ピアノと海と花との生活 Ⅰ

海まで歩いて1分、大好きなピアノと花との毎日

smile!

2011-04-23 | 

咲いてくれてありがとう!

ほんとにそんな感じの我が家の水仙姫たちです

チューリップと違って、水仙は毎年、植えっぱなし。

そのうえ、分球してくれるので、毎年お花が多くなる!

ガ―デナーなんてとても言えない私ですが、今年は少し時間がとれそう。

新しい家に越してから、ほとんど土を作ってない。

前の家の時は、狭いながらも、色々植えていたので、

どんどん土も良くなっていった。

私は、常に、スポーツと、土いじりをしていないとどうも調子が悪いのだ。

これはどこからか、種がとんできた?

去年から咲きだしたすみれ!Cute!

週に1度、1キロ泳ぐというのもやっと再開。

40代女性で、1時間にやるスポーツで、1番消費カロリーが高いのは、クロールだって!

私の場合、クロールや平泳ぎや背泳ぎ、休みながら、ゆっくりゆっくり泳いでいるので、

ちょっと違うかも(笑)

それにしても、スポーツジムに通ってる50代、60代の人たちの、肌がきれいなことといったら!

ヒップホップもすごく平均年齢が高いクラスで(笑)

でも、みんなぴっかぴかの肌。

あれだけ汗かくと、代謝がいいんだろうなあ、といつも感心する私。

スポーツで汗をかくと、身体のすみずみの毛細血管が開くらしいので、

やっぱり身体を動かすって大切なんだと思う。

私は、もともと体育会系なので、このバランスがくずれるとよくないのだ。

ピアノの時間を出来るだけとって、どうやってあとの時間を作るか?

という永遠の課題。

 医科大の、音楽療法の方達に依頼され、新しい病院の患者さんのための、

音楽療法プロジェクトをすることになりました。

楽しみです。

学校コンサートも、各学校の校長先生や、PTAの方々から次々依頼が来て、

順番にきまりそうです。

自分のコンサートも、決まっていきます。

人生は不思議だ。

点から、線になり、やがて大きな流れになる。

人と人との結びつきは、本当にありがたいです。

自分の出来る事を精いっぱいしたいです。

つぼみの姿って、もうすぐもうすぐ咲くよって、

ひたすら前向きですごく健気だ。

来週から、ラ・フォル・ジュルネ始まりますね

短期間に集中してすごくハイレベルなコンサートがはしごできる夢のような週間!

去年は3日間で20公演はしごした。

今年は少ないかなあってチケット数えてみたら、

2日ちょっとで13公演!

去年とだいたい同じペースだ(笑)

 

 

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大震災からの復興支援コンサート

2011-04-19 | 音楽

生きていると、あまりに感動して、言葉にならない、という出来事が、たまにある。

昨晩のコンサートがまさにそれだった。

私は、コンサート評をもう書かないときめていたけど、

本当にあまりによくて、感激して、泣いたコンサートだったので、

書いておこうと思います。

昨年の2月28日、私は仙台にいた。

ラ・フォル・ジュルネで、ショパンを弾くため、次々コンクールをうけていたのだった。

アールンピアノコンクールの予選・本選と進み、

曲をバラード1番から2番に変え、2週間もなく仕上がらないまま入ったエリア大会の仙台だった。

ホールに行ったら、小ホールというのがあり、

9時から3時まで、ぎりぎりまでねばって弾き続け、ふらふらになって出た舞台で、

思いもかけず、たくさんの拍手をいただき、奇跡的に合格し、全国大会が決定した。

仙台駅前のビジネスホテルにもどると、TVのニュースが大変なことになっていた。

その日は、あのチリ大地震の津波が、東北地方を襲った日で、

ついさっきまでコンクールをしていたホールが、付近の住民の方の避難場所になっていたのだ。

その地域は、若林地区の方達だった・・・

今回の大震災の津波のニュースを知った時、

私はショック状態に陥り、リサイタル前にもかかわらず、ピアノが弾けなくなってしまった。

 

今回のコンサートの事がOEKのホームページにのっていた。

このコンサートは、石川県の知事さん、谷本さんや、井上さんが発起人になり、

演奏活動の中止を余儀なくされた仙台フィルの方々とOEKとの合同特別コンサート。

入場料収入から公演経費を除いた全額を被災された方々への資金として、

仙台フィルに預託するそうだ。

指揮者の山下一史さんの悲痛なコメントがのっていた。

震災後、団員の方々の生活もままならず、6月までの定期が全部中止になったそうだ。

私は、いてもたってもいられず、金沢駅で、諸江屋の’はなうさぎ’っていうかわいい落雁(らくがん)を、団員の方々分買って(ちっちゃいけどおいいしんですよ!元気になる!)

県立音楽堂に走った。

 

プレ・コンサートはいつもききに行ってますサックスの筒井さんとハープの上田さん、ピアノの堺先生。

昨年の新人登竜門コンサートの角口さんのコンサートの案内があり、筒井先生の福島から非難されたお母さんの事をきいていた。

とてもいいプレコンサートでした!

