お気楽王の日記

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映画・ハゲタカ

2009年06月14日 | 映画・音楽・美術
映画「ハゲタカ」みました。
NHKドラマのハゲタカの映画版です。

だんながドラマではまってしまって
本も全部読んでるし、映画をみたい、と珍しく誘ってきました。

私もいちおうドラマは全部見ていますが・・・

物語はドラマの4年後、現在の金融危機の一歩前という設定です。

日本を代表する企業、アカマ自動車の買収危機。
現在アカマで役員となっていた芝野(柴田恭平)は
鷲津(大森南朗)に助けを求める。
TOBをしかけてきたのはブルーウォールパートナーズの劉(玉鉄)。
鷲津ファンドはホワイトナイトを買って出るが
ブルーウォールの破格の値のつけ方に太刀打ちできない。
ブルーウォールは中堅のファンドなのになぜそんな資金があるのか?
実は中国政府系ファンドがバックに控えていた。
また、劉は自分は中国残留孤児3世で日本人だと言い、
アカマ自動車を助けたい、と世論も見方につける。
劉に対抗すべく、鷲津自らドバイへ行って資金集めに奔走する。

しかし、芝野や鷲津に依頼したはずのアカマ自動車の社長までが
劉と手を組むと記者発表し、鷲津さん、今度こそピンチ!

と、思いきや

鷲津はアカマ自動車の相談役であったスタンリーブラザーズの買収をすすめる。
今度は劉がそれを阻止。

かつてホライズン(NYのファンド)で成功した鷲津にあこがれてた後輩の劉。
鷲津に完全に勝った!!って大喜びの劉。



鷲津さんは日本の企業買収だけじゃなく
腐ったアメリカの金融界も視野に入れて
ドバイの王子と手を組んだということだったみたい。

なんだかすごいね。



映画は面白かったけどいくつか納得がいかないことがある。
鷲津がサブプライムローンに始まる金融危機の引き金になっちゃった
ってところがやりすぎ。

それと劉が殺されたのは余計じゃない?
鷲津を馬鹿にして栄華をほこった玉鉄が、
実は鷲津に食い物にされてただけだった、ってことで
十分だったじゃない?
東京ってそんなに強盗殺人起こってないと思うよ?

ドラマと同じキャスト、スタッフ(NHKエンタープライズ)で
ゲストで玉鉄がまたやられ役ぴったり。
天地人の景虎に続き、NHKさんは玉鉄を
「本当はいい人なんだけど時代に翻弄されちゃった悪役」にするの好きね~。

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