この一年ぐらいで車を買い替えたいと思っている。
今の車に文句があるわけではないのだが、走行距離から考えてのこと。
確かに私が日本にいない間に中古車の耐久性はかなり向上していることがわかる。
それは新車の価格がかなり上がっていることからもうかがえる。
しかしそれでも安全策で変えたほうがいいと思っている。(←20170202 JST20:28追記)
帰国後にある企業から就職の内定をいただき、収入の確保(?)ができた翌日に20代前半からの付き合いである自動車屋さんに顔を出した。
父親の定年祝い(?)の新車もそこで買ったし、現在でも妹ふたりはその自動車屋さんにお世話になっていることもあり、我が父親の状態もそれなりにご存知。
あれこれ相談した結果、勧められたのはやはり違う懇意のお客が前日下取りに出した軽自動車。
とても大事に乗っていたことがよくわかる車であった。
それまでマイカーでは一度も白い色を選んだことがないのだが、不思議と帰国の数年前にその車の色も形もイメージできており、即決した。
とイントロを長く引っ張ったところで本題へ…。
中国での最後の4年間の学校は、初級、中級の場合1週間毎に席順が変わる。
(上級は私が担任であるし、人数もそれほど多くはないので、それほど頻繁に変える必要なし…。)
中級ではいつも授業開始の10分ぐらいを会話や発表に使っていた。
会話授業は別にやってはいたけれど…。
週に1、2回は最前列の学生にインタビュー。
(『みんなの日本語 初級』のおはようテレビがヒント。)
インタビュー内容はたいていひとりひとり違う。
毎学期していた質問の中のひとつ。
(一応個人企業秘密は抜いておく。)
「君はいつも真剣に勉強しているし、成績も良いので新車をプレゼントしたいと思います」
これで数回の会話のキャッチボールのあと「何色がいいですか」と聞く。
その答えだけでなく理由も訊ねる。
後に上級で教えることになったその才女の切り返しに「なるほど!」と思った。
その才女の要求する色は白であった。
その理由を簡単にいえば、「私は何かにこだわり過ぎてチャンスを逃すことはしたくありません。だからどんな色にも染まることができる白が好きなんです」ということであった。
これは折に触れて思い出す。
我々の生活において己の教師というものは自分より年上とは限らない。
10代、20代の学生に教えていただいたことはとても多い。
ちなみにその才女は付け足した。
「先生をとても尊敬しています。私を先生の色に染めてください」
クラス中大爆笑であった。
中級といえども、全員がこんなやり取りができるわけでもない。
外国で教えている以上、半数はここまでは話せないと思ったほうがいい。
学生の多くは日本語能力試験のN2やN1取得外国の目的であり、試験はできても話せない方も多い。
実質3か月から4か月でひとつのレベルを終わらすことが多いわけであり、四技能をバランス良くということは不可能に近い。
しかし我々教師は「仕方がない」で済ませ過ぎてはいけないのではなかろうか。
今の車に文句があるわけではないのだが、走行距離から考えてのこと。
確かに私が日本にいない間に中古車の耐久性はかなり向上していることがわかる。
それは新車の価格がかなり上がっていることからもうかがえる。
しかしそれでも安全策で変えたほうがいいと思っている。(←20170202 JST20:28追記)
帰国後にある企業から就職の内定をいただき、収入の確保(?)ができた翌日に20代前半からの付き合いである自動車屋さんに顔を出した。
父親の定年祝い(?)の新車もそこで買ったし、現在でも妹ふたりはその自動車屋さんにお世話になっていることもあり、我が父親の状態もそれなりにご存知。
あれこれ相談した結果、勧められたのはやはり違う懇意のお客が前日下取りに出した軽自動車。
とても大事に乗っていたことがよくわかる車であった。
それまでマイカーでは一度も白い色を選んだことがないのだが、不思議と帰国の数年前にその車の色も形もイメージできており、即決した。
とイントロを長く引っ張ったところで本題へ…。
中国での最後の4年間の学校は、初級、中級の場合1週間毎に席順が変わる。
(上級は私が担任であるし、人数もそれほど多くはないので、それほど頻繁に変える必要なし…。)
中級ではいつも授業開始の10分ぐらいを会話や発表に使っていた。
会話授業は別にやってはいたけれど…。
週に1、2回は最前列の学生にインタビュー。
(『みんなの日本語 初級』のおはようテレビがヒント。)
インタビュー内容はたいていひとりひとり違う。
毎学期していた質問の中のひとつ。
(一応個人企業秘密は抜いておく。)
「君はいつも真剣に勉強しているし、成績も良いので新車をプレゼントしたいと思います」
これで数回の会話のキャッチボールのあと「何色がいいですか」と聞く。
その答えだけでなく理由も訊ねる。
後に上級で教えることになったその才女の切り返しに「なるほど!」と思った。
その才女の要求する色は白であった。
その理由を簡単にいえば、「私は何かにこだわり過ぎてチャンスを逃すことはしたくありません。だからどんな色にも染まることができる白が好きなんです」ということであった。
これは折に触れて思い出す。
我々の生活において己の教師というものは自分より年上とは限らない。
10代、20代の学生に教えていただいたことはとても多い。
ちなみにその才女は付け足した。
「先生をとても尊敬しています。私を先生の色に染めてください」
クラス中大爆笑であった。
中級といえども、全員がこんなやり取りができるわけでもない。
外国で教えている以上、半数はここまでは話せないと思ったほうがいい。
学生の多くは日本語能力試験のN2やN1取得外国の目的であり、試験はできても話せない方も多い。
実質3か月から4か月でひとつのレベルを終わらすことが多いわけであり、四技能をバランス良くということは不可能に近い。
しかし我々教師は「仕方がない」で済ませ過ぎてはいけないのではなかろうか。