ピアノと海と花との生活 Ⅰ

海まで歩いて1分、大好きなピアノと花との毎日

内灘砂丘フェスティバル 2011

2011-11-27 | 音楽

        さわさわ波が来る 日本海

    サファイヤのような輝く海

      

    空はどうして高い どうしてぼくらよりずっと高い

    海のにおいがするきれいな風に乗り

    鳥たちはターコイズの空を翔ける

 

    空に響き渡る雷鳴をきこう

    海の水がぶつかり合う音をきこう

    風に揺れる木々の声をきこう

    白く美しき光と波は、いのちの記憶

    すべてはおなじ  みんなおなじ

これは、来年1月15日に行われる'内灘町制50周年記念式典’で、

町内の小学5年生と公募した一般コーラスの方々がうたう町民愛唱歌。

町内5小学校の児童全員が、

内灘の自然、未来などテーマにアンケート形式でそれぞれ書き、

そのちりばめられた言葉を、

ニューヨークと東京で活動するシンガー・作詞家のエイミー・カワウチさんがまとめ、

内灘町出身、東京在住の作編曲家、喜多形寛丈さんが、作曲した曲。

これは、清湖小学校の曲です。

町会議員の水口さんから連絡を受け、

清湖小学校へかけつけたのが、10月末。

そこで、すばらしい喜多形さんと、この曲との出会いがありました。

喜多形さんは、NYブロードウェイで初演された日本オリジナルミュージカル「TALK LIKE SINGING」で

話題の三谷幸喜監督、スマップの慎吾君が主演の音楽を担当し、

ブロードウェイの舞台でもピアノを弾いたり、

劇団四季、石川のねんりんピックなど、数々の仕事をしてこられた方。

地元内灘の、親善大使になりたい!というくらい内灘を愛し、

(最近石川県の観光特使になられたそうですが

子供たちの指導にも、全身全霊で取り組んでいらっしゃいました。

あっという間に、意気投合し、

数日後、11月23日に開かれる内灘砂丘フェスティバルで、OEKの曲を、

ピアノが入った曲にしたいと依頼を受けました。

こうして私は、突然、はじめてOEKのメンバーとして、

内灘の大きなフェスティバルに出演することになったのです

      

      日本海美し

         内灘の砂丘 美し

          波の音 聞きて

               生きる人の 心美し



井上靖さんが、内灘を詠んだこの言葉に、喜多形さんが作曲した、

煌めくようなオーケストラ曲「日本海美し・・・」と

いつも、お昼に町内に流れるお馴染みのマーチ、

壮大な編曲で、ピアノが光と波のように流れる変貌した「内灘町歌」  の2曲でした。

送られてくる楽譜を待って、

超短期間で仕上げる、

初めてのオケ合わせ、何もかも初めての経験でした。

 

指揮は新田ユリ先生。

喜多形さんの学生時代から、喜多形さんの自作曲を何度も振っていらっしゃったという間柄。

写真は、左から、町歌を歌われた下村さん、エイミー、新田先生、喜多形さん。

新田先生は、慣れない私に、本当に熱心にご指導してくださり、

この写真も本番後の夜にすぐに送ってくださいました。

ニューヨーク・トロント・東京でシンガー、ダンサー、俳優、ソングライターとして大活躍の

エイミーとの出会いも衝撃でした。

この数日間、本当に充実したかけがえのない時間を過ごし、

私の音楽人生に、大きな意味を与えてくださったことに、

心から感謝します。

1月15日の50周年式典では、

私もピアノを弾くことになり、

18日には、町民ホールでの花の会のコンサートに、

喜多形さんとエイミーに、私も加わることがすぐきまりました

 

   ~つながる未来を星に祈る~

 

本当にそんな数日間でした

 

