本日は部長秘書の送別会。ちょうど株主総会などが行われて、偉い人々の人事が決まっていき、それにあわせて人事異動に伴い、送別会も相次いでいる。秘書の人事もそれにあわせていろいろ動いています・・本日のお店はこちら。ここ数日、深夜まで残業してたせいかビールだけでかなり疲れてしまいました。明日もまた退職される部長の送別会。やはり寂しいものです。
今日は終電がなくなったので、タクシー帰り。やっぱり道に詳しい個人タクシーさんがお気に入り。東京にはおよそ2種類の個人タクシーがあります。東個協(東京都個人タクシー共同組合)=でんでんむしマークと日個連=ちょうちんマーク。たいがい、会社の帰りは東個協さんが止まっているのでそれに乗りました。やっぱり、個人タクシーさんは経験が長いのでどのドライバーさんになっても、道をよくご存知ですし、おしゃべりも楽しいです(ときどき例外もいらっしゃいますが・・)。今日は井の頭通りの起点(渋谷の西武デパートのA館とB館の間)からNHKの西玄関の前を通るルートですいすいと帰り着きました。20分くらい。
目下のマイブームは忍者もの。昔のNHKドラマ「風神の門」DVDを購入して久々に感動(その話は別途)、忍者系時代モノを読みたくなって本屋で探して山田風太郎のシリーズ第1作目「甲賀忍法帖」を読み始めました。これって先日映画になった話なので、そっちもレンタルで借りてみようと思ってます。。でも、かなり特異な体質による忍術・忍法が多くて恐ろしいしちょっと気持ち悪い。30分足らずの通勤時間で読んでいるので、思ったよりはかどらない・・明日は読み終わると思いますが、次は違う本にしようかと。忍者系で面白い本があったらどなたか教えていただけないでしょうか。運動能力とか技術とかが勝っている忍者君がでてきて、適度にロマンスがあるような。
少し前にストラディヴァリウスを購入された千住真理子さんのお母様が書かれたエッセイ「千住家にストラディヴァリウスが来た日」。
製作されてから、一度も誰の手にも弾かれたことがなく300年間眠り続けていたストラディヴァリウス「デュランティ」。それだけでもドラマなのに、なぜか3番目の候補者だった千住真理子さんの手にやってきたことそのものがものすごいドラマ。まさに運命的な出会いだと思うし、前の持ち主の「投機目的や博物館などでなくて、演奏家の手に」という遺言を残したところもすごい。大切にいつくしんだヴァイオリン、今まで歌ったことのないヴァイオリン自身が「歌いたい、演奏してくれる人の手に渡して!」とお願いしてたのかなぁとしか思えません。
このエッセイを通じて妹思いのお兄さんたちのすごさも伝わってきます。芸術家ならではの価値観とか、それを応援してあげたいという気持ちにも感動します。
このヴァイオリンを使って演奏されているCDのうち、私はやっぱり1枚目の「カンタービレ」が好きです。特に1曲目の「愛の挨拶」(エルガー)はその透き通るような高音、中間の語りかけるような中くらいの音域、目をつぶって聞いていると心が洗われて涙が出てきてしまう。なくこともストレス発散・・日々の労働で疲れた私も癒される一枚。