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まさか日本でカルチャーショックを!

日本で技術者→中国広東省にて日本語教師→日本で技術者復帰→技術者+?
旧題名:まさか私が日本語教師に!(NO.3)

大病院の待合室で外国人の患者さんを観察

2020-08-11 22:39:15 | (中国語以外の)外国語
大病院の待合室。

昨年(2019年)3月も大病院の待合室での光景を記したことがある。
その時は緊急外来での様子。

幼子を抱いた若い母親の様子にとても心を洗われた。
私自身が病弱であり、両親の苦労が少しは見えたような気がした。

そして昨年はこの病院へ何度か父親を連れて行ったことがあったし、入院の見舞いにも通った時期があった。


連休明けの本日の大病院はど凄いほど人がいた。
他の病院の紹介状を持ち、予約をしてあっても、少々待たされた。

私は単なる付き添い兼運転手に過ぎず、母親の治療もその場でやってくださると思っていたので、周りの付き添いの方々に比べれば安気なものであった。

専門医受付の窓口の前で時間が過ぎるのを待っていたときは、母親の隣に座っていた。
だが、時間が近づいて診察室前に移動したときは遠くから見守った。
本日が物凄い人でなければ、近くに座りたかった。
だが、私も人の子であり、混雑しているのに病人を差し置いて、健康そうな日焼けおじさんが座るわけにはいかず・・・。

遠くから見る母の姿。
ひっきりなしに電光掲示板見るその姿はとても小さく見えた。

昨年病院の行きと帰りに父親を背負って階段を降り、昇りしたことが数回あった。
驚くほどに軽かった。

本日の母親の姿と昨年の父親の軽さは石川啄木の詩を思い出すぐらいであった。

母親はまだまだとても元気であり、一人で何でもしてしまう。
それでも年齢相当に時々病院に行く。

「本日がちょうど私の休みの日でよかった」と思うと同時に父親の「ばあさんと孫を頼んだぞ」という言葉も思い出した。

まあ、私が予想した通り、その場で処置してくださったので、次回は術後経過(?)を診ていただくだけであり、これは妹の手を借りるつもりである。

何にしても、専門医を紹介してくださった近場の医者と、紹介状と検査データを準備し、なおかつ予約まで取ってくださった専門医、本日すぐに処置をしてくださった大病院の専門医に感謝、感謝、感謝である。

実は私もつい数週間前に大病院で検査をしている。

これはこの数十年まったく引っかからなかった(昔何度か苦しんだことがある)部位が引っかかったからであった。

それでも私は(昔のことを思い出しながらも)「そんなもんとっくに治っているさ」的な自覚があり、さほどの心配はしていなかった。

実際、精密検査をしたところ、まったく問題がなかった。
つまり、知らないうちに軽くひっかかり、知らないうちに治っていたというパターンである。

ただ、これは「今まで以上に体を大切にしなさい」という知らせであるような気がした。


さて、読者様の中にはきっと「相変わらず長い前置きだなぁ・・・」と思った方がいるに違いない。

実はその通りであり、本題はこれから・・・。



本日様々な外国人の患者さん、その付き添いの外国人を見た。

どの病院で観察していても、南米の方々は通訳を連れてきたり、病院の医療通訳を希望するケースが多い。
自分でしっかり対応できている方も多いのだが、南米の方々の場合、これが目立つ。

ところが、中国はもちろん、東南アジア国の方々は通訳を希望しないことが多い。

おそらくそれぐらいの覚悟でこの国に深く根をおろしていらっしゃるのであろう。

(まあ、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、韓国語はともかくとして、ベトナム語等の医療通訳も多くはないとは思うけれども。)

だが、私は何もブラジルやペルーの方々がこの国に深く根を下ろしていないとも思えない。
実際マイホームを建て、固定資産税も払っていらっしゃる方々もいるわけであり、集合住宅を借りて細々と生活している私が羨望の眼差しで熱く見ることがざらにある。

日本語教師をしていた私よりもしっかりとした日本語を話す方々は多い。

しかし、ブラジルやペルーの方々の場合、同じカルチャーのコミュニティの中にだけいて、それほど自由に日本語を話せないケースもかなり多い。

そして今の日本はそういう方々の労働で成り立っているのである。


外国で外国人として生活をしていた自分を振り返る。
薬局や町医者での簡単な説明ならともかくとして、大病院を一人で乗り切れるほどの自信はなかった。

おそらくそれは当時よりも語学力がアップしている今でも同じこと。

私の場合、仕事で日本語を使うわけであり、学内では日本語がわからない職員に対してのみ、中国語を使うだけであった。

しかし、中国生活もほとんどはできるだけ日本人とはつるまずに生きていた。
日本人が近づいてきても、私は避けていた。
もちろん、中国在住時代のうち2/3はたったひとりの日本人教師をしていたわけであり、日本人の友達がいれば、それはとても有難いことであった。
それでも私は頑なに日本人とは付き合わなかった。

