初級クラス。
『みんなの日本語』第22課。
まずは第21課の会話文の暗唱を一人一人確認。
当然前に出て発表していただく。
(人数が少ないから、正規授業中に確認できるだけのこと。)
私はすべて覚えていなくても、9割正しければ合格にする。
その理由は以下を読み進めていただければ、おわかりになると思う。
昨日22課のこの文型・例文のページの中から「三つ選択して、自作例文を作っておくように」と言い渡してあった。
しかし、学生はすっかり忘れていた・・・。
だが、別にやってなくても、その場で考えて発表しても問題はないのである。
私もあえて書かせるために(書くと時間はかかるが、書かないとその練習にならないから)宿題にしてあるだけのこと。
それを選択するのは学生自身で考えればいい。
私は教師として、日本の企業で働いていた者として、計画を立てて常にそれをすり合わせ、実行していくことも守りながら、その概念を教えている。
だが、ある意味長期計画が苦手な中国の方がついてゆけるとは思っていない。
私が言いたいことは「すべてのことを100%行うのは無理だ」ということ。
教師の私は教師の責任で「あれをしろ、これをしろ」と言う。
それでも学生には学生の生活がある。
それに彼、彼女たちを教えているのは私だけではなく、他に2人の教師がいる。
言われたことを言われるままにすべてこなそうなどと思ったら、病院送りとなる。
これから先、勉強だけでなく、仕事の面でも、生活の面でも、「取捨選択」は大切になる。
以下は技術的なことを少しだけ記しておく。
この課の後ろにある復習Dの3番。
ます形、辞書形、ない形、た形、否定過去形式(~なかった)。
さすがに学生はスラスラと答える。
ただやはり「ない形、た形、~なかった」のアクセントは別。
これは仕方がない。
一応私は中国で教えるうえでの必須条件である発音やアクセントには自信があるので、指導しておく。
しかし、そればかりに時間をかけてもいけない。
また、ここで注意しておいたのは、「聴解の時は否定形式に注意しろ」ということ。
見れば、わかる。
だが、多くの学生は聴解時の否定表現で間違える。
この課は私のいつもの授業とは順番を変えて、最後の最後に最後に問題の聴解部分を行った。
それは聴解というのも、勉強してしばらく後にならないと、理解できない部分があると感じているので。
であるから、たまにあえて順番を変えている。
問題2のある質問事項に 「~なければなりません」という表現が出てくる。
これは17課(だったっけ?)で勉強している。
それでも間違える学生は多い。
「なければならない」は「否定」が2回出てくる。
中級で「否定+否定=肯定」と勉強する。
だが、ここは初級。
(まあ、中・上級でも聴解時に否定表現で間違える学生はけっこう多いのだが・・・。)
そしておまけに「~ば」がでてくる。
[仮定形は25課で条件形は35課(だったっけ?)で勉強する。]
であるから、どうして聴き間違えるのかわかるような気がする。
私にしてみれば、「案の定、間違えた~」と心の中ではヘラヘラしているだが、顔つきと言葉はもっともらしく「いいか、外教の俺の話をよく聞け!」的に授業している。
にほんブログ村 日本語教育
にほんブログ村 多言語学習者(学習中)
にほんブログ村 中国情報(チャイナ)
ちなみにブログ記事右上の投稿時間は北京時間であり、+1Hが日本時間である。
したがってブログランキングサイトにこの記事が反映される時も実際のアップより1時間早く表示される。
『みんなの日本語』第22課。
まずは第21課の会話文の暗唱を一人一人確認。
当然前に出て発表していただく。
(人数が少ないから、正規授業中に確認できるだけのこと。)
私はすべて覚えていなくても、9割正しければ合格にする。
その理由は以下を読み進めていただければ、おわかりになると思う。
昨日22課のこの文型・例文のページの中から「三つ選択して、自作例文を作っておくように」と言い渡してあった。
しかし、学生はすっかり忘れていた・・・。
だが、別にやってなくても、その場で考えて発表しても問題はないのである。
私もあえて書かせるために(書くと時間はかかるが、書かないとその練習にならないから)宿題にしてあるだけのこと。
それを選択するのは学生自身で考えればいい。
私は教師として、日本の企業で働いていた者として、計画を立てて常にそれをすり合わせ、実行していくことも守りながら、その概念を教えている。
だが、ある意味長期計画が苦手な中国の方がついてゆけるとは思っていない。
私が言いたいことは「すべてのことを100%行うのは無理だ」ということ。
教師の私は教師の責任で「あれをしろ、これをしろ」と言う。
それでも学生には学生の生活がある。
それに彼、彼女たちを教えているのは私だけではなく、他に2人の教師がいる。
言われたことを言われるままにすべてこなそうなどと思ったら、病院送りとなる。
これから先、勉強だけでなく、仕事の面でも、生活の面でも、「取捨選択」は大切になる。
以下は技術的なことを少しだけ記しておく。
この課の後ろにある復習Dの3番。
ます形、辞書形、ない形、た形、否定過去形式(~なかった)。
さすがに学生はスラスラと答える。
ただやはり「ない形、た形、~なかった」のアクセントは別。
これは仕方がない。
一応私は中国で教えるうえでの必須条件である発音やアクセントには自信があるので、指導しておく。
しかし、そればかりに時間をかけてもいけない。
また、ここで注意しておいたのは、「聴解の時は否定形式に注意しろ」ということ。
見れば、わかる。
だが、多くの学生は聴解時の否定表現で間違える。
この課は私のいつもの授業とは順番を変えて、最後の最後に最後に問題の聴解部分を行った。
それは聴解というのも、勉強してしばらく後にならないと、理解できない部分があると感じているので。
であるから、たまにあえて順番を変えている。
問題2のある質問事項に 「~なければなりません」という表現が出てくる。
これは17課(だったっけ?)で勉強している。
それでも間違える学生は多い。
「なければならない」は「否定」が2回出てくる。
中級で「否定+否定=肯定」と勉強する。
だが、ここは初級。
(まあ、中・上級でも聴解時に否定表現で間違える学生はけっこう多いのだが・・・。)
そしておまけに「~ば」がでてくる。
[仮定形は25課で条件形は35課(だったっけ?)で勉強する。]
であるから、どうして聴き間違えるのかわかるような気がする。
私にしてみれば、「案の定、間違えた~」と心の中ではヘラヘラしているだが、顔つきと言葉はもっともらしく「いいか、外教の俺の話をよく聞け!」的に授業している。
にほんブログ村 日本語教育
にほんブログ村 多言語学習者(学習中)
にほんブログ村 中国情報(チャイナ)
ちなみにブログ記事右上の投稿時間は北京時間であり、+1Hが日本時間である。
したがってブログランキングサイトにこの記事が反映される時も実際のアップより1時間早く表示される。