お気楽王の日記

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ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密展

2008年09月08日 | 映画・音楽・美術
国立新美術館にて「ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密」を見てきました。

ウィーン美術史美術館といえば、以前上野で見たフェルメールの「画家のアトリエ」を思い出します。
ハプスブルク家のコレクションを所蔵しているそうです。

今回はその中でも静物画を集めた展覧会で、ほとんどがバロック。
ゴージャスな花の絵は、背景と花の色の対比がとてもきれいでした。
リアルでゴージャスな構成の花は実物よりもすごい。
花の静物画ではヤン・ファン・デン・ヘッケの作品がきれい。
初めて聞いた名前。オランダ人でしょうか。

メインの作品はベラスケスのマルガリータ王女の肖像です。
ベラスケスといえば、バロックの有名な画家、スペイン人で
宮廷画家として肖像も描いています。
この作品ではベラスケスらしい筆致を見ることができます。
近くで見ると粗い、力強い描き方なんだけど、遠くから見るとリアル。
この後に流行る印象派のさきがけ。
肖像画なのでドラマティックな画面にはなっていないけど、
横に置かれた花瓶と王女のドレスの華やかさと背景の対比がすばらしい。


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