今週は初級を2コマ余分に授業していた。
それでも現在『みんなの日本語初級Ⅱ』第41課があと少しで終わるという程度。
私の個人的な意見だが、バタバタと授業しなければならない時期でありがならも、この第41課こそが中国語母語話者やそれに近い方にとっては最後の難関だと思っている。
49、50課の敬語よりも。
教える立場の私からすれば、他はそれほど難しくない。
文法は上司にお願いしてあるのだが、その文法を自分で教える、中国人教師が教えるのどちらにしてみても、日本語ネイティブ教師の授業ですぐにわかる。
それは「学生は本当に理解しているのであろうか」ということ。
それを確認して、理解させるのが我々日本人教師の役目。
すでに授業は来週の5日しかないわけで、本来は本日第42課の単語はやっておきたかった。
だが、断念した。
ちなみに授業が苦しかった経験ですぐに思い出すのが、『新版中級標準日本語』。
これなど3か月で最後は相方の中国人教師も私もいっぱいいっぱいであった。
確かに『標準日本語』は中国の学生にいいと思う。
ただ、余分な情報も多く、その取捨選択が重要になる。
そしてその取捨選択も一人で教えているのと、チームで教えているのとではまた違ってくる。
話を初級に戻す。
今現在私が追われているのは、当然私一人の遅れによるものだけではない。
先に文法などを教える上司、『みんなの日本語』を使う私、『標準日本語』を使う同僚との兼ね合いもある。
当然何回か上司がまだ教えていない部分を教えていったこともある。
幸いなことに私は、当地で教える日本人教師にしてはすべてのレベルにおいて文法に自身がある。
ただ、どんな言葉にしても、一番いいのは文法などの細かいことは母語や生活言語で教えていくことだと自分勝手に思っている。
これは私自身が中国語普通話を媒介にして、いくつかの言葉に触れていることからも痛切に感じる。
現在先に進む上司と私との差は2~3課程度。
それぐらいがちょうどいい。
ただ問題は、あと1週間だというのに、まだそんな状態だということ・・・。
今学期はこの1年半で一番バタバタしていた。
それは教学面においても、施設面、管理面においても。
それはやはり上司が忙しいからなのであろう。
しかし、上司たちもこの学生数の少なさで我々に給料を払おうとすれば、当然忙しくなる。
まともな人間であれば、誰でもそれに気づくであろう。
また上司も忙しいからと言って、その多くは私たちに負担させない。
これも当たり前のこと。
誰が考えてもわかる。
わからなければ、「へそ噛んで死ね!」である。
私たち平教員の給料を作るためにやっているのに、新たに給料の支払いを発生させる方もいない。
そんな苦労をしている上司にはなるべく文句を少なくしていた。
ただ、それでも今週はあーだこーだとぶちまけた。
それはやはり平の日本人教師だけでは手に負えない部分もあるということ。
私は教師として、どの学校でも学生のためを思い、率先して動いてきた。
私の上に日本人責任者がいようが、いまいが。
だが、やはり限度はある。
それは権限や習慣の点。
習慣の点においては、中国人同僚が動いてくだされば、それはそれでとてもスムーズになる。
だが(別に悪く言うつもりはないが)どこの学校でも同僚はやはり中国の方なのである。
やはり日本人の私、前職で10代から管理をしてきた私ほどは考えられない。
私がずっと平教員にこだわってやってきたのは当然理由がある。
グループがあれば、当然それを束ねる人間が必要になる。
だが、それで逆にそのグループに亀裂が入るのならば、私は責任者などにはなろうと思わない。
私は自分が好きでトップになろうなどと思っていない。
なりたい方がなればいい。
下っ端ではないが、トップでもなく、しかしあれこれ知っているという立場で自由にあーだこーだ言わせていただく方が性分に合っている。
(言い方は悪いが、サポートするという意味で、難癖をつけるという意味ではない。)
元々私はそれが合う人間。
簡単に言えば、平でありながら、実は上の仕事もやる方が楽。
それでも一番の問題はやはり権限がないこと。
権限がなければ、(威圧力はあっても)強制力はない。
日本でどんな仕事をしても、仮にそれなりの管理をするならば、ある程度の権限をもらおうと思っている。
それでも管理をしないなら、給料が多少低くてもその方が楽だと思う。
だが、私はどんな仕事をしていても、自分の仕事以上のことをしたうえで、給料をいただくように努力している。
まあ、知っている仕事、知らない仕事のいずれにせよ、最初は当然下っ端という考えで、仕事をさせていただくつもりでいる。
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ちなみにブログ記事右上の投稿時間は北京時間であり、+1Hが日本時間である。
したがってブログランキングサイトにこの記事が反映される時も実際のアップより1時間早く表示される。
「今回バグだかなにかで、前記事とこの記事の表示の順番が狂ったことをお詫びいたします。」
