不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Tra la mente e il cuore 06.01.2013 Amore e Psiche

2013-01-06 22:49:46 | Tra la mente e il cuore
雑誌を読んでいたら、こんな統計が。

「モンティ政権一年後、イタリアは・・・」
良くなった 22%
悪くなった 59%
変わらない 19%

まぁ実際かなりの緊縮財政政策で
苦汁を飲んだ人も多いし、
じわじわと生活に影響も出ているので
悪くなったという印象も
理解できなくはないけれど。

ベルルスコーニに踊らされているよりは
ずっとましじゃんと思うのは
私だけではないはずなんだけどなぁ。

上記を更に細かく分けると、
良くなったと答えたのは
中道左派支持層 40%
中道右派支持層 6%
中道派支持層 48%

悪くなったと答えたのは
中道左派支持層 36%
中道右派支持層 77%
中道派支持層 27%

変わらないと答えたのは
中道左派支持層 24%
中道右派支持層 17%
中道派支持層 25%

つまりは中道右派は
自分たちの思うようになってないと思うから
「悪くなった」印象が強いのじゃないのかねぇ。

あとは悪くなったと答えているのは
女性(60%)、低学歴者層(69%)なのだそう。
つまり、緊縮財政政策の結果
日常生活の中で節約を強いられ、
一番打撃を受けたであろう人々が
自分たちの生活が苦しくなったことで
「イタリアは悪くなった」と判断したということだよね。

お金持ちには痛くも痒くもなったのか、
昨日のミラノのモンテナポレオーネ通り辺りは
高級車が軒並み停まって、
ブランド店の買い物袋もった人々が闊歩してましたけどね。

貧富の差がどんどん広がっているとしか思えない、イタリア。


Tweet della giornata

2013-01-06 18:05:04 | Tweet Log