島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

気軽に飲める屋台の紅茶

2012-05-09 | 紅茶・コーヒー
インドネシアには気軽に寄れる食べ物屋さんがとても多い。
街の通りにいっぱいあるだけでなく、バスターミナルなんかにも常設のお店がある。
ちょうど日本の小さな駅のホームの立ち食いそば屋さんみたいな感じ。
「カキリマ」と呼ばれる屋台も、ターミナルや路上にいっぱいある。

特にバスターミナルや大きな市場の中にあるキオスク風のお店では、紅茶を出すところが多い。ちょっと1杯紅茶をひっかけて……という感じで、木の長椅子に軽く腰掛けて、タバコを吸いながら紅茶を飲んでいるおじさんをよく見かける。

そんな紅茶は、大きな耐熱グラスに入って、たいてい1杯2000ルピア(16~18円)。
向こうのお金の価値に換算すると、日本で言うなら300円ぐらいの感じなので、
値段的にはスタバとかクリエとかという感覚になる。

面白いのは、お店でブリックパックの紅茶やジュースを買うと、
もっと高くなってしまうこと。
日本だと、喫茶店に行かず倹約するためにコンビニでジュースを買って……という発想があるけど、向こうでは、工場で生産されたきちんと包装されたものは、ひどく高くつくのだ。


これは飲み物だけでなく食べ物にも言えて、食堂や屋台でおかずがしっかり載ったちゃんとしたご飯「ナシ・チャンプルー」を食べても5000ルピア(80~90円)だが、パサパサの小さなパン1個買っても3000ルピアぐらいすることがあるので、倹約を旨とするなら食堂に行ったほうがいい。(注:バリの高級なワロン(食堂)に通っている人にはこの値段信じられないでしょうね)

もっともナシ・チャンプルーのおかずに鶏肉や牛肉をチョイスするともっと高くなるけど、肉嫌いの私には関係のない話。

ちなみに、ブリックパックの飲み物は、紅茶は2500ルピア、果物のジュースは5000~6000ルピアする。紅茶はそれだけ格下で親しみやすい扱いになっている。

私はバスターミナルや市場の中のこんなお店で紅茶を飲んで休むのが好き。
中側にあるので少し暗くて、外を行きかう人の目にあまりさらされない。
外人に興味深々の不躾な視線を感じないで済むから
疲れているときにはいい。

上の写真は、ジャワ島ジョグジャカルタの朝、マリオボロ通りの裏の路上の屋台(2008年)



朝、屋台で売っていたパンケーキ。ココナツと小麦粉をミックスしてある。
薄い塩味で朝食にぴったり、紅茶にもコーヒーにも合う。5000ルピア(45円)。ボラれたかな?
ジョグジャカルタ(2012年)


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