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古館らマスコミは「当て逃げ」と決め付けていますが、幸吉丸の方は大型貨物船に気づかなかったんですか?

2007-02-15 17:35:54 | マスコミ批判

幸吉丸の事故に関してはあまり知らなかったのだが、とりあえず昨日の報道ステーションを見た。

「当て逃げ」を否定していたマルエーフェリーに対して、「そんなことはないはずだ」とばかりにこの番組に限らず東大教授がレーダーに映るはずと言ってる証言などを出しているが、本当にこの人たちは当て逃げしたと思っているのだろうか。

テレビを見ているといかにも東大教授や船舶関係の人などが「当て逃げした」と主張しているように見えるが、自分にはそのことがまず疑問符である。

専門家がどうこういう前にまず大型貨物船と小型漁船と衝突した場合、まずどちらが衝突の危険に先に気づきやすいかなどを考えるべきではないか。

テレ朝は問題の船が東京に近づいているところに船を出して中継していたようだが、そのビデオを見ればどう考えたって小型漁船の方が先に大型貨物船に気づくはずだと思う。


したがってこのニュースのなかで以下のような発言には首を傾げざるをえない。

こちらをご覧ください


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12日に救助された船長是沢幸広さん(48)(日向市細島)ら乗組員3人は「大型船に衝突された。船体に漢字が見えたが、日本の漢字ではなかった」と話しており
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「衝突された」と言っているが、大型貨物船が小型漁船に衝突するという事はできるのか疑問である。

どう考えたって小型漁船の方から大型貨物船に近づいたということの可能性のほうがまず高いのではないか。

またテレビではかつて同じ船が起こした衝突事件での「被害者」の証言を出していたが、その裁判の結果など詳しいことは一切でていなかった。

とにかく一方的に「大型貨物船」が小型漁船を「当て逃げ」したと決め付け、一切反論はさせないし具体的なことも一切言わさないわけである。

これは柳澤発言でも見られたような、マスコミによる一種のファシズムだといってもいいのではないか。

ファシストににらまれた側は反抗すればするほど自分たちの立場は悪くなるので、全てに関して謝る以外のことはできなくなる。

しかし、この事件に関しては今まだ捜査が始まったばかりであるが、とにかく結果はすでにマスコミや一部の船舶に詳しい関係者や専門家によって決められているわけである。

何度か船に乗った事のある人、あるいはテレビなどでこの船を見た人はこの大きな船の船体を一目見ればこれが少なくともどの国の船かは一目瞭然であり、漁船に乗っている人であれば会社の名前だってすぐに分かるはずなのである。

したがって、上のページのタイトル自体が非常に不思議であるし、幸吉丸の船員の証言で「日本の漢字ではなかった」という部分はどう考えても不自然である。


たいていの人にとっては幸吉丸があたったことに大型貨物船が気づかなかったことが「不自然」とうつる様だが、自分に言わせれば幸吉丸が大型船の会社がわからなかったこと、さらには「衝突された」と言っていることのほうがよほどふしぎである。

そもそも「当て逃げ」という乗用車と自転車の衝突の場合に用いるような言葉を用いていること自体が船の衝突ということをどれだけ理解しているか疑わせるもので、マスコミだけでなくコメントしている学者や船舶関係者にしても果たして一体何度類似の船舶に乗った経験があるのか聞きたい気さえする。


