「宇宙で最初の星を作った科学者たち！」ゆり姫、仮想宇宙シミュレーションのお話です☆

　　　　　　　　　　　　　　（＊ジェイムズ・ウエップ宇宙望遠鏡イメージ/NASAより）


宇宙の年れいは？　・・・　ほぼ１３７億年。

「すばる天文台」（ハワイ島・マウナケア山にある日本の望遠鏡）で、観測可能な昔は、今から１２９億年くらい前までだ。それより昔の８億年の間に「星」は生まれたらしい。

すばる天文台へGO！　　http://subarutelescope.org/index.html


子供たちのために少し説明すると、

１２９億年前の星の光は、１２９億年かけて地球にやってきます。
その長さのことを「１２９億光年（こうねん）」とよび、それは遠い昔を意味しているのです。


宇宙で一番最初にできた「星」をつくってしまった！というニュースを発見。

未観の８億年のうち、前半の４億年には星は存在しなかった。（宇宙の暗黒時代とよばれる）あと４億年の間に初めて星が形成されたと言われ、その最初の星が「超新星爆発」を起こし、生命に必要な炭素や金属など重元素がうまれたという。

そんな、最初の星を作るという試みは、コンピューターの中の仮想宇宙構築の話だが、名古屋大学や国立天文台、ハーバード・スミソニアン天体物理学研究所などの方々が成功させ、世界の科学者の注目を集めている。これまでのような、近似計算とは違うらしく、複雑な重力計算もこなしたシミュレーションだという。

さて、この最初の星の実際の観測予定（？）だが、アメリカのNASAが２０１３年に「ジェイムズ・ウエップ宇宙望遠鏡」を打ち上げる予定で、観測が期待されている。

NASAへGO！　　　http://www.nasa.gov/


宇宙創生の謎が解明される日は、意外に近いのかもしれない。（新聞科学コラム・要約転載）


ゆり姫＆みなさん、宇宙の星を再現するなんて途方に暮れるようなお話ですが、人間社会の株価予測より正確にシミュレートできるそうです。（それでも十分大変な実験だと思いますが）「神様のパズル」（機本伸司著・ハルキ文庫）という小説の中で、主人公の学生たちが「宇宙創造」に挑戦しています。なかなか面白かったので、よろしければどうぞ！　　http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=2476