(その背景には現地駐在員との経済差や考えの差がある。)

しかし、頑なにひとりで中国語を使い生活をしていたとしても、やはり病院でのやり取りは難しい・・・。

それを考えると、本日遭遇した東南アジアの方々はかなりの努力をされていることになる。


本日受付等での外国人の患者やその付き添いに対してのやりとりを見て、「自分はこれを中国語や英語でどう伝えるであろうか」と考えてみた。

中国語でさえも、「あれれれ・・・」と表現に詰まることがあった。

私はまだまだ発展途上である。
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母語を媒介語としての外国語の基本復習

2016-06-19 19:33:33 | (中国語以外の)外国語
置き去りにしたままの外国語をほかっておくのももったいない。

というわけで本当に少しずつ復習している。
といっても毎日ではない。
ある日数に一度。

日本にいるので、日本語を媒介語として復習できる利点を生かすつもり。

復習をしていて思うこと。

やはり日本語媒介の方がわかりやすい。

もっとも一度中国語を媒介語として勉強してはいる。
ただ、私の場合中国語は本当にまだまだなので・・・。

しかしそれでも、中国語で外国語を勉強したからこそ、中国語力も伸びたわけであり・・・。



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一歩先をゆく? それとも??

2016-02-09 22:52:15 | (中国語以外の)外国語
最近仕事中に感じる。
「中国で日本語教師をやっていたことがこれほど役に立つとは思わなかった・・・」と。

一番は日本語教師であったこと。
そして二番に中国をよく知っていること。
さらに三番目は韓国や中国朝鮮族についてもけっこう知っているということ。

ただ、同時に感じる。
「それだけではよくないなぁ・・・。足りないなぁ・・・」と。


仮に今私が他の言語を覚えるとしたら、韓国語が一番早く覚えるであろうし、仕事にも役立つであろう。

しかし、それだけでいいのだろうか。

昨晩フリオ・イグレシアスの“33ANOS”に触れた。
昔から感じている。
どうも私はラテン系の言葉に縁があるらしい。

またそれはドイツ語も同じようであり・・・。

もちろん韓国語については覚えた方がいいのだが、それでもここでひとつヨーロッパの言葉を身に着けたほうが自分のさらなる成長になるように感じる。

言葉を覚える。
それは嫌でもそれに付随した文化・風習・習慣の違いに触れることになる。

言い方を変えると、今の私/これからの私に必要なのは、中国や韓国とは違う文化・風習・習慣の違いなのかもしれない。


はっきり言って今は中国や韓国の知識で生きながらえている。
しかし、それらの国からの留学生は減っているのである。

そこで普通に考えれば、アジアの外の国々に目を向けるべきだとは思う。
そしてそれは仕事にも関係してくる話。

それなのに・・・。

簡単に言えば、私は感覚で生きているのかもしれない。
そして最近はとみに自分の好きなように生きたいと思っており・・・。


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通勤途中のお勉強

2016-02-04 22:07:03 | (中国語以外の)外国語
通勤が公共交通機関利用になって4日目。
やっと電車の中でNHKラジオ第2の『ラジオ英会話』を聴く余裕ができた・・・。
(テキストを開く余裕はなかったが・・・。)
(始まる直前に最初の電車に乗り込み、終わる数分前に乗り換えの駅に到着する・・・)

ただスマホで聴いているのだが、そんな微々たるバッテリー使用量も気になるわけで・・・。

帰りの電車ではスマホを用いて音楽を聴いている。
(そのうち動画も見るつもりでいる。)
途端に電池残量が減ってゆく・・・。
というわけで帰りは地元の駅に着く20分ごろ前にバッテリーチャージャーを接続することになる。

かと言って、いまさらメモリが少ない中国で使っていた安物のSAMSUNGを併用する気にもなれない。
人間は一度いい暮らしをすると、なかなか不便な暮らしに戻れないもの。
(ちなみに2015年11月でチャージ金額がなくなっているのだが、いまだにローミングでソフトバンバンク回線につながっている。)