まず幸吉丸は9トンほどで貨物船は4000トン近くであるらしい。

あたった部分は船首付近のようだ。

当日の天候はよく分からないが、波もあるだろう。

貨物船には13人乗っていたらしいが、まず操縦する部屋は船体の上のほうにあるので、衝突した音は聞えないであろう。

また無線が流れっぱなしになっている可能性もあるので、なおさら気づきにくいであろう。

またレーダーに関してもどれだけ精密にうつるのかは分からないが船舶法で最新のものを装備することが義務付けられているのかどうかも分からない。

東大教授がレーダーで分かるはずであると断言するにはそれなりに根拠を示すべきだと思うのだが、全く具体的根拠は示されなかった。

また衝突のさいは波と一緒に当たるので音も衝撃も波にかき消される部分が多いだろう。

それと波はそれほど大きなものではなくても船は波の間に見え隠れするものだし、波自体も白く立ってくるので、船と波を見分けるのも難しいのである。

また船が揺れている場合などにいかりが揺れる音が響くことなどはあると思うし、すえつけの家具などが揺れてカタカタなることもあるであろう。

また船員同士話していたりなどすれば外界からの音は聞えにくく、よほどの衝撃がなければ、むしろ異常事態には気づきにくいのではないだろうか。

したがって、大型船の方から小型船を見つけるのはかなり難しいし、ぶつかっても大型貨物船の方が気づかないというのも決して信じられなくはないというのが自分の理解であって、マスコミなどがそれとまったく逆の見方をしているのは、船に詳しいとかそういうレベルではなくて、被害者が出た小さい方は「善」で、被害者を出した側は加害者でありすなわち「悪」であるというきわめて単純な勧善懲悪にもとづいた国民感情、大衆心理を利用として、自分たちが「弱いものの味方である」という印象を無理やり作ろうとしているだけでにすぎない。

古館は不二家の話しなどを持ち出して企業倫理を云々していたが、果たして幸吉丸のほうにはまったく問題はなかったか。

漁船ということだが、なぜカメラマンが乗っていたのだろうか。

貨物船は日程も決まっているし、船員はものすごい激務ではないだろうか。

一人は調理師であるとすれば、三食毎日準備し,かたづけるのも大変である。

航海士ももちろん緊張があるだろうし、那覇と東京だと片道3日弱だろう。

そのほかの船員の仕事は荷物の上げ下ろしや設備の保守点検などがあってけっこう大変であろうから「見張りを付けろ」と言ったってそれも常に完璧は期待できるかどうか難しい。

小型船が大型船にぶつかるまで気づかなかったのに大型船のほうが気づくのはむずかしいだろう。

それはかなりきついたびであるはずだが、離島にくらす人たちにとってこの船や会社がどれだけ必要なものであるかなどはまったく報道されていない。


これだけマスコミからたたかれれば、自分も残念ながら見殺しにするしかない。

しかし今のように貨物船の側だけをたたいていればこれから安全が確保されるというものではないだろう。

今までの事故にしたってどちらに有利な判決が出たのか知らないが、注意義務は小型船舶にあるとしなければどうしようもないと自分は思う。

マスコミも勝手にこの船に近づいて撮影しているがそれも危ないですよ。

マスコミはいつも問題があがるとそこへちかづいて行って「おすなあぶない」と叫ぶわけであるが、おかしな話である。

もうすぐ沖縄に向けて出向するらしいが小型船などのほうにこそ気をつけてほしいと思わずにはいられない。


古館やマスコミは自分たちと違う意見は一切シャットアウトして自分たちの主張に沿う意見ばかり流しているようだが、そっちのほうがむしろ企業倫理をとわれるべきだと思うが、企業倫理がない連中には倫理を問うても無駄であることがよく分かった。

それとこんなに毎日タイピングしてると腕や背中などは痛くなるし疲れるということもよく分かった。

マスコミのファシズムによって地方の物流などに重要な役割を果たしている船舶会社が抹殺されるのを見るのは悲しいがどうしようもない。

郵政民営化で地方が困ると言っていたが、この報道の仕方こそ中央の発想による「地方切り捨て」である。

以下15日22:50頃追記
今日は古館はフェリー会社は気づかなかったではなく見張りをつけて気づかなきゃいけないと言ってましたが、では、幸吉丸はぶつかるまで気づかなくてもいいわけですかね。
ようするに関係ない人があたりまえのことやら適当なことその場その場しゃべってるだけだね。
もうテレビなんか見たくないよ。とかいって見てる自分。。。。

でもなんか微妙に言い方昨日と変化してない?

意外とちゃっかり一歩後退してるような。。。

という自分も何度か書き直してますがね。

どうせこのフェリーの会社は抗議できないようにさせてるんだから自分が何を言っても無駄だけど。