今日の日本はおおむね雨です。今はしとしとしていますが、明日は嵐になるようです。
雨はどうしてこんなにきれいなのでしょう。
雪もきれいですが、雨もきれいです。
1945年には黒い雨とか、最近ではPM2.5とか、春には黄砂とか、都会の排気ガスやらなんやらの混じった雨とかもあり、インドネシアなどのバイク大国では、雨もちょっと濁っているかもしれませんが、そういった例外はこの際ざっくりおいておくとして、雨は本来は大体見た目には透明で、ほこりを洗い流してくれます。
雨がなければ世の中のほこりが消えないままでしょう。
あまり極端な大雨には困るものの、インドネシアでも午後にやってくるスコールがザーッと樹々を洗い、雨粒が真っ白な線になっている様子を部屋の中から眺めるのはいいものです。田んぼも遠くの山もきれいに見えます。
バリの庭は常緑樹の葉を実にうまく配置してあります。
日本の最近の庭づくりではどうしても花の色を中心として考えてしまいがちな傾向がありますが、バリでは一年中葉が茂っているので、その葉の色を生かそうとしているようです。一過性の花よりも、一年中茂る葉を中心に考えるのはすばらしいと思います。
葉の色には緑のほかにも赤や白、紫があり、それをうまく組み合わせているのが分かります。日本ではよほどガーデニングに凝っているひとでなければ、木や草の葉は全部緑、と無意識に考えてしまいがちです。
バリではそういうお庭を見るのが楽しみでした。
バリの人たちのこの庭づくりの感覚を、日本でももっと取り入れるといいと思っていました。
Photo/Pejeng, Bali, Indonesia(2014年)
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