ツレヅレグサ

雑記と愚痴と、時々小説

「つれづれ日記」って結構多いな・・・

2006-06-11 14:41:49 | 日記
はい、最近小説を書いているakkiyです。
ひとこと言っていいですか?



「つれづれ」のつくブログって多いんやな。



って俺のも「つれづれ日記」なんだけど。
なんでそんな事を突然言い出したのかというと。
検索したんですよ、試しに。ググったんですよ。
そしたらね、なんか「つれづれ」のつくサイトがドヴァッてね。
出てきたわけよ。いやー参った参った。
俺のが出てこーへんやん(怒)。
なるほど。そういうことだったのか。(ナニガ

そんな訳でそういうくだらない事をしてみたりするわけです。
akkiyのくだらない遊びです、正直言って。

まったく、課題がややこしい。フローチャート書けだと?
どう書けって言うんじゃい。ペイントでか?
まあいいや。さっさと仕上げて送信しちまおう。
じゃあまた。

ではでは。


Red Sparrow(3)

2006-06-11 14:19:49 | 小説
  Red Sparrow -Akasuzume-

 第三話『刺客と剣豪』

 第三の現場に到着したのは、昼を少し過ぎた頃だった。俺たちはファーストフードで軽く食事を済ませた。
はっきり言うが、都会の飯というのは大概不味い。俺はあの街の食事の方が美味しかったと考えながら食った。
一方、ドネットの方はこの飯の方がましだというような顔でサンドイッチをほおばっていた。
当然だろう。俺も軍にいたときは軍の食事がうまいとはまったく思えなかった。もちろん今もだが。
何であるにしろ、とりあえず腹ごしらえを済ませた俺たちは現場に入った。今度は立体駐車場だ。
「ご苦労様です」
鑑識は俺たちに気づくとそう言いながら近寄ってきた。説明を聞くが、結局第一の現場と同じような状況だった。
「本当に不思議な事件ですよ・・・いや、失礼」
「まったくだ。何かわかったらこいつ(ドネット)に連絡してくれ」
「・・・ってなんで僕なんですか!?別にaaaさんが連絡受ければいいじゃないですか」
「別にいいだろ。それに俺は『一応』退役してるから、いろいろと問題があるわけだ」
それは事実だ。現に軍の名簿から俺の名前は消えている。その理由はまた別の機会に話す。
話を戻すと、俺は現場に残った血の跡(データの欠片)を観察した。血は被害者の倒れていた場所を中心にして、
1メートル四方にまで広がっていた。おそらく心臓でも貫かれたか。
「それにしても」
とドネットはつぶやく。
「先ほどの怪しい人物もこの事件と何か関係があるんでしょうか・・・?」
「たぶんな。もしかするとそいつが殺したっていう落ちかもな」
とりあえずはこの現場も調べきった。残るはあと三つの現場だ。といっても、あまり期待はできそうにない。
「じゃあ何かあったら連絡してくれ」
「了解。大尉殿と少尉殿も気をつけてください」
俺たちは現場の立体駐車場を後にした。
 外に出てすぐ、俺は携帯端末を取り出した。そしてあの情報屋に電話をかける。
「もしもし、aaaだ」
すぐに情報屋、レモンが電話に出た。
『ああ、お前か。そっちの事件はどんな感じだ?』
なんだ、やっぱりこいつもうこの話を仕入れたのか。そう考えながら、俺はそのまま話を続けた。
「もう知ってるのなら話は早い。被害者が発見されたときの状況についての詳しい情報はあるか?」
『ちょっと待て、・・・あったぞ。で、どの情報が欲しいんだ?』
「被害者の倒れていた位置とその倒れ方、方角、詳しい外傷とかが詳しく知りたい。いくらだ?」
俺とレモンのやり取りを、ドネットは別に気にすることなく周りを警戒していた。
『そうだな・・・現場は四ヶ所だから一ヵ所につき5000、合計25000でどうだ?』
「よし、それで手を打とう。金は後で振り込んでおく。とりあえず俺の仮想サーバに落としといてくれ」
「わかった。あとこれは噂だが、そこら辺には殺し屋がいるらしいぞ。お前も気をつけろよ」
殺し屋か・・・。もしかすると、ヤツがその人物なのかもしれない。俺はそう思いながら通話を切った。
「用事は済みましたか?」
ドネットはそう言いながらも、ずっと辺りを警戒している。
「ああ、もしかするとこれで何かがわかるかも・・・」
そこまで言いかけて、俺はまた背後に殺気を感じた。今度はなにやら武器を持っているようだ。
「関わるのはやめろといったはずだ。聞いてなかったのか?」
おそらく今の状態では、確実に俺はやられるだろう。ドネットの背後にも誰かがいるようだ。
「もう一人増えたんだな。お前の弟子か?」
「話をそらすな。忠告を聞いていればよかったものを」
「やめとけ、ここじゃほかの奴らの迷惑になるぜ。カタギの連中を困らせるわけにはいかないだろ?」
そのとき、俺の背中に鋭く冷たいものが向けられた。さすがに言い過ぎだったかな?
「ふざけるのもいい加減にしたらどうだ?」
声の主はそう言った。俺はドネットの方をチラッと見る。ドネットはこっちに向かってウインクした。
「ああ、そうするよ。この悪ふざけでなっ!」
俺とドネットは同時に言いながら足を払った。後ろの刺客はバランスを崩したようだ。その隙に俺たちは逃げた。
「ドネット!人気のない所へ逃げるぞ!」
「は、はい!」
 背後では刺客二人が立ち上がって、俺たちの方を睨みつけていた。
「逃げられると思っているらしいな。いくぞ」
もう一人はコクリと頷いた。そして次の瞬間には、2人の刺客は姿を消していた。
 そしてざわめく群衆の中に一人、眼帯の青年が何かを考えるように見つめていたが、すぐにいなくなった。

