色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<22 Jun 2015 Mon>

2015-06-22 | 地球環境・科学・雑学

今日は夏至

2015年の夏至です。
北半球では1年のうちで最も昼の長さが長くなる日となります。
2015年の夏至点通過時刻となる夏至の瞬間は、今日の午前1時38分です。
そのため今日が2015年の夏至の日となります。

二十四節気で言えば、夏至は役15日間の期間のことも示します。
私はバイクツーリングや登山で日が長いありがたさを実感しているので、
夏至の日には特別な思いを抱いています。
ただ、これから日が短くなると思うと少し寂しいです。

秋の豊穣のお祭りが盛んな日本では夏至のお祭りは少ないようです。
北ヨーロッパでは、夏至の日は恋に特別なパワーのある日としてお祝いするところが多いようです。


夏至は最も昼の時間の長い日ですが、
日の出が一番早いわけでも、日の入りがいちばん遅いわけでもありません。
日の出が一番早いのは、夏至の1週間前頃となり、
日の入りがいちばん遅いのは、夏至の1週間後くらいになります。

日本の夏本番はこれからですが、夏の短い北海道では、夏至が過ぎると少し寂しい気もします。
日が長いというのは、心をわくわくさせます。
反対に、これから日が短くなると思うとなんだか憂鬱です。



冬が長く、1年の日照時間の変化も大きい北の地域では、それが要因と思われるうつ病が多いそうです。
冬が厳しい北海道では、日常の話題でも、冬が来るのを常に恐れている感じです。

昼の長さは地域によって差があります。
夏至は太陽が最も北に片寄るため、南中高度が低い高緯度地域の方が昼の長さは長くなります。
地軸の傾き23.4度分を差し引いた北緯66.6度より北の地域では、
太陽が完全に沈まず、「白夜」という現象が起きます。



24時間昼というのも何ですが、24時間夜の期間が来るという反動を考えるとぞっとします。
南米のパタゴニア地方を、夏にツーリングで走ったときは、
走れども走れども、街がなく、地平線に日も近づいていましたが、
サマータイムもあり、午後8時でもまだ太陽が沈まず、大変助かりました。

<05Jan2006>
<21.Nov2006>

さすがに日本の緯度では白夜は起きませんが、
日本で一番太陽が出ている時間が長いのは国内の高緯度地域となる稚内です。
夏のツーリングには最高ですね。



ちなみに稚内と東京とでは1時間、与那国島とは2時間も違います。
秋に九州をツーリングして西海岸を走った時も日が落ちるのが遅くて感激しました。
道に迷っているうちに日が落ちてしまったのですが(汗)
太陽の動きと時間、どれも良い思い出です。

で、夏はやっぱり北海道♪
コメント
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