コンサートホールでは、最初に、慰霊のため、バッハが演奏され、

仙台フィルと合同のプログラムが始まった。

安永さんがトップだ。

グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」の序曲、シューベルトの「ロザムンデ」間奏曲、

そして、シベリウスの「フィンランディア」!

ヤマハの講師生活最後の年に、生徒20人くらいのエレクトーンと、仲良しの講師のティンパニーで、スコアをまっくろにして頑張った曲。

音楽堂できけると思ってなかった!

山下さんは、力強く、堂々として、整然としたパワーにみなぎるフィンランディアを演奏された。

仙台フィルの皆さん、ものすごく綺麗な音ですね。感激です。

透明な、流れるような弦の流れと、かっちりとしまった木管、金管、パーカッション、すばらしいです!

 

休憩をはさんで、ドヴォルザークの「新世界より」

この曲もスコアももってて大好き!

指揮は井上さんで、ここに欲しいと思う時に欲しい音が来る、しかもバランスが完璧。

どこもかしこも、完璧に成り立っていて、素晴らしい音色、弦が流れて、ドーンと重厚なブラスが重なる。

流れもバランスも最高。

完全な「新世界」だった!すばらしくいい演奏。ブラボー!!

アンコールはOEKトップで、井上さん指揮で「利家とまつ」きゃー!豪華バージョン

今度は、SPOトップで、もしかしたら・・・とおもってたら、山下さん指揮で、

「独眼竜正宗」!うわーなつかしい~

独眼竜は、その当時はまってしまって(大学のあとだな?)

ちょうどNHKの見学コースにアナの伯父に連れて行ってもらって、

正宗の衣装の渡辺 謙さんと握手できたのだ!ああ謙さん・・・

そういえば謙さんも被災地訪問されてましたねえ。

仙台フィルの独眼竜は、本当に竜のようで、ものすごい音の渦の竜巻みたいな演奏でした。

ボルテージも最高!井上さんと山下さんが、手を組み合って舞台上に。

ブラボーの嵐の中、観客の方々が、歩きながら舞台下にあつまってきた!

私も前から2番目だったので、一緒に手をたたき続ける。

皆、口ぐちに「がんばれ!負けるな!」と大きい声で伝える。

こんなの初めてだ!舞台の上で、「石川の皆さんありがとう」という垂れ幕をもって答える

SPOの方達。

目には涙。私も、涙でぐしゃぐしゃだ。

そのままの流れで、廊下にでたら、ちょうど山下さんがでてこられた。

私はすぐに「バスの中で、皆さんでたべてください!」と落雁をお渡しし、

少しの間山下さんとならんで廊下を歩いた。

「こんな本格的なコンサートは、震災後初めてです。

私達がやらなきゃいけないことはこれなんだ!」

山下さんの、目にも大きな涙が光っていた。

私はもうぐしゅぐしゅで「本当によかったです。またいらして下さい」というのが精いっぱい。

ロビーでは、金沢の観客の方達とSPOの団員のかたとが握手をし、「がんばってください。また来て下さい」

と、皆、口々に伝え、手を握り合っていた。

音楽はすばらしい、という言葉で表現できないほどの感動。

是非、また、仙台フィルの方々とのコンサートを!

この忘れられないコンサートを再びお願いします!

 

 


春・花・華

2011-04-10 | 

 今日は、金沢市内のホテルで、国立音大の石川県同調会の総会がありました。

毎年、総会になると、新しい年度だなあと感じます。

今年は、同調会設立40周年なので、

同調会会長、サントリーホール総支配人である、原 武先生の講演会も開催しました。

役員なので、昨晩も歓迎会があり、

原先生の、’舞台裏から見た日本クラシック音楽の現状’という

貴重なお話を、2日連続できけて、本当に楽しかったです。

 原先生は、国立音大を卒業されたあと、NHKに入られて、

「名曲アルバム」も最初に担当されたそうで、

撮影の裏話、オケや本番のエピソードなどなど、

本当に興味深いお話ばかりで、ものすごくおもしろく貴重な2日間でした。

募金箱を持って、会場で同調会員の方々から、募金もいただきました。

皆様、ありがとうございます。

我が家の庭は、毎年、ほったらかしの雪柳や、椿も満開。

草たちも元気いっぱいで、またまたガ―デ二ングの季節がきたなあと実感。

 ここ何年か、この桜の時期のすぐあとに、大きな本番を控えていたので、

のんびりガーデニングを楽しめず、

桜を落ち着いて見たことがなかった気がする。

満開のちょっと手前の桜が1番好きかなあ。

今朝のTVで、宮城県の知事さんが、「自粛よりも、どんどん各地で盛り上がってください」

とおっしゃってました。

そうですよね。

金沢、もうすぐ満開desuyo!

 

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