曹洞宗雲洞庵を拝観後、八海山酒造「雪室」見学・・・
豪雪地に伝わる「雪室」を酒作りに活かし、
大量の雪を収納した蔵の中で熟成・・・
三年の歳月をかけまろやかに育てているという・・・
見学は、1回に15人限定。
あの猛暑を乗り越えまだ雪はたくさんありました・・・
旧交を温め、故郷をめぐったクラス会、幹事さんお世話になりました。
八海山酒造雪室の雪・・・

八海山酒造雪室で3年「雪室貯蔵酒」・・・

雪室内オーク樽貯蔵「風媒花」本格米焼酎と
ラックは個人がメモリアルボトルを預けて3年、本格粕取り焼酎・・・

八海山酒造雪室試飲コーナー

何十年かぶりのクラス会で懐かしく語らい、故郷界隈の古刹を参拝・・・
今から千三百年前、奈良時代 内大臣藤原房前公の母が出家して
雲洞の地に庵を結び、金城山の霊泉で沢山の病人を救い・・・
母堂亡きあとに尼僧院を建立し母の菩提を弔い・・・
以来女人救済の庵寺として信仰されてきたという・・・
その七百年後室町時代関東管領上杉憲実公が藤原末裔の因縁で
庵をうけ、曹洞宗 雲洞庵を開創という
赤門の参道には法華経が一字一石に記し深く埋められ
古来、踏みしめてお参りすると御利益ありと信仰されてきたという
雨の古刹参拝も風流だけど、紅葉の季節は素晴らしいでしょうね
画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください。
雲洞庵赤門・・・

雲洞庵参道・・・

この参道に法華経が一字一石に刻まれ埋められているという・・・

あらかわウォークⅡはあづま総合運動公園から地蔵原堰堤へ・・・
荒川は阿武隈川水系の1級河川で、吾妻山系の鳥小平湿原からの
湧水を主な水源として幕滝を経て土湯温泉街へ水量を増して流下・・・
急峻な谷を下った荒川は、大雨のときには扇状地で洪水をひき越し
農地に被害を与えてきたが、長年の努力により沃野となったという・・・
地蔵原堰堤は荒川の洪水対策の一環として、大正4年に完成
その後、昭和13年に修復され現在の重厚な大地蔵原堰堤が出来たという
扇状地の扇頂部に位置し、下流部には副堰堤を付け
河川改修工事の最初に建設された基幹的役割を担う砂防堰堤という・・・
地蔵原堰堤を眺めながらランチのあと、0.8Km先の大暗渠砂防堰堤へ
長さ252m、半円形の暗渠を9ヶ所持つ砂防堰堤で平成18年竣工という
ここで対岸にもどって出発地点へ・・・
昔の人は、豪雨による氾濫や土石流などの被害のたび
水防活動、河川工事に携わり大きな石を運んだのだろう・・・
こうした歴史的治水・砂防事業の取り組みが
土木遺産、登録有形文化財として認められ・・・
「霞堰と水防林による近世からの地先治水と大正・昭和における
砂防堰堤群等の直轄事業とが融合した治水砂防システム」(長っ)
として、平成19年度選奨土木遺産に認定されたという・・・
多くの人が関心を持ち、次世代へ継承されるといいですね・・・
画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください。
地蔵原堰堤(大正14年完成、昭和13年修復)・・・

地蔵原堰堤・・・

大暗渠砂防堰堤(平成18年完成)・・・

江戸時代に築かれた霞堰・・・
