ギャラクシィ日記

SF好きな主婦の・・・ガーデニングな日々。手作りも大好き。

ウルトラ抽出法

2006-04-07 | 石けん

 石けん作りを始めたときからお世話になっている
ねろりさんの「neroliの散歩道」。
このサイトにすごーく興味津々の記事が。。。

 オイルにハーブをつけ込んだ物をインフューズドオイルと言うが、
インフューズドオイルにはハーブの油溶成分しか抽出されない。
このオイルに水溶成分も抽出してしまおうという方法が紹介されていた。
名付けて「ウルトラ抽出法」! これはスゴイ。

 まずハーブを無水エタノールにつけて、

次にこれにオイルを入れて漬け込む。

(あ、、、上と下の画像は違うハーブです。
上は左がローズ、右がラベンダー、ちょっとアルコールが多過ぎた。
下は左がローズヒップ、右がリンゴの皮。)

 湯煎してアルコール分を飛ばしてから石けんを作る。

 オイルだけで抽出した物とは比べものにならないくらい香りが移っている。
オイルもどろりとしていて「濃い~」感じ。
 ただ、エタノールの沸点は78℃(たぶん)なので、
オイルを湯煎で80℃位にしなければならない。
なので酸化しやすいオイルとかは向かないんじゃないかな。

 それと、エチルアルコールで抽出できるのは
水溶成分と油溶成分の一部(だったと思う)なので、
油溶成分をしっかり抽出するために、
オイルを入れてからちょっと長い時間漬け込む方が良いのかも。

 アルコールが多すぎると、オイルとアルコールが分離し、
その上、ハーブの周りをエタノールが囲んだみたいになって
オイルと上手く混ざらない。
 遙か昔、高校の化学で、アルコールは分子量が小さい程水に溶けやすく、
分子量が大きくなると水に溶けにくくなると習ったような。。。
オイルに対してはどうなんだろう。
分子量の違いで油に混ざりにくいとかあるのかな?

 化学のしっかりした知識が欲しいなぁ。