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金沢脳神経外科病院コンサート ♪

2011-11-16 | 音楽

11月14日(月)午後2時から、金沢脳神経外科病院で、コンサートがありました

これは、もう4回出演し、50回記念、100回記念コンサートにも演奏させていただいた、

金沢医科大学音楽療法研究の、東野さんからのご依頼で、

脳神経外科での、リハビリをかねたコンサートを、

ということで、

実現したコンサートです

皆さんが、大変暖かく迎えてくださり、

いつものようにコンサートが始まりました

術後の患者さんが多いということで、

椎間板ヘルニアなど、腰の手術のあとの方もいらっしゃるときいていたので、

体操もどうかなあと思っていたのですが、

’かたかたたいそう’も皆さん、最初からすっごくのってくださったので

「指が大変だったら、体でリズムのるだけでいいですよー」

といってやりましたが、

ホントに皆さん、のりのりで

「出来たぞー」とか声をかけてくださったりして、大盛り上がり

いつも、コンサートをしながら思うのですが、

初め、クラシック曲を弾いているときは、

皆さん、静かに、でも本当に熱心にきいてくださいますが、

体操が始まると、「何だ?なんだ?」という感じで

一気にボルテージがあがっていきます。

すぐ会場が一体になる感じがあり、

生き生きした笑顔で、皆さんのエネルギーで会場があふれます

私も、ほんとうに楽しいので、

テンポをどんどんあげていって、皆さんといっしょに次々、動きを変えていきます

曲を弾くときも、必ず、時代背景や、作曲家の話をしていますが、

これもすごく好評です。

ショパンの「子犬のワルツ」のときは、

ショパンの少年時代の授業中にかいてた、先生の落書きスケッチとか、

後にいっしょに住んでたジョルジュ・サンドの話などもするのですが、

これが皆さん、また大好き

「ショパンも、人間らしいんやね」と途端に曲に興味をもってくださいます。

’クラシックであそぼう!’も大盛り上がり。

次回は、輪島の百寿苑のように、簡単な楽器で、合奏もいいですね

いつも、クラシックを身近に感じてくださって、

うれしい時間です。

皆さんと’赤とんぼ’を、大合唱し、アンコールの後も、「もっともっとコンサートを楽しみたい!」という空気でいっぱいで、

ああ、ホントによかった

また幸せな幸せなコンサートになりました

たくさんの方と握手をし、ロビーでも皆さん、

指体操復習(笑)いっぱいしてくださっていて

来年度から、定期的にこのコンサートをすることになりました。

當波看護部長さんはじめ、お世話になりましたスタッフの皆様、

本当にありがとうございました!

これからもどうぞよろしくお願いします

 

 

 

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アジア5大学学長フォーラム in 金沢

2011-11-12 | 音楽

昨日、11日(金)19時から、日航ホテル30階のグランシャリオで、

アジア5大学学長フォーラムin金沢 の歓迎会で、

ピアノを弾いてきました

これは、金沢大学研究国際部 国際課の池端さんからのご依頼のお仕事で、

ウェルカムパーティーのときの5ヶ国の音楽を、

アレンジして弾くというものでした。

会場には、5大学の中国、韓国、タイ、ベトナムと金沢大学の学長さん、留学生の方、

知事さんは欠席でしたが、金沢市長さん、経済界の方々など、80名ほど。

曲は、1ヶ月前から、順番に、

YOUTUBEでの、各国の民族楽器での演奏や、歌のもの、

などが、次々送られてきて、

それを選んで、ピアノにアレンジするというもの。

学長さんと留学生の紹介のときに1曲、

歓談のときに1曲、日本の曲もいれて9曲。

簡単に出来るかと思っていたら、

これが難しく、

伴奏が、パーカッションだけの曲があったり、

歌は、節が続くのに、西洋音楽的に小節にわけにくかったり・・・

でも毎日やっているうち、

アジアの美しい旋律と、色彩に魅せられて、

自分でも気に入った曲が何曲か出来上がりました。

曲について調べていくうち、アジアの歴史や、日本との関係が、

今まで以上に理解できるようになり、

感慨深いものでした。

当日は、皆さん、とても喜んで下さり、

曲に合わせて、歌っていらっしゃるメンバーもありました。

愛する国の大切な大切な曲。

ピアノの音にすることによって、

太古のアジアの旋律が、はるか彼方から運ばれてきたようで、

本当に幸せな瞬間でした。

お世話になった皆様、

心からありがとうございました。

 