 どこの街でもそうであるように、地下の世界というものは存在する。俺たちは地下の非常用貯蓄倉にいた。
「・・・うまく撒いたか・・・?」
「そうみたいですね・・・」
俺たちは呼吸を落ち着かせながら周りを見回した。そのとき、遠くの暗がりから二つの影が現れた。
「・・・撒けなかったようだな・・・」
俺はそうつぶやきながら、拳銃に手をかけた。二人の刺客が近づいてくる。その顔は不気味なマスクで隠されていた。
そして一人の手には細身の剣、もう一人の手には戦斧が握られていた。
「どこへ逃げようと逃れることはできない。忠告を聞かなかったことを後悔するんだな」
戦斧を持っている刺客-俺たちに忠告(脅し)をしてきた奴-がそう言った。
「後悔?そんなものあるわけないだろ。お前らのほうが後悔するぜ」
俺は奴にそう言い返すと、銃を抜いた。
「戯けた事を。やれ」
奴がそう言った次の瞬間、もう一人が俺に突きを見舞った。俺は危ないところで攻撃をかわし、発砲した。
パン。乾いた発砲音が響き渡った。しかし、標的には当たらなかったようだ。
刺客は再び剣を構えると、俺に向かって突撃した。俺はぎりぎりのところで攻撃をかわし、受け止めた。
やはりなかなかのやり手か。俺はそう思いながら攻撃を受け止めた。
 ドネットの方も、あの男と一戦交えていた。どうやらドネットは軽量型の自動小銃を携帯していたらしい。
連続した発砲音が響く。そして斧の空振る音もそれに混じっている。さすが特務隊という感じか。
「何でそんなに早く攻撃できるのか不思議ですね」
ドネットはそう言いながら、自動小銃を一連射した。そのうちの数発が刺客に命中した。
だが、相手は防弾チョッキでも着ているのか、まったく効いた様子はない。再び戦斧を構えた。
ドネットは再び発砲するが、ついに弾切れになった。そして襲い掛かる斧。
「うわっ!」
ドネットが叫んだとき、斧が下ろされた。しかし、それはドネットに当たってはいなかった。
「・・・なかなか楽しそうじゃないか」
青年らしきその声は、青い刀身の刀で斧を受け止めていた。
「貴様っ、何者だ!?」
刺客は驚いた口調でそう言った。青年は何も答えず、斧を押しやる。
「何者かはわからないが、邪魔をするのなら殺すのみだ」
刺客はそう言って再び戦斧を振り上げた。その青年ももう一振りの刀を抜いた。
その刀身は氷のような青い剣とは対照的に、燃えるような紅い刀身だった。
「二刀流か。あまり攻撃力に違いはないが」
そして次の瞬間には、双方の刃がぶつかり合っていた。激しく散る火花。
だが、俺はそれを見る暇もなく、もう一人と戦っていた。そいつは素早く突きを繰り出す。
俺は攻撃をかわしつつ相手を撃つが、効果はないらしい。じゃああの弾使ってみるか。
俺は拳銃の弾倉を抜くと、別の物と交換した。そして再び発砲した。
そして撃つと同時に俺は距離を置いた。銃弾が刺客の腹部に直撃した。そして閃光が走り、爆発が起こる。
