4月になった。
でも匂わせていた。
実は本来ならば違う部署に異動しているはずであった。
しかし、今の仕事が終わらないと身動き取れない。
昨年9月に私名義のプロジェクトものを終わらせ、この3月にはもう1本終わらせた。
しかし、どうしてなのか客先に受けの良い私はとある事情から、ある種の人質として居残りしている・・・・・・。
さて、本題。
仕事柄技能実習生と対峙することもある。
元日本語教師であり、「ティーチャートーク」も「やさしい日本語」も使えるとは思っている。
だが、ときに通じないこともある・・・・・・。。
しかたなく「シンプルイングリッシュ」を交えるのだが、これも通じない・・・・・・。
「あのー、連れてきた責任者さん、御社ではコミュニケーション成り立ってんの?」
来たばかりの技能実習1号の方を使うにあたって、同じ文化を持つ地域の出身である2号、3号の先輩を付けることができるのならよいが、実際はそうもいかない。
ちなみに現行の技能実習制度において、とある外国人採用もしていたことがある私は
「介護以外の職種では日本語能力に対する規定がない」
と記憶している。
そこで再度確認してみた。
確認参照先:https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000995317.pdf
しかし、当然の話、技能実習生を送り出す機関は日本語教育も行っているはずである。
それなのに単語も文法もN5の範囲で話しても通じないことが多々ある。
これは技能実習生本人も、使う企業も大変である。
その企業を協力業者とする我々のような企業も大変。
ちなみに私が中国に赴任したときの中国語のレベルはHSK旧3級であった。
一応技術系の大学ならば留学可能なレベルではあった。
しかし、当然ではあるが、それでも苦労した経験は多い。
いい年をしているのに、ときに(相手からしたらわけのわからん道理を)話すこともあるのだから、買い物中に「頭おかしいんじゃないの」と言われたこともある。
海外生活経験者として、元日本語教師として、そういう思いをしていただきたくもない。
育成就労制度に期待したいが、「賃金が安くても済む外国人を使おう」「外国人(や同胞)を利用して儲けよう」と考えたり、「日本で働けたら、簡単にお金が稼げる」と安易な考えに走るような売り込みをする人間が存在することを考えると、簡単に解決する問題ではない。