ピアノと海と花との生活 Ⅰ

海まで歩いて1分、大好きなピアノと花との毎日

海で考えること

2006-12-21 | その他

おととい撮影した、冬の日本海です。

去年の今頃は、雪がすごくて、海ももっと荒れていました。

今年は、まだ晴天の日が多くて、穏やかな日が多いです。

いつも海に行くと、

大きな宇宙に包まれたような感覚になり、

自分がその一部なんだなあと思います。

                     

このストレスの多い現代社会で、ともすれば自分を見失いがちになり、

現実に追われて、体が疲れてしまう毎日に陥りやすい。

もっとシンプルな楽しみをもって、

ストレスから十分な’息抜き’したいなあ。

多忙で複雑な毎日に追われて、あきらめているかもしれない楽しみを、

取り戻すことが大切。

世界で最高の物理学者の1人、スティーヴン・ホーキンズは、

「われわれは、無数にある銀河のひとつの周辺部に位置する、

ごく平均的な小さな惑星に住んでいる」といったそうです。

この言葉を思い出すと、今自分が抱えているのは大問題なのかなあ、

自分が体験した問題や、直面しているかもしれない難局は、

考えているほど深刻なのかなあと、思います。

私たちが、この惑星を歩き廻れる時間は短い。

私たちの人生は、永遠というキャンパスの上のほんの小さな点にすぎません。

あとは、今自分が、この日本という国に住んでいること。

何ヶ国か、仕事や旅で訪れて、そこのおいしい食べ物も味わったし、

このブログにも、ご紹介したり、レシピをのせたりしましたが、

日々の生活の基本は和食。

この日本食って、すごく優れていると思います。

長寿世界一というのは、やはり食からきていることが大きいのでしょうね。

                    

イタリアに2ヶ月、真夏にいたとき、最初の1週間は、もう大喜びでイタリア料理を食べていました。

でも連日35度を超える日々、古い街だったので、冷房のあるところは街の数件のホテルぐらいで、

日本と違って湿気がなくカラッとしているので、いいのですが、

2ヶ月間どうやってハードな毎日を送るか。

そんなとき、通っていたキジアーナ音楽院に、

ドーンと私の母から届いたクール宅急便。

そこには、お米から、散らし寿司のもとから、たくさんの日本料理のもと!が入っていました。

私は、メンバーの食事係だったので、さっそくその日から、和食をつくるように。

結局、学校の教授や、有名なヴァイオリ二ストもご招待して、

日本食パーティーをやることにもなったのですが・・・(笑)

オリンピックに行った日本選手団が、和食の調理チームを必ず同行するのは、

必然的だと思います。

体は、すべての基本。

この優れた和食は、大切にしなければいけないなあと思います。

今、前世の番組が大流行ですが、大事なのは、なぜ自分が今、日本のこの場所にいるのか?っていうことなのかな。

きっと意味があって、今の現世に存在して、今の家族と、友人と、たくさんの人に囲まれて生活しています。

世界の歴史において、生きているのがこれほどエキサイティングな時代はないと思います。

毎日が提供してくれる無限の可能性は、つかめるのでは?

海を見ながら、深呼吸をして、

何だかそんなことをいつも考えています。

ごめんなさい。またこんなに長くなってしまいましたね(笑)

    ~長いついでにです~

明日で、このブログも終了しますが、皆さんから本当にあたたかいメッセージをいただいて心から感謝しています。

ありがとうございました。

今後、ホームページに移行しますが、このブログも、演奏会などのお知らせもありますから、

月2回くらいは少しだけ載せていこうと思っています。わりと火曜の朝が、時間も取れるので、たとえば来年1月は、16日と30日とか・・・

あと音楽家のお墓シリーズも、生徒さんからも続けてほしいという声が多く、これは、資料を読んでまとめて、写真を貼ってもすぐ出来てしまうので、

もうしばらく続けますね。

旅行記のほうは、またやり方を考えてUPできるときにしておきます。

 

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