映画と音楽とゲームと旅と。。

映画鑑賞、コンサート記録、ゲームプレイ日記、旅行やグルメなどを備忘録としてつづります

「千住家にストラディヴァリウスが来た日」を読んで

2006-06-25 14:59:19 | 本と雑誌

少し前にストラディヴァリウスを購入された千住真理子さんのお母様が書かれたエッセイ「千住家にストラディヴァリウスが来た日」。



製作されてから、一度も誰の手にも弾かれたことがなく300年間眠り続けていたストラディヴァリウス「デュランティ」。それだけでもドラマなのに、なぜか3番目の候補者だった千住真理子さんの手にやってきたことそのものがものすごいドラマ。まさに運命的な出会いだと思うし、前の持ち主の「投機目的や博物館などでなくて、演奏家の手に」という遺言を残したところもすごい。大切にいつくしんだヴァイオリン、今まで歌ったことのないヴァイオリン自身が「歌いたい、演奏してくれる人の手に渡して!」とお願いしてたのかなぁとしか思えません。



このエッセイを通じて妹思いのお兄さんたちのすごさも伝わってきます。芸術家ならではの価値観とか、それを応援してあげたいという気持ちにも感動します。



このヴァイオリンを使って演奏されているCDのうち、私はやっぱり1枚目の「カンタービレ」が好きです。特に1曲目の「愛の挨拶」(エルガー)はその透き通るような高音、中間の語りかけるような中くらいの音域、目をつぶって聞いていると心が洗われて涙が出てきてしまう。なくこともストレス発散・・日々の労働で疲れた私も癒される一枚。







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