俺が装填したのは炸裂弾だ。しかも特注品で、従来の物とは威力が桁違いに高い。
刺客の攻撃がやんだ。さすがに腹部が破裂したのだから、無事ではないだろう。
「やったか・・・?」
そう思ったのもつかの間、再び斬撃が襲い掛かってきた。それでも効いていないらしい。
「くっ」
そう思ったとき、攻撃がやんだ。見れば、刺客の片腕が吹っ飛んでいた。
「退くぞ」
青年と切り結んでいた刺客がそう言うと、もう一人は黙って頷き、剣を納めた。
「今日のところはこれで退く。だが、次に会った時は必ず殺す!その男もだ!」
「逃げる気か!」
俺が叫んだときには、二人の姿はすでになかった。残っていた腕も、すぐに崩壊を起こして消滅した。
「・・・逃げられたか」
青年はそう言って刃についた血を振り払うと、鞘に納めた。
「ええ。それにしても助けていただいてありがとうございました」
ドネットが奴に言うと、奴は無表情で
「別に助けるつもりはなかった。そこにお前がいただけだ」
といって立ち去ろうとした。そのとき、俺はそいつの正体を思い出した。
「ちょっと待てよ。お前どっかで見た顔だな」
「以前にあった憶えはない」
「そうじゃなくて、お前の名前、『紅』って言うんだろ」
その瞬間、奴は刀に手をかけた。どうやら敵と思ったらしい。
「別に戦おう等とは思ってない。何でお前みたいな奴がここをうろついてるのか気になっただけだ」
俺が付け足すと、紅は刀にかけていた手を戻した。
「どうであるにしろ、ここに長居は無用だ。ついてこい」
紅がそう言って歩き始めたので、俺たちはその後をついていった。

 そのころ、BAI者の会議室では、蒼と役員四名が集まっていた。
「我々の計画についての会議を行う。まず、手元の資料を見てくれ」
役員は資料に一通り目を通す。その表情には驚きと興奮が入り混じっている。
「どうだね、すばらしいとは思わないか?この計画によって新時代が切り開けるのだよ」
「俺もそう思うぜ。で、実行はいつだ?」
フサギコ系のAAがまるで親友に言うかのような口調で答えた。
「必要な設備が完成次第、計画に取り掛かる」
「ところでCEO。近頃軍が我々に疑いを持っているそうだが?」
無表情のフサギコが蒼に問いかける。彼は軽く頷きながら答えた。
「それはまた事実だ。しかし、軍にはこの計画がわからないよう工作はしてある。
 少なくとも計画実行までは情報が漏れないようにはするつもりだ」
「どうであろうと努力する、か」
「そういうことだ。では、計画については社外に漏洩させないよう。失敗は許されない」
「了解」
蒼は彼らを見ながら笑みを浮かべた。

 次回予告
まさかこんなところで伝説の剣豪と会うなんて。
話には聞いていたけどすごい人だ。
そして謎が解け始める。
次回『紅い眼の男』
紅さんってそんな秘密が・・・

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