風の向こうに  

前半・子供時代を思い出して、ファンタジィー童話を書いています。
後半・日本が危ないと知り、やれることがあればと・・・。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

風穴(かざあな) 弐 

2016-10-04 20:56:15 | 新・日本神話

2016.10.4   1;41    受ける

人々は、大きな声を上げて大岩を引っ張りました。

「それ、どっこい、よっこらしょ。」

「それ、どっこい、よっこらしょ。」

すると、なんとしたことでしょう。

それまでビクとも動かなかった大岩が、動き出したのです。

人々は、歓声を上げました。

「神様、おら達の力で、大岩を動かしましただか?」と、ある村人が訊ねました。

すると神様は、「うむ、そうじゃのう。まあ、ほとんどは、そなたたちの力であろうのう。」と答え、

「わしらは、ほんの少し、そなたたちを助けただけじゃ。」と言って、その場を離れて行きました。

 

 

『ほんの少し前の時』のお話でございます。

 

 

 

 

コメント

風穴(かざあな)

2016-10-02 21:06:32 | 新・日本神話

2016.9.24   受ける

昔、ある神様達の居られる所に、壱枚の大きな大岩がありました。

神様達は、その大岩を何とかして退けようとしましたが、どうしても退かせられませんでした。

ある時、そこを二人連れの神様が通りかかりました。

見ると、大勢の神様達が、何やら頭を抱えながら話しています。

二人の神様は近づいていき、一人の神様が「どうしたのか?」と尋ねました。

神様達は、その神様に「こうこう、こういう訳で困っている。」と答えました。

すると、話を聴いていた神様は、「それなら、こうすればいい。」と神様達に言い、連れの神様に何やら言いました。

連れの神様は「わかった」というように頷き、肌があらわに見えるような透き通った衣に着替え、手首・足首に鈴を付け、手足を打ち鳴らし

て踊り始めました。

そう、踊り始めた神様は、実は女神様だったのです。

周りでその様子を見ていた神様達は、「何が始まったんだ。」というような驚いた顔で、女神の踊りをみつめていました。

踊りが始まってどのくらいの時が経ったか、退けるために動かそうとしてもビクとも動かなかった大岩が、少しずつ動き出しました。

 

 

『天の岩戸』の基(もと)になったお話でございます。

 

 

 

 

 

コメント