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今年のヘヴンリーブルー

2011-11-06 | 

毎年、10月に満開になる’天上の青’ヘヴンリー・ブルー

新しい家に越してから、うまく育てることができないでいた。

2年前は、ベランダに植えてみたけど、いまいち

去年は、直植えしてみたら、全滅で

秋は、ヘヴンリーブルーと楽しく過ごすことができなくなってた。

それで!今年は、あの’種プレート’でしっかり発芽させて、

植替えして、繊細な苗を夏の間、ホントに気をつけてたら!

バラのアーチにこんなにいっぱい

写真にはないけど、お隣とのへフェンスにも、その間にも、

ものすごい勢いのヘヴンの波・・・

ちょっと予想してた形と違っちゃって、

きれいなラインじゃあないなあと思うのだけれど、

11月になっても、あったかい今年は、

かわいいヘヴンリーブルーは、

数は少なくったけど、元気いっぱい咲き続けてます

夜は、少し色が変わっていく。

神秘的な色

夜のヘヴンもたまらなく好き

 

ハート型の葉なのですよ。

この間、NHKの国谷さんの’クローズアップ現代’で

「宇宙と生命の謎に迫れ~巨大望遠鏡の挑戦」というのをやっていた。

チリの5000メートルのアタカマ高地というところに、

巨大な円形パラボラ望遠鏡が、現在20台。

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3110

2013年までには18キロ半径の中に、

66台も設置される予定だそうだ。

このパラボラアンテナの形が、ヘヴンリーブルーにそっくりで、

すごく勝手に、楽しんでいる私・・・

その巨大望遠鏡の生みの親といわれるのが、

日本人の石黒さんという方。

30年前、長野で1台開発していたけど、

雨が多いので、1年を通じてほとんど雨の降らない5000メートル級の高地を100キロの機材を組み立てながら、

6年間走り回り、

ついにチリのこの場所をみつけたそうだ。

この電波望遠鏡は世界の共同プロジェクトとなり、

世界の科学者が、この20台にもなった巨大パラボラアンテナから、

宇宙の微弱な電波を捉えている。

この望遠鏡の名前が’アルマ’

夏にみたマーラーの映画で、奥さんの名前がアルマだったから、

またすごく気に入った

宇宙には、たくさんの電波があって、生命をはぐくむアミノ酸という物質が、

誕生して、隕石などによって、地球のような惑星に届く可能性があるらしい。

生命のもとになる物質を、

アルマは探しているんだそうです。

9月末から、このアルマが、どんどんデータを送ってきている!

人類のルーツが、宇宙空間に漂っているかもしれない。

太陽と同じようなものは1000億もあって、

太陽系のような銀河系は、また1000億もあるんだそうです

生命というものも、普遍的に宇宙にあるんじゃないかという研究が、

進んでいるらしいです。

これまでの宇宙観が変わっていくって番組でいってたけど、

あまりのスケールの大きさに興奮

先週の水曜日、石川県立音楽堂で、

ピアニストのチッコリーニさんの演奏会があった。

ピアノの演奏会で、あんなに泣いたのは初めてだ。

あんな音が、あるのかなあと思った。

水晶のようにキラキラしていて、

光のつぶみたいだった。

会場の人も、たくさん涙し、金沢のコンサートでは珍しいスタンディングオベーションになった。

神様が、ステージに下りてきてくださって、

目の前で演奏されてるんじゃないかっていう気までして、

ただただありがたく、その場所に自分がいれたことに感謝しました。

11月の空に拡がる大好きなヘヴンリーブルーは、

秋の空にまっすぐまっすぐ、伸びてます・・・

 

 

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