍を活かした革新的な戦略でナポレオン軍は壊滅する)


ロシアの冬を目前にして、物資の獲得と敵の撃破のいずれにも失敗したナポレオンはフランス軍の撤退を開始。ロシアはコサック騎兵を繰り出してフランス軍を追撃させた。コサックの襲撃と冬将軍とが重なり、ロシア国境まで生還したフランス兵は全軍の1%以下の、わずか5000人であった>


ドイツ民族は1871年にビスマルクによって「ドイツ帝国」に統一されるまで、列強の草刈り場であり、バラバラに統治され、いつも戦争被害者だった。欧州には「優秀なドイツ民族を団結させたら大変なことになる」という畏怖があったのだろう。


現実に2つの大戦もドイツ民族が始めた。今のEUも「とにかく“私は正義病”のドイツ民族を封じ込める」のが主要目的のようで、マクロンはメルケルを、メルケルは国民を大人しくさせるのに四苦八苦している様子がうかがえる。


ドイツ人(神聖ローマ帝国)のベートーベンが「運命」を作曲し、それが初演された時期は、ナポレオン・フランスが大発狂、大奮発した戦争の時代であり、ドイツ民族の心は揺れに揺れていたろう。「運命」はこういう時代背景にあって「平和を求める音楽」として支持されたのではないか。「厭離穢土、欣求浄土」のドイツ版の様。


「運命」を聴き終わったが、小生のオツムでは「この作品がなぜ今なお人気なのか」分からなかった。ネットで交響曲第9番(第九)「合唱付き」も聞いたが、「戦争、不安から平和へ」というメッセージは同じようで、スケールを大きくした「運命」みたい。「合唱付き」の原詞はシラーの詩で、キリスト教徒ではない多神教の小生にはちょっとピンボケの感。


産経はクラシック音楽専門の月刊誌「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)を発行していたが、かねがね「産経読者とクラシックはミスマッチだろう」と小生は思っていた。あまりにオタク的で、結局、本年10月1日付で発行元を変更、要は荷を下ろしたわけだ。


産経2020.2.22「指揮者・大友直人さん 役割は聴衆を喜ばせること 衰退するクラシックに果敢な提言」から。


<「本場の音に近づくことにのみ価値基準を置くのなら、極論を言えば、日本人が演奏する必要はないでしょう。本場から演奏家を招けばよい、ということになってしまう」


音楽が社会に果たす役割や日本人がクラシック音楽を演奏する意味について、大友直人さんは若いころから問い返してきた。


「たどりついた答えはシンプルです。いまの時代を動かす音楽を創造すること。かみ砕いて言えば、目の前の聴衆を喜ばすこと。音楽を通して日本の社会を、ひいては世界を豊かにすることです」


「残念なことに、クラシック音楽界は衰退の道をたどっている。ざっくりいえば、社会のなかで音楽が果たすべき役割を、演奏家自身、マネジメント担当者、評論家、音楽ジャーナリストがきちんと考えてこなかったことが、衰退の原因ではないかと考えています」>


音楽が多様化する中でいつまでも古色蒼然としたクラシック・・・後世に伝統を伝えることは結構だが、芸術や娯楽が多様化する中で市場を開拓していく努力を怠ればレッドブック入りになる。同窓生はコンサートホールで「ブラボー!と叫び、拍手を誘導する」バイトをしていたが、「演奏する方々に失礼がないように」という感じで、主客転倒、なんか時代錯誤の感じがする。


いずこの世界でも定番は定番として、新しい商品、スタイルにチャレンジしている。このままではオーケストラ楽師の生活さえ危うくなるだろう。


<オーケストラは演奏会の収入以外に、企業のスポンサー料や地方自治体からの補助金で活動を行っています。しかし、不況によって企業からのスポンサー料が減ったり、地方自治体の補助金が削減・カットされたりして経営状況が悪くなっているそうです。そのため、オーケストラ団員の給料やボーナス、退職金を削減したオーケストラもあります。


また、終身雇用制から契約楽団制に変えたオーケストラもありますので、オーケストラ団員の生活が不安定になっています。


オーケストラ団員は正式団員になるのがとても大変で、なったとしても給料が少なく副業をする必要があるかもしれません。そういった意味では生活は不安定です。でも、子どもに仕事を紹介しているホームページにこう書かれていました。


「生活は不安定。でも音楽を愛していれば満足度は高い」(学研キッズネット 未来の仕事を探せ!)。オーケストラ団員はたとえ給料が少なくても、音楽を愛している人がなる職業です>(ビズパーク)


創意工夫しなければそのうちクラシックは「音楽を愛している人のボランティア、趣味、道楽」になりかねない。自らが変わる努力をしなければ変化著しい時代の趨勢に置いてけ堀を食らい、自滅するのだろう。


中共も自滅してソ連のように大混乱に陥る前に、習近平一派を始末することだ。


<産経2020.12.15「ドイツ国防相、インド太平洋への軍艦派遣を表明」


【パリ=三井美奈】ドイツのクランプカレンバウアー国防相は15日、岸信夫防衛相とのオンライン対談で、独連邦軍の艦船を来年、インド太平洋に派遣する方針を表明した。南シナ海での中国の強引な権益拡大をけん制するため、「自由で開かれたインド太平洋」に協力する姿勢を明確にした。


ドイツは戦後、欧州域外での軍事作戦には慎重な姿勢をとっており、軍艦派遣は極めて異例の決定となる。


クランプカレンバウアー氏は、インド太平洋で自由な海上交通路を守ることは欧州に直結する問題だと指摘。中国を念頭に「安全保障の野心追求のため、他国に負担を押し付けるべきではない」と述べた。ドイツ海軍将校の派遣などを通じて、日本など友好国との防衛協力を進める意欲も示した。岸氏は「強く支持する。緊密に連携したい」と述べ、ドイツの方針を歓迎した。


ドイツは今年9月、「インド太平洋の政策ガイドライン」と題した戦略文書を発表。海洋秩序の維持に貢献する方針を掲げ、日本やオーストラリア、東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携強化を打ち出していた。欧州では、フランスが2018年にインド太平洋戦略を策定し、今年になってドイツ、オランダが続いた。


クランプカレンバウアー氏は、「政治経済の中心は大西洋からインド太平洋にシフトしている」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)による関与の重要性を主張した。英国とフランスはインド太平洋で「航行の自由」作戦を行っており、英独仏の欧州3カ国が軍艦派遣で足並みをそろえることになる>


トランプがEUに「安全保障を米国に頼るな、まずは自助努力しろ」とせっついたこと、またバイデンはオバマのように中共に甘いのではないかという疑念が、英独仏の対中圧力を促しているのかもしれない。日本は友好国との絆をさらに強めるべし。目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp