ギャラクシィ日記

SF好きな主婦の・・・ガーデニングな日々。手作りも大好き。

『六番目の小夜子』 恩田 陸

2006-04-08 | 

 
 あーーー!! 読まなきゃ良かった!
まったく。。。

 『光の帝国』、『ネバーランド』、『ドミノ』の恩田陸のデビュー作。
これで日本ファンタジーノベル大賞の最終候補なんだって。
 今まで読んだこの人の本の中で一番中途半端な終わり方。
私的には許せない終わり方。

 確かに展開が早くてテンポ良く読み進むけどそれだけの本。
色々な事件が次々起こる(しかもかなりあり得ない事件)、
それなのに何一つ解決しないで終わってしまった。
 テンポ良く進むと言うよりも、事件が次々起こるので
「これはどうなるの? 何で? 誰が? どうやって?何々。。」と読み進み、
それで何も解決しないで終わるのだから 欲求不満大爆発!
こんな事件の羅列だけなら誰でも書けそう。

 ホラーなんだか、サスペンスなんだか、ファンタジーなんだか、青春物なんだか、SFなんだかさっぱり分からん。
どれにしてもそれなりの終わり方っつうもんがあるだろ!!
これを読むのにかかった時間を返してくれ!
 結局ストーリーを膨らませることは出来ても、
それをまとめる力がないんだよね。

 もうこの人のは読まなくても良いな。
・・・・・光の帝国だけは読むかも。

 詳しい内容(内容なんて無いよう)はamazonのレビューをどうぞ。

 私の評価は・・・・テンポだけは良かったので★★☆☆☆
 あさのあつこを読んでからこの人だと 力の差が歴然と分かるな。


 これから実家に行ってくるのでコメントなどのお返事は少し遅くなります。
(実家に行くって億劫。。。)