
(*海宇宙を行くアオウミガメ/BBC 2007より)
なんて壮大な旅だろう。ゆりの「~amazing dream~」は地球上にも存在するようだ。
生きて行くことが、すばらしい夢。
アカウミガメは、
① 広い北太平洋に暮らしている
② 産卵場に日本列島だけを選ぶ(5月から7月にかけてやって来る)
鹿児島県・屋久島は世界有数のウミガメの故郷だ。北太平洋を泳ぐ半数以上が日本の屋久島生まれだなんて、ちょっと誇らしい。
海上の所々で小旋風が白く巻く・・・。
「荒南風(あらばえ)」。屋久島では、これが吹くと夏が来るという。そして、海ガメも来た。
1回の産卵で約100個。
1個約30㌘。 卵の総量は3㌔。
8月に入り、砂浜では子ガメの孵化(ふか)が始まっている。アカウミガメの雌雄(しゆう)は、
① 卵が砂の中に60日前後埋まっている間の温度決まる
a . 29.7度で雌雄半々
b . それより高いと雌(メス) 低いと雄(オス)になる
地球温暖化が進めば、雌ばかりになる理屈だが、現実はもう少し複雑で、ウミガメたちが状況に適応してゆくかもしれないという。
さて、ウミガメたちにできて、我ら人類はどうか。地球上の変化に適応できるのだろうか。
Yes。 但し、ゆりが歌う「ARIGATOU」の想いを受け入れることができるのなら・・・と、僕はそう思う。
彼らウミガメの寿命は未解明だという。多分、日々を精一杯生きているなんてことにも無頓着に、ただ大海原に暮らし、やがて死んで行くことだろう。それに比べ僕たち人類は、自由を求めなければならない宿命を持つ。彼らの宇宙こそ無限大だと感じた。
(新聞記事・ジョーアレンジ転載)
沖縄美ら海水族館 http://www.kaiyouhaku.com/news/08071401_01_report.html
ゆり姫&みなさん、東京の八丈島はアオウミガメの生息地ですが、目撃される8~9割のウミガメに「フィブロパピロマ」に感染したと思われる腫瘍が見られるそうです。何が要因なのかは判明しておらず、詳しい実態調査が待たれています。地球上の変化を事前に推測し、対応して行くのは我々人類の役割なのかもしれません。ゆりの歌う自由に想いを馳せながら、猛暑日の日本でそんなことを考えていました。
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