「2014年6月20日日本時間12:47の時点で修正済みです。」
それでも現在『みんなの日本語初級Ⅱ』第41課があと少しで終わるという程度。
私の個人的な意見だが、バタバタと授業しなければならない時期でありがならも、この第41課こそが中国語母語話者やそれに近い方にとっては最後の難関だと思っている。
49、50課の敬語よりも。
教える立場の私からすれば、他はそれほど難しくない。
文法は上司にお願いしてあるのだが、その文法を自分で教える、中国人教師が教えるのどちらにしてみても、日本語ネイティブ教師の授業ですぐにわかる。
それは「学生は本当に理解しているのであろうか」ということ。
それを確認して、理解させるのが我々日本人教師の役目。
すでに授業は来週の5日しかないわけで、本来は本日第42課の単語はやっておきたかった。
だが、断念した。
ちなみに授業が苦しかった経験ですぐに思い出すのが、『新版中級標準日本語』。
これなど3か月で最後は相方の中国人教師も私もいっぱいいっぱいであった。
確かに『標準日本語』は中国の学生にいいと思う。
ただ、余分な情報も多く、その取捨選択が重要になる。
そしてその取捨選択も一人で教えているのと、チームで教えているのとではまた違ってくる。
話を初級に戻す。
今現在私が追われているのは、当然私一人の遅れによるものだけではない。
先に文法などを教える上司、『みんなの日本語』を使う私、『標準日本語』を使う同僚との兼ね合いもある。
当然何回か上司がまだ教えていない部分を教えていったこともある。
幸いなことに私は、当地で教える日本人教師にしてはすべてのレベルにおいて文法に自身がある。
ただ、どんな言葉にしても、一番いいのは文法などの細かいことは母語や生活言語で教えていくことだと自分勝手に思っている。
これは私自身が中国語普通話を媒介にして、いくつかの言葉に触れていることからも痛切に感じる。
現在先に進む上司と私との差は2~3課程度。
それぐらいがちょうどいい。
ただ問題は、あと1週間だというのに、まだそんな状態だということ・・・。
今学期はこの1年半で一番バタバタしていた。
それは教学面においても、施設面、管理面においても。
それはやはり上司が忙しいからなのであろう。
しかし、上司たちもこの学生数の少なさで我々に給料を払おうとすれば、当然忙しくなる。
まともな人間であれば、誰でもそれに気づくであろう。
また上司も忙しいからと言って、その多くは私たちに負担させない。
これも当たり前のこと。
誰が考えてもわかる。
わからなければ、「へそ噛んで死ね!」である。
私たち平教員の給料を作るためにやっているのに、新たに給料の支払いを発生させる方もいない。
そんな苦労をしている上司にはなるべく文句を少なくしていた。
ただ、それでも今週はあーだこーだとぶちまけた。
それはやはり平の日本人教師だけでは手に負えない部分もあるということ。
私は教師として、どの学校でも学生のためを思い、率先して動いてきた。
私の上に日本人責任者がいようが、いまいが。
だが、やはり限度はある。
それは権限や習慣の点。
習慣の点においては、中国人同僚が動いてくだされば、それはそれでとてもスムーズになる。
だが(別に悪く言うつもりはないが)どこの学校でも同僚はやはり中国の方なのである。
やはり日本人の私、前職で10代から管理をしてきた私ほどは考えられない。
私がずっと平教員にこだわってやってきたのは当然理由がある。
グループがあれば、当然それを束ねる人間が必要になる。
だが、それで逆にそのグループに亀裂が入るのならば、私は責任者などにはなろうと思わない。
私は自分が好きでトップになろうなどと思っていない。
なりたい方がなればいい。
下っ端ではないが、トップでもなく、しかしあれこれ知っているという立場で自由にあーだこーだ言わせていただく方が性分に合っている。
(言い方は悪いが、サポートするという意味で、難癖をつけるという意味ではない。)
元々私はそれが合う人間。
簡単に言えば、平でありながら、実は上の仕事もやる方が楽。
それでも一番の問題はやはり権限がないこと。
権限がなければ、(威圧力はあっても)強制力はない。
日本でどんな仕事をしても、仮にそれなりの管理をするならば、ある程度の権限をもらおうと思っている。
それでも管理をしないなら、給料が多少低くてもその方が楽だと思う。
だが、私はどんな仕事をしていても、自分の仕事以上のことをしたうえで、給料をいただくように努力している。
まあ、知っている仕事、知らない仕事のいずれにせよ、最初は当然下っ端という考えで、仕事をさせていただくつもりでいる。
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「今回バグだかなにかで、前記事とこの記事の表示の順番が狂ったことをお詫びいたします。」
「2014年6月20日日本時間12:47の時点で修正済みです。」