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風の向こうに  

前半・子供時代を思い出して、ファンタジィー童話を書いています。
後半・日本が危ないと知り、やれることがあればと・・・。

戸久野第四小学校の呟き

2010-02-04 21:18:15 | 校舎(精霊)の独り言

いよいよ、夢ちゃんがわたしから離れる場面にきました。夢ちゃんが、わたしから

妹の六小へ移った時、わたしはさびしくてしかたがありませんでした。だって、わたしの

姿・声がわかるのは当時(今でもそうですが)、夢ちゃんしかいなかったのですもの。

今ではわたしも年を経て、わたしの所にいる子どもたちもずいぶん少なくなって

しまいました。やがて、わたしも八小と同じように、閉校となるかもしれません。でも、

それでもわたしはいいんです。なぜって、きっとわたしを巣立っていった子どもたちは、

ずっと、わたしのことを忘れずにいてくれると思うから。

あらあら、独り言なんていうから、思いつくままにしゃべっていたら、なんかしめっぽく

なってしまいました。ごめんなさい。

では、お話の続きをどうぞ。


戸久野第八小学校の呟き

2010-01-24 22:39:47 | 校舎(精霊)の独り言

みなさん、こんにちは。

私は、戸久野第八小学校といいます。物語の一方の主人公、四小の妹です。

四小の八つ下の、昭和46年生まれです。実は、私はこの3月で閉校になります。

すごく寂しいけれど、いろいろな事情で仕方がない・・・・・・です。う、でも・・・・寂しい。

この39年間、私はたくさんのことを見てきました。39年の間に、私からたくさんの

子どもたちが巣立って行きました。その多くは、今ではもう立派な大人になって

います。今、私の所にいる子どもたちは、二十何人という、本当に少ない数ですが、

私は、最後まで子どもたちを、静かに優しく、そしてしっかりと見守ってゆきたいと

思っています。

どうか、私から巣立った子どもたちが、ずっと私のことを覚えていてくれますように。

そして、一小の姉から十小の妹が幸せでありますように。

                平成22年1月24日