ここはやはり小型のポケットラジオを購入したい。
昔いいのを持っていたのだが、一度日本を離れる前に(どなたかに)あげてしまった。
ところ最近はいいものを見かけない。

それがあれば、『ラジオ英会話』だけでなく、その後のドイツ語(7:00~)から中国語(~8:30)まで続けて聴くことができる。

ただ、3月にもらう給料から(今までより)減るわけであり、今月に入ってから倹約を心がけており・・・。
数か月は倹約せねば・・・。

だが、元々私は自分の頭のためにはお金を惜しまない男。
(酒もその傾向が高いのだが・・・・・・。)
確かに両親は面倒をみるつもりでいる。
しかし、何とか暮らしてゆけるだけのお金は目に見えない何かが与えてくださると信じている。



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花心王子

2015-10-30 21:45:03 | (中国語以外の)外国語
(中国語で言う“花心”には「浮気」の意味もある。)

今週に入ってから朝6時45分のラジオ英会話、ドイツ語講座、スペイン語と聴いている。
(だいたいドイツ語の辺りでトイレ休憩となる・・・。)

車に乗り、最初は@FMを少しだけ聴く。
コンビニに寄った後“辽宁人民广播电台”を少し聴いて、25分からNHK第一でニュースと天気予報を聴く。
30分にCBCに移動しニュースまで聴く。
その後また“辽宁人民广播电台”が入れば少し聴く。
そして6時45分からは第一段落の通りとなる。

7時半過ぎに仕事場の駐車スペースに到着するのであれば、朝のNHK第二のスペイン語講座が聴ける。
決してスペイン語がわかるわけではないのだが、(内容が難しくないこともあり)聴いていて意味はつかめる。

それでもまだ悩んでいる。
ドイツ語または韓国語の復習をするか、他の言葉にしようか・・・。
私の場合一番覚えやすいのはイタリア語だと思う。
(ある言語の影響による。)

しかし、2014年春節の帰国時に決意したのが、帰国までの1年から1年半の間にポルトガル語を覚えようということ。

ただ、中国に戻ってから要はラテン系の言葉ならいいのかなぁ・・・とイタリア語に心が動いた。

だが、3月下旬にその夏の帰国を決意。

ポルトガル語やイタリア語はもちろん大好きな韓国ドラマまで時間を削って、中国語を磨いた・・・。

(今現在中国語に関して言えば、中国滞在時よりもレベルアップしている。)

それでも最後の一時帰国時に思ったことも大切にしたいと思うわけで・・・。
ただ、世界での使用人口の多さからスペイン語に心が動いている。

そこで思い出すのが、マドンナの1987年大ヒット曲“La Isla Bonita”。
これに出会ったのが86年のアルバム“TRUE BLUE”。
86年の秋、若干19歳で自分が責任者の仕事をしていた。
その頃よく聴いていた。

ちょうど仕事で出会う風景、光景がその歌とマッチした。
マドンナのその歌の世界に憧れた。

それから6年後に1992年にまたその仕事と出会った。
そこから4年連続で夏から初冬までその仕事をした。

最後にそれを行ったのは2000年。
その後、春までその近辺で他の仕事をしたのが、(アルバイトを除いて)隣の市での仕事の最後となった。

そして今年の6月から隣の市で仕事をしている私。
少し車を走らせれば、懐かしい景色がある。

だからこそ、マドンナのその歌を思い出す。

そしてその歌は、当時日本で増えつつあった日系南米人との思い出ともつながる。
当時はまだ入管法改正前。
だが、翌年の87年に見たある新聞記事が私の心を揺さぶった。
日系ブラジル人子弟の母語と日本語の問題。

私は思いっきり中国かぶれであるのだが、その衝撃こそが日本語教師という仕事との出会いであった。

後に大学で出会った(今でも尊敬している)中国語の恩師が以前中国で日本語を教えていらっしゃったことやドラマや海外就職の本など様々な日本語教育の話題が私の心を揺さぶり続けることとなった。

私が日本語教育に進んだのはブラジルやペルーなどの南米からの日系人の子弟の母語と日本語の問題に憂いを抱いてのこと。


それにかねてからの教師への憧れが相まって、日本語教師となってしまった。
(現在は他の仕事をしているのだが。)

長くなりそうなので、ここで簡単に記しておく。

日本語教育、国際交流の観点から、南米で話されている言葉を覚えるべきだと感じた2014年春節時の日本一時帰国。




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